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いま世間を騒がしているいわゆる「イスラム国」の表記について、コメント欄で、「正しく表記しよう」という指摘が何度かあった。 確かに国際的暴力集団に過ぎない「イスラム国」を普通の国家と勘違いしたコメントを出す政党も有るくらいだから、一般国民の中にも無意識に国家と勘違いする人出てもおかしくない。
当日記もそろそろ表記を正しくしようと思っていた矢先、こんなニュースが入った。
「イスラム国」呼称「ISIL」に 自民申し合わせ(1/26産経)
自民党は26日の役員会で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の呼称について、原則として「ISIL(アイシル)(イラク・レバントのイスラム国)」か「いわゆるイスラム国」という表現を使うことを申し合わせた。
党内から「日本がイスラム国を独立国家として承認しているかのような印象を与えかねない」などという懸念が挙がっていたためだ。「ISIL」は「the Islamic State in Iraq and the Levant」の略称。
外務省では、報道発表などですでに「ISIL」の表記を使用している。同省幹部は26日、「ほとんどのイスラム諸国はISILを非難している。日本がイスラムの国々と対峙しているわけではない」と説明した。岸田文雄外相は当初は記者会見などで「イスラム国」と呼ぶことがあったが、最近は「ISIL」で統一している。
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本来だったら先ずマスコミが率先垂範して表記変更の申し合わせをすべきだったが、自民党に先を越されメディアとしての面目丸つぶれである。
表記についてついでに言うと、中華人民共和国のことをマスコミも政府も「中国」で統一しているので、当日記も現在のところ「中国」と表記している。 これも時期を見てシナに変更する予定だが、そのときは「太平洋戦争」を大東亜戦争と同時に変更する予定である。 この二つは教科書の表示との兼ね合いもあるので、時期を選ぶのが難しい。
さて「イスラム国」を「ISIL」と表記を変えても、元の英語にはStateが入ってるから「国」と言ってることには変わりないし、Islamicも入ってるからイスラム教徒の立場からしても不本意だろう。
【暴力集団のいわゆる「イスラム国」】がいちばん一番適切だとは思うが、この際当日記でも今後は「ISIL」と表記する。
人質の後藤さんの命を救えという運動が活発化しているが、そのためにヨルダン政府が拘束中の女性死刑囚を解放せよという論には反対である。
国は国民の生命を助ける義務があると言うし、人間の命に軽重はないとも言われる。 だが政府が人命を救助したり死亡の場合の補償義務を考えれば、人間の命にはおのずと軽重はある。
例えば紛争地域の大使館勤務の外交官が、暴徒の凶弾に倒れた場合と、危険を承知で危険地帯に潜入した民間人ジャーナリストが暴徒に殺害された場合を考えてみよう。
前者の外交官は国の命令で派遣されて現地で死亡したのだから、公務中の殉職であり、国の補償責任は大きい。 一方、後者の民間人の場合危険を承知で自己責任で危険地帯に入ったのだから、国の責任は比較的少ない。
今回の後藤さんの場合後者に相当するのだから自己責任論が噴出するのはある程度やむをえない面もある。 その上で政府は可能な限り救出に全力を尽くすべき。
だが、友好国のヨルダンに協力を求めることはあっても、日本側からは、ISILが要求するサジダ・アル・リシャウィ女性死刑囚(ヨルダン政府に拘束されている大量殺人テロリスト)との人質交換をヨルダン政府に要請してはならない。
ヨルダン政府は自国のパイロットが人質になっているのに、これまで女性死刑囚との人質交換をしてこなかった。 ISILが拘束しているヨルダン人パイロットは、国の使命で公務中に捕虜になったのであり、外国人の後藤さんが危険を承知で潜入・拘束されたのとは動機に大きな違いがある。
ヨルダン人にとって自国のために戦闘中捕虜になった人物の救助するのが最優先のはずだ。
逆を考えればよい。
日本の自衛隊員がPKOで外国に勤務中暴徒に拘束されたがそのまま放置し、日本国内で拘束中の暴徒の仲間と、勝手に危険地帯に潜入し人質となった外国人のジャーナリストとの人質交換の話が持ち上がったら国民はどのように反応するか。
一郎&太郎そろって記者会見 共同代表就任を発表 「イスラム国」で政府批判(1/27産経)
「生活の党と山本太郎となかまたち」は27日、小沢一郎、山本太郎両氏が共同代表に就任すると発表した。所属議員5人のうち2人がトップに就く異例の体制となる。
小沢、山本両氏は同日、そろって就任の記者会見に臨んだ。小沢氏は山本氏との連携について「一緒にやることで国民とのつながりをいろいろな形で持っていきたい」と期待感を表明。山本氏は「政党の一員となり、発言力を高めていく」と語った。
無所属で活動してきた山本氏は昨年末、国会議員が4人となり政党要件を失った生活の党に加入。再び政党となり、党名を現在のものに変更した。
小沢、山本両氏は記者会見で、民主党や共産党など他の野党がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件の解決を目指す政府への追及を抑えている現状をそろって批判した。
