狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

漁民に丸投げ!尖閣周辺漁場の調査を

2011-01-14 17:16:42 | 外交・安全保障

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[世界華人保釣連盟」が発足=尖閣の中国領有権を主張
 【香港時事】3日付の香港・台湾各紙によると、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国領有権を主張する民間団体「世界華人保釣(釣魚島防衛)連盟」が2日、結成された。
 同連盟は香港で活動方針を発表し、尖閣が沖縄県の一部とされた日米の沖縄返還協定が調印された6月17日を「釣魚島の日」として毎年活動を行うことを明らかにした。
 連盟には中国本土や香港、マカオ、台湾、米国、カナダの活動家が参加し、「中華保釣協会」(台湾)の黄錫麟秘書長が会長に就任した。
 連盟は今年5月から6月
にかけて、チャーターした客船で香港を出発し、尖閣の周りを航行する活動を計画。ただ、上陸はしないという。 (2011/01/03-15:15)

                                                        ☆
 いささか旧聞には属するが、 香港の週刊誌「保釣連盟」によると、年6月17日には、1000隻の中国船が尖閣諸島に集結し、現在日本が実効支配している尖閣諸島を確保する予定だという。白髪三千畳の中国の事。 信用できしないという向きもあるが、これまでにも200隻程度の中国漁船は尖閣近海を徘徊しており、このように尖閣確保の世界華人連盟までできたくらいだから、今まで以上に多数の中国船が尖閣に集結することは充分予測される。

尖閣近海を警備する海保は、これまでの中国船対応で既に越していると言われ、海上自衛隊出動の声さえ上がっていた。

ところ菅首相は「「尖閣の日」に参加するどころか、朝から内閣改造で延命を計る政局報道に現を抜かし、マスコミ共々尖閣をめぐる日中の対立はすっかり忘れてしまった感がある。

そんな矢先、今朝の沖縄タイムスが菅内閣のとんでもない記事を報じている。

それも一面や社会面ならともかく目立たない経済面だというから、尖閣問題は沖縄タイムスにとってはもはや主権の問題ではなく経済問題認識なのだろう。

尖閣の外国船操業調査

今月から水産庁 取り締まり強化

尖閣諸島周辺海域を含む日本の排他的経済水域(EEZ)内で中国や台湾などの外国漁船の操業が増えていることを受け、水産庁は今月から同海域の実態を調査する。

漁協に委託し、外国漁船が操業する場所や船舶数などを把握して、取り締まり強化につなげる。 国内の漁業協同組合に調査結果を報告、外国船が操業が操業する海域以外での操業を促し、トラブル回避も狙う。 ただ外国漁船の調査や取締りに関連する実態調査を漁協に委託することに「危険がないか心配」と懸念の声もある。(照屋剛志)

漁協に委託 懸念の声も

同海域の外国船の取り締まりは水産庁以外に海上保安庁や沖縄総合事務局も実施している。 道庁は実態調査の結果を同事務局に提供し、効率的な運用を目指す。 尖閣諸島周辺で

海上保安庁の巡視船と中国漁船が接触した事件を受け、件漁連や八重山漁協などが取り締まり強化を要請していた。 尖閣など沖縄西方海域は、中国や台湾の多く操業しており、日本漁船の網や縄が切られるなどの漁具被害が増えているという。 県内の宮古島、伊良部、八重山、与那国の4漁協のほか、全国で7漁協を公募で選定した。 12、13日に石垣市、宮古島で水産庁が説明会を開き、その後各漁協に事業を委託する。 予算額は2億円で、3月末まで。 漁業関係者は「外国船の実態調査や取締りは本来国の仕事」と指摘。 「日本漁船が調査していると知ったら、外国船がどう反応するか分からない。危険の可能性もないとはいえない」と心配する。 一方で、外国船の取締り強化を要望している経緯もあり、「安全操業のためには必要。 早期解決に向けて協力するということだろう。 危険のないように務めてほしい」と話した。(沖縄タイムス1月14日)

                                                     ☆

実に理解に苦しむ記事だ。

いや、記事というより、記事に出てくる水産庁の態度が理解の範囲を越えている。

暴力団が近隣を徘徊し、他人の屋敷に土足で入り込んで自分の縄張りだと言い張った。 暴力団はパトロールする警察のパトカーに車をぶっつける程傍若無人なので、危険を察知した地域住民が、警備を強化してくれと当局に依頼した。 当局はより強力な警備体制を敷くのかと思ったら、何と手間賃は出すから自分たちで暴力団の動向を調べろという。

当局は危険を承知で地域住民に暴力団の対処を丸投げしたのだ。

水産庁が外国船の違法操業の調査を漁協に委託するとは正にこのことではないのか。

そもそも外国船の違法操業に対処するのに水産庁が出てくるのはおかしい。 「尖閣諸島に領土問題は存在しない」という政府の建前論を押し通すためだろうが、中国船の衝突、そして中国船長の釈放という菅内閣の弱腰対応の後、「尖閣に領土問題は存在しない」という文言は、事実上単なるお題目に変化している。

日本漁船が調査していると知ったら、外国船がどう反応するか分からない。

そう、この報道を知った中国側は民主党政府は尖閣の主権を放棄したと判断し、民主党政権の存続する間に、尖閣を実効支配するつもりだろう。

 

 

【おまけ】

尖閣周辺漁場に調査へ

2011/01/12

486万円予算化 3漁協の水揚げ実績受け


尖閣諸島周辺漁場で操業する第五喜翁丸=佐良浜漁港(資料写真)

尖閣諸島周辺漁場で操業する第五喜翁丸=佐良浜漁港(資料写真)

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コメント (4)

◆1/14「尖閣を守れ!」全国統一 街頭署名活動を実施!

