狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

万犬虚に吠えた集団リンチ

2011-12-03 17:11:49 | ★改定版集団自決

 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 
 

産経抄 2011.12.3 03:50

 1日から2年後の3月に卒業する大学生の就職活動が解禁された。4年生の夏が近づいてから「就職どうする?」とぼちぼち会社訪問を始めた「昭和世代」と違い、今は長引く不況で有名大学を出てもすんなりと就職は決まらないそうだ。

 ▼近ごろは、就活には何の役にも立たない小欄のところにも何人か「記者になりたい」と訪ねてくる。そのとき判で押したように聞かれるのが「記者になるためには何が必要ですか」という質問だ。

 ▼正解はいくつもあるだろうが、「信義を守る気概だ」と格好良く答えるようにしている。記者は、頼まれもしないのに他人の悪口を書き、他人にみせたくない暗部を世間に暴くのを生業としているからこそ、人間としての最低限の信義は守らねばならない。当たり前の話だが、実はかなり難しい。

 ▼前沖縄防衛局長が、記者との酒席での発言がもとでクビになった一件がいい例だ。前局長は、小社を除く約10社の記者を居酒屋に集めて、発言を直接引用しないことを前提とした「完全オフレコ」懇談であると念を押し、宴会を始めたという。

 ▼酒もすすんだ前局長は、米軍普天間飛行場問題にからめて「(女性を)犯す前に犯しますよと言うか」と暴言を吐いたとされる。懇談会に記者が出席した琉球新報は、翌日の朝刊1面トップでとりあげ、彼は即クビになったが、同じ新聞人として恥ずかしい限りだ。

 ▼暴言を聞いた琉球新報の記者は、なぜその場で「沖縄をばかにするのか」と一喝しなかったのか。記事にするなら「看過できない発言なのでオフレコ扱いできない」と宣言し、酒杯を伏せて立ち去るのがプロの記者だ。最低限の信義を守ってこそペンの力は光るはずである。

              ☆
琉球新報の暴走について「産経抄」は「同じ新聞人として恥ずかしい限りだ」として最大級の批判をしている。
 
かく言う筆者も「人間として最低の信義もも守れない」琉球新報には同じ県人として恥ずかしい限りである。
 
 
田中防衛局長は、本人が正確には何を言ったかは不透明のまま、集団リンチにあい即クビになった。
 
発言の真偽はともかく、地元紙が一面で報道したこと自体が問題だという。 
 
伝聞情報をもとに付和雷同し追従報道をした他マスコミも問題だが、相手が沖縄というだけで過剰反応し、本人の弁明を聞く前から更迭も止むなしと決めていた政府の態度も問題だ。
 
「一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ」、の世界ではなかったのか。
 
沖縄をことさら腫れ物扱いする政府の態度こそ、ある意味、差別の極地ではないのか。
 
政府、マスコミ共々このように沖縄を特別扱いする悪しき慣例は、今後の沖縄の諸問題の解決に大きな禍根を残すことになりはしないか。
 
            ☆
 

沖縄防衛局長「犯す」発言 正確には何と言ったのか不透明
2011/11/30 19:21 
    
   オフレコ記者懇談の「失言」を報じられ更迭された田中聡・沖縄防衛局長は、本当に報道の通り、「犯す」という表現を使ったのだろうか――インターネット上でそんな素朴な疑問も上がっている。
   田中氏本人が「記憶はない」と否定していることに加え、「記者懇談」での発言の割には、「本社の記者はその場にいなかった」とする間接情報報道が意外に多いことが影響しているようだ。もっとも、発言の趣旨については田中氏への同情論は極端に少なく、批判的な声が圧倒的だ。


夕刊見だしで「犯す前に言いますか」
 
   田中氏の発言とされる「犯す前に言いますか」の文字が、朝日新聞と毎日新聞の2011年11月29日付の夕刊1面(東京最終版)に踊った。

   沖縄の地元紙、琉球新報が、28日夜の「完全オフレコ記者懇談会」で、田中氏が米軍普天間飛行場の移設問題に関連して「これから犯しますよと言いますか」と発言した、との報道を「追いかけた」内容だ。

