狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

名護市長選、争点は国防

2014-01-13 07:15:02 | 県知事選

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すったもんだのひと悶着はあったものの、雨降って地固まるの例え通り、「島袋効果」のおかげで名護市長選の争点が「辺野古」と明確になった。

その瞬間風向きが変わった。

末松氏に追い風。

稲嶺氏には逆風だ。

琉球新報)2014年1月12日 


立候補届け出を済ませ、出陣式で第1声を発する末松文信氏(左)と、稲嶺進氏=12日、名護市内

 【名護】任期満了に伴う名護市長選が12日告示され、届け出順に無所属新人で前県議の末松文信氏(65)=自民推薦、無所属現職の稲嶺進氏(68)=社民、共産、社大、生活推薦=が立候補を届け出た。普天間飛行場の辺野古移設問題を最大の争点に一騎打ちの選挙戦が始まった。1996年の普天間返還合意後、移設推進と反対で対立軸を明確にした選挙戦は初めて。仲井真弘多知事が国の辺野古埋め立て申請を承認した直後の今回選挙は、市民の審判が移設問題の行方にも大きく影響するため全国的に結果が注目される。19日に投票、即日開票される。
 末松氏は同市城の選挙事務所前で出陣式を行い「普天間飛行場の代替施設について県知事や政府と連携しながら、長い間、取り組んできた問題を、これを機会に決着したい。名護市を正常に戻し、新しい市づくりに取り組みたい」と強調した。
 稲嶺氏は同市大中の選挙事務所前で出発式に臨み「名護市、沖縄の未来を決する闘いだ。同時にわが国の民主主義を問う一大決戦となる。新基地は海にも陸にも造らせないという4年前から始まった流れを取り戻す覚悟と気概が求められる」と訴えた。
 名護市の選挙人名簿登録者数は11日現在で4万6665人(男性2万2882人、女性2万3783人)。

 すえまつ・ぶんしん 1948年2月9日生まれ、65歳。伊是名村出身。沖縄工業高校卒。設計事務所勤務などを経て、87年名護市役所採用。助役、副市長などを歴任。2012年6月の県議選で初当選。13年に県議辞職。

 いなみね・すすむ 1945年7月17日生まれ、68歳。名護市三原出身。琉球大卒。72年から名護市役所勤務。総務部長、収入役、教育長を歴任。名護市体育協会事務局長、理事長を務めた。2010年1月の市長選で初当選。
【琉球新報電子版】

                ☆

中国海警局船3隻 一時領海侵入

1月12日 12時40分
中国海警局船3隻 一時領海侵入
 

12日朝、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船3隻が日本の領海に2時間近くにわたって侵入しました。中国当局の船による領海侵入はことし初めてです。

第11管区海上保安本部によりますと、12日午前8時半ごろ、尖閣諸島の久場島の沖合で、中国海警局に所属する海警3隻が相次いで日本の領海に侵入しました。3隻は、2時間近くにわたって領海内で航行を続けたあと、午前10時半ごろ、領海から出たということです。
中国当局の船が尖閣諸島沖の日本の領海に侵入したのは先月29日以来で、ことしに入ってからは初めてです。
3隻は、昼前に領海のすぐ外側にある接続水域からも出ましたが、海上保安本部は、中国当局の船が再びこの海域に近づく可能性があるとして監視を続けています。
尖閣諸島の沖合では中国による船の派遣が常態化していて、去年1年間、中国当局の船による領海侵入は合わせて54日に上ったほか、領海のすぐ外側にある接続水域での航行も230日余りと年間の6割を超えました。

          ☆

中国の侵略行為は尖閣近海に止まらず南シナ海でも近隣諸国に対する暴挙は最近目に余るものがある。

このような中国の侵略行為に対しては日米安保を基本にベトナム、フィリピンなど中国の被害を被っている諸国と協調して対処すべきだが、名護市長にはこのような高度の外交・防衛問題を自己責任で行おうとでも言うのか。

 

