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一日遅れで恐縮だが昨日(28日)の辺野古移設に関する沖縄タイムスの狂乱報道を嗤っておこう。
問題は27日に遡る。
ジジババ活動家たちが連日辺野古移設反対で過激な抗議活動を展開。
彼らを支援する沖縄2紙が連日「けが人続出」「暴力的海保の過剰警備」などの発狂報道で必死で支援。
ところが、肝心の翁長知事の言動が曖昧なことに活動家の中から「翁長は何をしているか」と不満の声が噴出し始めていた。
沖縄タイムスも27日の記事で「翁長知事を批判する記者たちの匿名座談会を報道する始末。
2015年1月27日 05時30分辺野古新基地建設作業 知事が中断要請
機を見るに敏な翁長知事は警備に当たる県警と海保の責任者を県庁に呼びつけ「県民の安全と安心を守ることを最優先にしてほしい」と要請。
さらに翁長知事は小林稔県警警備部長や11管の高橋博美次長に「大変憂慮するような事態が生じている。基地を造らせないでくれとの悲痛な思いからの抗議行動だ。私に投票した36万県民の思いがこもっている」とし配慮を求めた。
ごく当たり前の警備をしている県警と海保にとってはまことに気の抜けたような要請であり、小林部長は「必要最低限度の範囲で規制している」と答え、高橋次長は「適切な警備をしている」と説明したという。
なんともパフォーマンスが見えすいた茶番劇ではないか。
一方、安慶田副知事は工事の当事者である防衛局に建設作業の中断を文書で要請。
「特段の配慮を重ねてお願いする」と工事中断を要請した。
井上一徳局長は「普天間飛行場の一日も早い危険性の除去のために作業を進めている。ボーリング調査は安全面に最大限配慮して進める」と説明し、申し入れは本省に伝えるとした。
そして、ここが重要ポイントだが、翁長知事は要請後、記者団に「(あす以降の警備が)少し変わってくれると期待している」と答えた。
翁長知事が要請した防衛局と海保は国の管轄で、責任者は夫々防衛大臣と海上保安庁長官。
一方、県警は県の管轄で県警本部長の上司は知事である。
関係筋によると、知事は部下である県警警備部長を呼びつけ、27日の警備員の人数が比較的少ないとの報告を受けている。
翁長知事は、警備の人数が少ない日(27日)はトラブルを避けるため防衛局も工事は一時中断するだろうと考えた。
そして記者団に「(あす以降の警備が)少し変わってくれると期待している」と答えた。
自分の要請を防衛局が聞き入れて、工事中断に追い込んだという猿芝居を目論んだのだ。
だが、翁長知事の目論みは見事に裏切られた。(涙)
現場監督の立場の井上局長に工事中断を決済する権限はない。
辺野古移設の最高責任者の菅官房長官が「粛々と移設を進める」と連日のように公言している事実から判断すると、翁長知事の防衛局、海保、県警に対する要請は新聞の批判に対するパフォーマンスに過ぎない。
新聞もこれで騙されるほどバカとは思わないが、これまで熱烈支援してきたてまえ一応信じておこうということだろう。
翁長知事と沖縄2紙の期待、それに辺野古のジジババ活動家のはかない願望を裏切ったのが27日の防衛局の工事決行の報せだ。
折角翁長知事が目論んだ茶番劇を防衛局が目茶苦茶にしてしまったことに怒り心頭の沖縄タイムス。
26日の紙面には久々の怒りの大発狂である。(爆)
■一面トップ
辺野古に大型作業船
コンクリートブロック沈める
知事不快感「残念だ」
首相「移設進める」
■二面トップ
「横暴」阻止へ一丸
名護市長「差別だ」
県議与党反発
怒りをあらわに
沖縄の「民意」政府まで遠く
建白書から2年
実情さらに悪化
温度差広がる一方
政府、移設へ姿勢強める
■三面トップ
政府知事へ挑戦状
中断要請翌日に着手
辺野古会場作業 県の本気度探る
■オピニオン面
社説「辺野古に作業船 対話を拒否 要請も無視」
論壇「民意ひるまず示そう 平良研一 沖縄大学名誉教授、浦添市、75歳
■社会面トップ
大型船 抗議不意打ち
夜明け前 寄せ付けず
こんな小さなカヌーの訴えも聞かないのか
女性取り押さえ認める
国会議員に海保川「よけた」一転
■第二社会面トップ
工事強行に猛反発
政府に負けない
市民ら集結 怒りの声
防衛局は知事の要請を「伝える」と言ったが「工事中止」を確約したわけではない。
それを一方的に約束違反とばかりに怒り狂うのは「アポなし会見」拒否に怒る構図と同じだ。
翁長知事は防衛局への「工事中止」の要請を国が聞いてくれるとは本気で考えておらず、新聞に対するパフォーマンスだったのだ。
本気で工事中止を信じていたなら、もっと怒っても良いはず。
だが、「残念だ」とおとなしい発言に止まっているのは要請が茶番劇だった証拠。辺野古に大型作業船 翁長知事「大変残念」(2015年1月28日 10:31)
そもそも翁長知事は知事選前の公開討論会で「安倍首相の約束は信用できない」などと言っていたではないか。
それに「政府知事へ挑戦状」「政府に負けない」などの扇情的見出しは、まるで中東の反政府勢力そのものではないか。