   ただ、両新聞の30日付朝刊記事によると、朝日は「(懇談での)発言時には同席していなかった」、毎日は「参加していなかった」。
   また、朝日1面記事は、琉球新報報道を引用する形で田中氏発言に触れ、毎日1面記事は、「防衛省関係者によると」として、田中氏が「『犯す前に犯しますよと言いますか』と発言したという」と指摘している。

   沖縄タイムスも同様の「追いかけ記事」を書いているが、「発言時、本紙記者は離れたところにいて発言内容を確認できなかった」そうだ。「(懇談翌日の)29日に複数の出席者に取材し、確認した」としている。

   琉球新報報道などによると、28日の懇談会へ出席したのは、報道9社9人の記者と、防衛局から田中局長と報道室長の2人のため、沖縄タイムスは他社の記者から話を聞いた、と読める。

   勿論、記者たちが普段報じている「誰かの発言」は、伝聞情報のことも多く、「普段の取材・報道と変わらない」という指摘もある。

「『犯す』というような言葉を使った記憶はない」

   しかし今回は、居酒屋で開かれた「記者懇談会」での発言ということで、「発言を確認した取材先は他社の記者」という状況に違和感を持つ人もいるようだ。また、「飲酒」や「周囲の雑音」による影響を想定してか、報道されている田中氏発言の内容の正確さに疑問の声もある

「(発言は女性に対するものだと)勝手に(記者が発言の)行間を足すことに違和感」(ツイッター)といった指摘だ。

   田中氏はどう弁明しているのか。防衛省が公表した内容によると、評価書をいつ提出するのか、に関する話題の際、「私から、『やる』前に『やる』とか、いつ頃『やる』とかということは言えない」「(略)乱暴にすれば、男女関係で言えば、犯罪になりますから」

という趣旨の発言をした記憶があるとしている。さらに、「少なくとも、『犯す』というような言葉を使った記憶はない」とも主張している。もっとも、「今にして思えば、そのように解釈されかねない状況・雰囲気だったと思う」として、「お詫び申し上げたい」と謝罪している。

   弁明を信じるならば、「やる」という表現が、「提出をやる(する)」という意味ではなく、性行為を連想させる言葉でもあることから「犯す」報道につながった可能性も感じさせる。

最初に報じた琉球新報に「出入り禁止通告」
   では、懇談会で田中氏発言を聞いていたが、「オフレコ縛り」を重んじ、琉球新報報道以降に報道した社は、発言をどう伝えているのか。

   時事通信は、「(女性を)犯すときに、『これから犯しますよ』と言うか」

「(読売)記者が参加した」とだけ触れている読売新聞(30日付朝刊)は、「犯す前に(これから)『やらせろ』とは言わないでしょ」

   時事と読売とでは、趣旨は似通っているが、表現はかなり違う印象も受ける。

   もっとも、最初に「オフレコ破り」で報じた琉球新報は自信満々だ。なにしろ、田中氏に評価書関連の質問をして、問題となった発言を引き出したのは同紙記者だからだ。

   田中氏とどこかの社の記者が交わしている会話を遠巻きに聞いていたわけではない、というわけだ。30日記事で報告している。

   ちなみに、発言を報じると沖縄防衛局に通告すると、「(公表すれば)琉球新報を出入り禁止することになる」と警告してきたという。

   結局、田中氏が、朝日や毎日が見だしにもとったように「犯す前に言いますか」と発言したのか、「~という趣旨の発言をした」にとどまるのか、ははっきりしない。

   ネットや各種報道をみると、「細かい言葉尻の違いは問題ではなく、そこににじみ出た認識が問題なのだ」との解説がある一方、「『犯す』と言ったのか、『犯すという趣旨の発言』はしたが『犯す』とは言っていないのか」で印象は大きく変わる、との声もある。

   普段は「マスコミによる言葉狩り」に厳しい反応を示す傾向もあるインターネット上でも、今回は田中氏への同情論はあまり見受けられない。更迭を発表した一川保夫・防衛相が言ったように「弁解の余地はない」との見方が大勢だ。
 