中国、南シナ海でベトナム漁船を破壊(1/9読売)
 【シンガポール=吉村英輝】南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島付近で今月初め、ベトナム漁船が中国の監視船に追い回され、乗り込んできた中国の当局者に漁具を破壊され魚なども没収される事案が、2件起きていたことが分かった。ベトナムの複数メディアが伝えた。同海域での中国による警察権強化の一環とみられている。
 漁船を破壊された船長によると、中国の大型監視船が3日、横付けし、乗り移ってきた約20人の当局者に武器で脅され、マグロなど全5トンの魚や多くの機材が持ち去られたという。
 また、ベトナム中部を出漁した別の漁船も2日、中国の監視船により同様の行為を受け、こちらの船員は暴力もふるわれたという。
 中国とベトナムが領有権を争うパラセル諸島周辺では、中国によるベトナム漁船の破壊活動が2年ほど前から頻発している。


米「挑発的行動」と批判 中国の南シナ海漁船規制(1/10共同)
 【ワシントン共同】米国務省のサキ報道官は9日の記者会見で、中国海南省が南シナ海で外国漁船による操業の規制を強化する動きをみせているとして「挑発的であり、危険な結果につながりかねない行動だ」と批判。米政府として中国側に直接懸念を伝えたことを明らかにした。
 サキ氏は、海南省が最近、中国が近隣国と領有権を争う海域での外国漁船操業を制限する法的措置を取ったと指摘。「中国は国際法上の根拠や説明をなんら示していない」と述べた。
 さらに「緊張を高める一方的行動を控えるべきだ。懸念している」と述べた。


 

領土・領海問題で中国に隙を見せるとどうなるか。 

東シナ海では尖閣問題を抱えるわが国とっては非常に参考になる記事である。

尖閣諸島に関して「中国と協調して話し合いを」「中国を挑発するような行動をとるな」などと主張している稲嶺氏や沖縄2紙人こそ、熟読すべき記事だ。

中国は、ベトナム・マレーシア・インドネシア・ブルネイ・フィリピンの沿岸部近くまでの海域の領有権を主張して、このような乱暴狼藉を働くわけだ。

尖閣問題で、日本が少しでも隙を見せれば、中国が嵩にかかった行動をとってくることは間違いない。

尖閣諸島周辺で上記記事のような状態を招きたくないならば、譲歩や協調という選択肢は存在しない物と考えなければならない。

 安全保障を国の専管事項と考える防衛省は粛々と離島防衛訓練を行っている。

陸自空挺団 離島防衛を想定訓練 

 自衛隊で唯一のパラシュート降下部隊、陸上自衛隊「第1空挺団」が、離島の防衛を想定した訓練を公開しました。

陸上自衛隊「第1空挺団」は、上空を飛行する航空機からパラシュートで離島などに降下し作戦を行う部隊で、毎年1月に千葉県船橋市の習志野演習場で訓練の様子を公開しています。
ことしも去年に続いて離島の防衛を想定した訓練が行われ、ふだん、尖閣諸島などの監視飛行に当たっている海上自衛隊のP3C哨戒機が上空を飛行しました。
東京タワーとほぼ同じ高さの340メートルの上空を飛行する輸送機やヘリコプターから隊員が次々に飛び出し、一部の隊員は、海に降りることも想定してウエットスーツを身に着けていました。
訓練のあと、小野寺防衛大臣は「きょう、尖閣諸島で中国公船による領海侵入がことし初めて起きるなど、わが国を取り巻く大変厳しい安全保障環境の下、第1空挺団の役割はこれまで以上に重要になると考えている。ことし1年訓練に励み、国民の信頼と期待に応えてほしい」と訓示しました

防衛相「繰り返しの領海侵入見過ごせず」

 1月12日 15時2分

小野寺防衛大臣は記者団に対し、中国海警局の船3隻が12日朝、沖縄県の尖閣諸島の沖合で日本の領海に侵入したことについて、「繰り返しの侵入は、決して見過ごすことはできない」と述べ、海上保安庁と協力して警戒・監視に当たっていく考えを強調しました。