沖縄タイムスは無責任に一種のクーデターを煽動しているが、ジジババ活動家に自爆テロでもさせるつもりなのか。
仲井真前知事が「特定のコマーシャルペパー」と指摘したことが間違いでないことがよくわかる昨今の報道である。
長い前ぶりだったが愈々本日(29日)の沖縄タイムスの辺野古関連記事の見出し紹介である。
■一面左トップ
辺野古沖に大型ブイ
制限区域外で市民拘束
■二面トップ
第三者委が準備会合
辺野古承認 訴訟備え慎重論
承認の「法的かし」検証
取り消し「未知の領域」
■社会面トップ
ブイ投入 海・陸悲鳴
連日の市民拘束憤り
「辺野古の海壊すな」
海保職員を告訴
抗議で負傷男性
【取り消し「未知の領域」】の解説記事から抜粋するとこうなる。
「(法律上)承認せざるを得ない」と政治的判断を否定し続けてきた、仲井真弘多知事の理論を切り崩すことができるのかー。 公有水面埋め立て法の承認取り消しは「全国でこれまで聞いたことがない」(国交省関係者)。知事承認を取り消すだけの”法的瑕疵”がどのレベルを指すかは、参照する前例がないのが実情だ。委員らは瑕疵のラインを探すことから始まる。行政法に詳しい識者は「今後、おそらく第三者委員の中でも意見が分かれるだろう。どの程度がカシに当たるかは裁判まで行かないとわからない」と指摘する。その上、印紙代約50万円に上るほどの埋め立て申請書など関連資料の読み込みも含めなければいけない。 県幹部は「委員4人のうち弁護士3人は承認問題に関わるのは初めて。資料を渡すのもこれからだ。春までの結論は難しいのではないか」と推し量る。
「埋め立て承認は人権蹂躙」などと声高に叫んでいたサヨク弁護士を第三者委員会のメンバーに加えたのだから、自信満々に検証するかと思いきや「委員4人のうち弁護士3人は承認問題に関わるのは初めて。資料を渡すのもこれからだ」とか「今後、おそらく第三者委員の中でも意見が分かれるだろう。どの程度が瑕疵に当たるかは裁判まで行かないとわからない」とは、国との裁判を考慮すると急にトーンダウンしたのには笑ってしまう。
社会面トップの「ブイ投入 海・陸悲鳴」とは、実は第三者委員会の悲鳴ではないのか。(爆)
もう一つ見出しに関するお笑い記事を
>海保職員を告訴
>抗議で負傷男性
沖縄2紙は抗議団体は辺野古住民であるかのように報じていうが「肋骨骨折」で海保職員を告訴した人物は東京都から来た29歳の男性。
この男が海保職員を有罪に持ち込むことは困難と予想するが、告訴が不受理あるいは不起訴にになった場合、どうなるか.
はい、骨折り損のくたびれ儲け!。
お後がよろしいようで。
【追記】20:30
反日サヨク活動家の目取真俊氏が「国の暴挙」にお怒りの様子である。
大浦湾を破壊するトンブロック投入とブイ設置に対する抗議行動
>海保と機動隊の暴力を使って沖縄の民意を踏みにじろうとしている。これが日本の政治中枢に居座る者たちの醜悪な姿だ。
日本は法治国家です。
「国が暴力を使って沖縄の民意を踏みにじろうとしている」のが事実ならどうぞ国を告訴して下さい。
海保職員を骨折で告訴するより、国を相手にその暴力行為を告訴する方が、問題解決に寄与するのではないですか。
日本の三権分立制度が信用できないなら、残る最後の手段は目取真センセ自ら自爆テロを敢行し、後に続くジジババ活動家に範を示すべきでは・・・。(笑)
【おまけ】
保存資料として沖縄タイムスの関連記事をコピペしておく。
辺野古新基地:大型作業船に抗議 市民らデモ行進
沖縄タイムス 2015年1月28日 11:34
☆
辺野古でクーデターを図るキチ外活動家はさておき、ほとんどの良識ある県民は次の八重山日報の意見に同意するだろう。
八重山日豊2015年1月28日
翁長知事は米軍普天間飛行場の…
翁長知事は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐり、埋め立てを承認した仲井真前知事の判断に法的な瑕疵(かし)がなかったかを検証する有識者委員会を設置した◆予想されていたこととはいえ、委員は辺野古移設に強く反対してきた知識人や弁護士といった顔ぶれ。「仲井真前知事の承認には瑕疵があった」という「結論ありき」が露骨という印象は否めない◆首長の政策実現に向けたレールを敷くため「アリバイ作り」の有識者委員会が組織されるのは珍しくない。しかし県民の圧倒的信任を獲得し、従来の県政を刷新する意気込みを見せていた新知事にして、旧態依然とした行政手法に依存する姿は物悲しい。公平な人選で堂々と白黒を問う気概を見たかった気もする◆辺野古周辺では移設工事に対する激しい反対運動が展開されており、反対派が海保に強制排除されている。反対の意思表示は民主主義社会で当然の権利だが、工事を実力行使で妨害することまで許されるのか。誰が被害者で、誰が加害者なのか。冷静な判断が必要だ◆八重山近海では、日本の国境線を実力行使で変更しようとする他国の公船が連日のように航行している。法を無視した反対運動は、やっていることの本質が他国の公船と同じではないか。