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

コメント (8)

教育長の頭越しだって(爆)

2011-12-03 08:20:41 | 八重山教科書採択問題

 

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

読者のご指摘の通り、人気ブログランキング欄の最新記事案内が昨日から削除された状態が続いている。

「言論封殺」がお得意の琉球新報を立て続けに罵倒したせいで、「言論封殺」を喰らったのか。(笑)

目下のところ原因不明である。

文科相「決めたことに責任を」=沖縄・八重山教科書問題

2011年12月2日13時6分
 
 沖縄県八重山地区(石垣市、竹富町、与那国町)の中学公民教科書問題で、中川正春文部科学相は2日の閣議後会見で、地区協議会の答申とは異なる教科書を採択するとしている竹富町に対し、「協議会のルール通りやらないと決めるなら、決めたことへの責任をしっかり果たすべきだ」と述べ、答申以外の教科書は町費で購入すべきだとの考えを改めて示した。

 文科省は同日、「答申と異なる採択をするのであれば国は無償給付できず、町が購入し生徒に無償配布していただくほかないと考える」とする文書を県教委に送付、今月末までの報告を求めた。  [時事通信社]

             ☆

当初日教組の顔色を窺いながら、曖昧発言で森副大臣に「大臣発言は間違い」などと訂正されていた中川文科大臣も、ここまで問題が煮詰まってくると日教組のご機嫌取りではまともな答弁が出来ないと自覚したのだろうか、比較的まともな発言をした。

「中川氏は間違っている」森副大臣が指摘

中川大臣は竹富町に対し、こう述べた。

「協議会のルール通りやらないと決めるなら、決めたことへの責任をしっかり果たすべきだ」

これは文科相自ら竹富町のルール破りを認めたものだと批判する向きもある。 

「金さえ出せばルール破りでも認めるのか」と。

ところが、驚いたことに、慶田盛竹富町教育長はルール破りで我侭を押し通しても金は出さないという。(怒)

二重のルール破りではないか。

本日の沖縄タイムスは一面でこう報じている。

竹富予算盛らぬ方針

竹富町は2日までに「教科書は無償給付されるもの」として、来年度予算に教科書の購入費用を計上しない方針を決めた。同町教委は東京書籍版の採択を堅持する構えだ。(沖縄タイムス 12月3日)

慶田盛という人物、ルールは破るは、金は出さないは、とヤクザもビックリ、「沖縄のヒトラー」と呼ばれるのも当然だが、ヒトラー本人も逃げ出すほどのやりたい放題ではないか。

              ☆

■八重山日報 12月2日


教科書問題
育鵬社551冊と報告
市教委 政治運動激化を陳謝
 
八重山地区の公民教科書問題で、県教育委員会が必要な教科書の
冊数報告を見送ったことを受け、石垣市教育委員会(玉津博克教育
長)は1日、文科省に対し「情報提供」という形で直接、冊数を報
告した。与那国町教育委員会(崎原用能教育長)も2日、文科省に冊
数を報告する方針。
2市町教委とも、育鵬社版の採択を認めようとし
ない県教委に対し、不信感をあらわにしている。
市教委の文書で
は、県教委が「法的に何ら根拠のない9月8日の会議を有効と主張し
ている」として、東京書籍版の採択は無効と指摘。
教科書の冊数は
育鵬社版で報告しているが「文科省に届いているかどうか懸念され
る」と述べている
。また「一部の政治的運動から多大なるご迷惑を
おかけしている」と、育鵬社版の反対運動が激化していることを陳
謝した。育鵬社版の冊数を来春の中学3年生が使用する551冊とした文書を添付した。
 崎原教育長は、文科省あてに冊数を情報提供する文書を準備して
いるとした上で「県教委は3市町から上がったもの(冊数報告)を
そのまま文科省に報告するべきだ。
報告しないのは越権行為、職務
怠慢だ」と批判。県教委を強く指導するよう求める要請書の提出を
検討する考えを示した。