2011-01-14 08:07:33 | 従軍慰安婦

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昨日はフライング気味で「尖閣の日」を一日早くアップしてしまい、皆様にご迷惑をおかけしたことを再度お詫びいたします。

本日1月14日は間違いなく初の「尖閣諸島の日」(正式には「尖閣諸島開拓の日」)ですが、今朝の沖縄タイムスには、本日が「尖閣の日」であることを告知する記事はたった一行も掲載されていない。 中国様の嫌がることは記事にしないのが社是である沖縄タイムスとして「尖閣の日」で騒いでほしくないのだろう。

昨日のエントリーで式典には仲井真県知事も出席の予定と書いたが、今朝の沖縄タイムスの「県知事・首長動静」によると、県知事は香港に出張中で、「尖閣の日」の式典に参加を明記しているのは中山石垣市長だけである。 昨年の中国船衝突以来、盛り上がった尖閣をめぐる主権意識が竜頭蛇尾に終わらないように祈りたいものである。

重複するが再度式典の予定はこうなっている。

 石垣市では午後1時半から市民会館で記念式典を行うほか、「尖閣諸島文献資料編纂会」会長の新納義馬・琉球大名誉教授による講演などが実施され、「開拓の歴史と自然展」(~16日)として、写真や史料、学術調査資料なども展示する。

本日は民間団体「日本会議」が石垣市の式典に呼応し、一斉に東京や大阪、名古屋、福岡などの主要ターミナル駅や中心街の街頭で「尖閣の危機」を呼びかけ、16日までの3日間、26都道府県で署名活動を実施する。

沖縄県でも13時から15時にかけて那覇市のパレット久茂地前広場で、署名活動を行う予定である。(詳しくは下記)

署名の請願内容では、(1)尖閣諸島への現地調査(2)周辺での船舶の安全航行・漁民の安全操業を確保できる対策(3)外国漁船の違法操業への警備強化(4)「領海侵犯罪」の制定(5)自衛隊の領域警備などの危機管理-などを急ぐよう政府に求めている。

 

式典に招待されている菅首相は政局の内閣改造で大童、とても「尖閣の日」など構っておれない有様である。

 

今朝のテレビワイドショーは内閣改造一色で、尖閣問題など完全に忘れた状況だが、誰が考えたのか昨日の政局騒動のドサクサ紛れに、人の目をそらすような二つの案件が公表された。


 尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡る公務執妨害で逮捕後釈放された中国人船長と、「ビデオ流失」事件で国家公務員法(守秘義務)違反容疑で書類送検された一色正春・元海上保安官の二人を同時期に不起訴(同)とする方針を発表した。

両事件とも捜査はほぼ終結しており、特に中国人船長については釈放後四ヶ月も経過しており、処分の同行がが注目を浴びていた。 事実上の指揮権発動をしたといわれる仙谷長官は、「不起訴処分の発表」の時期を模索していたが、自身が閣内にいる間、そして「マスコミの注目が政局に向いている間としてはこの時期を措いては無いと考えたのだろう。

尖閣衝突、元保安官と中国人船長起訴猶予へ(2011年1月14日03時06分  読売新聞)

 

一色元保安官の起訴猶予は当然としても、自ら衝突を仕掛け公務執行妨害をして、今なお海保巡視船に与えた1000万円相当とされる損害賠償は未払いの中国人船長に対する処分が起訴猶予ということに納得できる国民はいない。

あれほど大騒ぎしたマスコミだが、中国人船長の起訴猶予に抗議したり、巡視船の被害の損害について問う識者が出てこないのは、どうしたことか。

少なくとも1000万円の損害賠償は張本人の仙谷柳腰長官に請求せよ。

 

【付記】

 

◆1/14「尖閣を守れ!」全国統一 街頭署名活動を実施します

●平成23年1月14日(金)~16日(土)
「尖閣を守れ!」署名活動・全国統一行動を実施します!

22年12月17日、沖縄県・石垣市議会において、1月14日を「尖閣諸島開拓の日」と定める条例案が賛成多数で可決されました(1月14日は、明治28年に、尖閣諸島がわが国領土に正式に編入された日)。
23年同日には、石垣市・石垣市議会の主催で記念式典が開催されます。
今年1月14日「尖閣諸島開拓の日」に、全国各地で「尖閣を守れ!」署名活動の全国統一行動を実施します!皆様、お近くの街頭活動にぜひご参加ください。(◎下記に時間・場所一覧)
なお諸般の都合により、やむを得ず予定が変更になる場合がございますので、ご参加の際には必ず各地の【連絡先】にお問い合せください。

□沖縄県
◎1月14日(金)13時~15時
 那覇市・パレット久茂地前広場
【連絡先】098-868-3697(日本会議沖縄県本部・石田)


◆チラシダをウンロード↓↓↓
senkakut230114

その他、署名の全般的なお問い合せなどは、下記までお願い致します。
日本会議事務総局 電話03-3476-5611 または、
このホームページの右上「お問合せ」からメールでお問い合せください

  

  ◆「尖閣を守れ!」署名活動・全国統一行動 一覧

  平成23年1月14日更新 (追加情報…*◎)

 

 

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