山本氏は「安倍晋三政権の外交的失策」と断言。さらに「『今は心を一つに』というような同調圧力がつくり上げられている。この件を利用しながら、海外派兵や集団的自衛権などに足を踏み入れようとしているのは明らかだ。上げるべき声は上げていかなければいけない」と語った。
山本氏は21日にツイッターで、首相宛てに「2億ドルの(難民・避難民への)支援を中止し、人質を救出してください」と書き込んでいた。
小沢氏も会見で「人命救助が大事なのは当然だ」と前置きした上で、「すぐ情緒論的な話で口を閉ざしてしまうのは政党として、政治家として無責任でおかしい」と強調した。
さらに小沢氏は、政府の「イスラム国」対応に絡めて「安倍さんが大きな一線を越えた形で集団的自衛権の事実上の実行に踏み出した」と独自の見解を披露した。
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かつて自民党のリーダーとして権勢を誇った小沢一郎氏もついにここまで落ちてしまったか、と感慨ひとしきりだ。
貧すれば鈍するというが、権力の中枢から離れて周囲から忠告してくれる人もいなくなったのか。
山本太郎氏と組んだのは、政党助成金のためだというが、小沢氏の本質はしょせん山本太郎レベルだったのを、周囲が買いかぶっていたのかもしれない。
首相官邸前がディスコに 「世界平和祈って踊ります」(朝日新聞 1月26日)
通常国会が開会した26日、東京・永田町の首相官邸前で、「官邸前DISCO化計画」と名づけたイベントがあった。
DJとして活躍する沖野修也さんらが参加。フェイスブックなどで開催を知った大勢の人が集まり、平和などに関連するメッセージソングに合わせて踊った。
実行委員会の山口歩さん(33)は「世界平和を祈って踊ります」と話した。月1回のペースで今後も開催する予定という。
首相官邸前で踊る参加者ら=26日午後8時35分、東京・永田町、小宮路勝撮影
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ISILに誘拐された湯川氏が殺害され、未だ後藤氏も危険な状況で無事解放されるかどうか予断が許さない中、官邸前で酔っ払ってドンチャン騒ぎしてお気楽な反日サヨクの面々。
サヨクにとっては他人の不幸はドンチャン騒ぎができる楽しくて美味しい蜜の味なのだろう。
原発事故でもそうだが、他人の不幸に飛びついて、不幸を食い物に風評加害を撒き散らし次の不幸を求めて移動してるだけの反日サヨク。
常日頃反日サヨクには好意的な朝日新聞も、流石に彼らをクズ扱いの報道をしている。
戦争や紛争中の国から見れば、官邸前で踊り狂っている平和ボケの象徴としか見えないだろう。
コイツら反日サヨクの間では、フランスの「私はシャルリー」のマネをして、「I am not ABE(私は安倍じゃない)」と世界に表明しようって運動が流行っているらしい。
呆れて「お前らバカか」のひと言しか思い浮かばない。
バカといえば民主党が人質救出に懸命の安倍首相に対し、安倍批判を繰り返している。
民主党もクズだが、まだ共産党よりはマシと思っていた。
だが、今回の人質事件で、共産党の方が遙かにマシな態度を示したのは意外であった。
もっとも共産党の池内沙織議員のツイッターが桁外れに酷かったので、志位氏も共産党の名誉回復のため、まともな発言をせざるを得なかったのだろう。
共産・池内氏のツイート「今あのような形で発信することは不適切だ」志位氏が批判(1/26産経)
共産党の志位和夫委員長は26日午前の記者会見で、同党の池内沙織衆院議員がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」により日本人1人が殺害されたとする画像がインターネットで公開された後、ツイッターで「安倍政権の存続こそ言語道断」などと政府批判を展開したことについて、「政府が全力を挙げて取り組んでいる最中だ。今あのような形で発信することは不適切だ」と述べた。
志位氏は「残虐非道な蛮行を強く非難する」と述べ、イスラム国に拘束された後藤健二さんの早期解放を要求。政府には「人命最優先であらゆる可能性を追求し、解放のために全力を挙げてほしい」と語った。
池内氏は25日未明、ツイッターで「こんなにも許せないと心の底から思った政権はない。『ゴンゴドウダン』などと、壊れたテープレコーダーの様に繰り返し、国の内外で命を軽んじ続ける安倍政権」などと投稿。イスラム国への批判は一切なく、事件の責任が日本政府にあるかのような内容だった。
投稿は同日中に削除されたが、志位氏は「議員本人の判断で削除した」と説明した。
【追記】
後藤健二「何が起こっても責任は私自身にあります」
強制的に言わされたとは思うが、後藤健二氏は、ISILに拘束されたら、ヨルダン政府に拘束されているサジダ・アル・リシャウィ死刑囚(大量殺人テロリスト)を釈放するように要求している。
サジダ・アル・リシャウィ(ヨルダン政府に拘束されている大量殺人テロリスト)
後藤健二氏は、シリア入国後、案内役の反対を振り切り、「自己責任で行く」という言葉を残して、ISILの支配下の危険地域に向かった。
後藤氏の信念から言えば、国に多額の身代金(血税)を支払わせたり、他国の人質との人質交換で、命を救われるのは不本意であろう。
誤解を恐れず言わせて貰うと、後藤氏には自分の名誉を守るため自決することも選択肢にある、という声もある。
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