この中で、小野寺防衛大臣は、中国当局の船による先月29日に続く領海侵入について、「繰り返しの領海侵入は、決して見過ごすことはできない。外交努力も必要だが、自衛隊も海上保安庁と協力し、我が国の領海、領土をしっかりと守っていきたい」と述べました。
また、中国南部の地方政府が、領有権争いが続く南シナ海の島々の周辺で操業する外国の漁船などに対し、中国政府の許可を義務づける新たな条例を施行したことについて、小野寺大臣は「一方的に、あたかも自国の領海のような形で設定し、国際的には許されない」と述べ、批判しました。
一方、小野寺大臣は、南スーダンでPKO活動を行っている韓国軍が、自衛隊から提供を受けた1万発の銃弾を、国連に返却したと韓国国防省が明らかにしたことについて、「日本側に返された事実はないが、韓国側でようやく物資や銃弾の補給がなされたのだと思う。韓国軍の安全と、任務の無事遂行を願っている」と述べました。

          ☆

■中国に対しては話し合いは譲歩を意味する。

>小野寺防衛大臣は、中国当局の船による先月29日に続く領海侵入について、「繰り返しの領海侵入は、決して見過ごすことはできない。外交努力も必要だが、自衛隊も海上保安庁と協力し、我が国の領海、領土をしっかりと守っていきたい」と述べました。

中国の領海侵犯に対し「話し合いで解決」「外交努力で」などと常套句を発する方々に質問したい。

「ルールを守らない咬みつき猿」に対し「話し合い」が通じるのか、聞いてみたいものである。

 

【おまけ】

オスプレイも参加 来月日米共同防災訓練

1月11日 11時55分
オスプレイも参加 来月日米共同防災訓練
 

南海トラフの巨大地震を想定し、アメリカ軍の新型輸送機オスプレイが参加して行われる日米共同の防災訓練が来月中旬に高知県で実施されることになりました。

高知県では、南海トラフ巨大地震を想定してオスプレイ2機が参加して行われる日米共同の防災訓練が、去年10月25日に予定されていましたが、台風による天候悪化のため中止されました。
これについて防衛省は10日、高知県に対し、日米共同訓練を来月中旬に実施するとしたうえで、今月14日に具体的な日程や内容を正式に発表すると電話で連絡してきたということです。
オスプレイは高知県の陸上自衛隊高知駐屯地や航空自衛隊の土佐清水分屯基地、それに山口県のアメリカ軍岩国基地などに飛来する予定で、けが人の搬送や物資の輸送の訓練に参加する見通しだということです。
高知県危機管理部の橋口欣二副部長は「南海トラフ巨大地震を想定した日米共同の防災訓練は有益なものだが、オスプレイに対する県民の不安が完全になくなったわけではないので、訓練では安全面に配慮するよう防衛省に改めて申し入れたい」と話しています。

 

新年に撮影されたアメリカのアリゾナ州スーパースティション砂漠で低空飛行するMV-22オスプレイの様子です。


【動画】V-22 OSPREY FLY OVER

オフロードバイクとサンドバギーで砂漠をツーリングしていたようで、カメラはヘルメットに装着されています。ツーリングできるということは演習場の外のようですが、砂漠なのでいいのかな・・・新年明けましておめでとうツーリングでたまたま出くわしたみたいです。

一方こちらはシアトル市街地上空を飛ぶオスプレイ。


【動画】MV-22B Ospreys over Seattle

2013年8月22日、ミラマー海兵隊基地所属のVMM-161グレイホークスがマコード空軍基地にDFT(展開訓練)した時の映像です。タコマ、シアトル周辺を飛んでいます。

 

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稲嶺名護市長、選挙違反で告発さる

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「かみつく2 」の目次
「かみつく」の内容紹介
「沖縄に内なる民主主義はあるか」の内容紹介

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