         ☆

県教委の言動は全てが沖教組、や沖縄2紙の視線を気にしながらなので、当然、極左教育長の慶田盛氏の言動に合わせての言動となる。

県教委が既に提出済みの石垣市や与那国町の(育鵬社版の)必要冊数報告を、握りつぶしているとしたら、両教委にとってはとんだとばっちりであり、県教委の不作為のため自分たちも無償給付の適用が不可となってはたまったものではない。

両教委が念のため文科省に直接必要冊数を報告してもやむ得ないことである。

ところが両教委の当然の行動は、心のヒネクレた沖縄タイムスの目にはどのように映るのか。

本日(3日)の第二社会面トップの見出しはこれ。(爆)

石垣、与那国、頭越し報告

沖縄タイムスの赤く濁った目には、県教委が石垣、与那国両教育長の報告を「握り潰し」することは正しく映り、石垣、与那国両教委の「(報告が)文科相に届いているかどうか懸念される」という心配等聞く耳を持たないのだろう。


教育委員長に具志堅学子氏
与那国で選任
 与那国町教育委員会は11月22日の定例会で、
辞任した入慶田本朝
政前委員長に代わり、具志堅学子委員を新委員長に選任した
。入慶
田本氏は、東京書籍の公民教科書を採択した全教育委員の協議を有
効とした文書を石垣市、竹富町の教育委員長と連名で送ったが、町
教委が文書の無効を議決したため、責任をとる形で辞表を出した。
教育委員職にはとどまった。
崎原用能教育長と具志堅委員長は育鵬
社版の採択を支持している。 (八重山日報 12月2日)

          ☆

東京書籍版を指示する石垣、竹富、与那国の3教育長は連名で、違法尽くめの「9・8全教委協」の協議を正当化する文書を文科相に送付したが、この文書に公文書偽造の疑いが浮上したため、石垣市教育委員長は急遽、教育委員長の職を辞任し、任期1年余を残して教育委員の職も辞任してしまった。 

極悪複合体に煽られて熱病に冒されたように違法行為に突っ走ったが、冷静になって考えて見ると自分の犯した数々の違法行為が怖くなったのだろう。

同じく公文書偽造の疑義がある入慶田本与那国教育委員長が教育委員長の職を辞任した。

頭を冷やして考えたら、法律を破ってまで、イデオロギーを押し通すことは許されることではないと反省したのだろう。

大城教育長
「一本化」継続
 県教育委員会の大城浩教育長は1日の県議会で、八重山地区の公
民教科書問題について「採択地区内で、すみやかに同一の教科書を
採択できるよう、引き続きお願いしている」と述べ、一本化に向け
た調整を継続する考えを示した。辻野ヒロ子氏の代表質問 に答え
た。また「採択権限は3市町教委にある」と改めて強調。「一致団
結して取り組んでいただき、一日も早い解決をお願いしたい」と要
望した。(八重山日報 12月2日)

          ☆

大城教育長の答弁は、自分の無為無策は棚に上げて寝言の連発である。

大城教育長の辞書によれば「調整=無為無策」ということなのか。

3ヶ月もかけた「調整」の結果、水と油のように意見が合うはずのない3教委に対し、「一致団結して取り組んでいただき、一日も早い解決をお願いしたい」とは県民を愚弄する答弁ではないか。(怒)

寝言の連発で議会答弁が務まるなら、県教育長とは気楽な商売である。

          ☆

大城教育長の寝言を聞いた文科省の立場からすれば、県と竹富町は、適法な「8・23協議会」の協議に従って育鵬社版教科書を採択するする気は毛頭ないと判断できる。

この問題が八重山地区の問題から全県的問題に発展し、さらには全国民の人口に膾炙するようになった現在では、文科相としても日教組の顔色だけを窺っているわけには行かなくなった。

県と竹富町が謀議して教科書代金を払わないで違法な東京書籍版を要求していることは極めて悪質である。

12月末日まで県教委が寝言を言い続け、竹富町の二重のルール破りの無理難題が変わらないのなら、文科省は決然として地方教育行政法第四十九条を適用するべきである。

さもなくば国民が黙っていない。

 

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

コメント (8)