狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄女性遺棄事件、元海兵隊員の男を那覇地検に送検 

2016-05-21 08:29:43 | マスコミ批判

 

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 沖縄お悔やみ情報局

 ■本日の催し物■
 
 
中山成彬先生時局講演会のご案内

琉球新報・沖縄タイムスを正す県民・国民の会の発足から今日まで多大なご尽力を頂いている中山成彬先生の時局講演会を行うこととなりました。
 
多くの皆様のご参席を賜りますようにお願い申し上げます。

     記

中山成彬先生 時局講演会...
日時:5月21日  
   開場:14時30分  開演:⒖時  閉会17時
会場:浦添市産業振興センター・結の街
会費:無料

主催:琉球新報・沖縄タイムスを正す県民・国民の会
お問い合わせ:090-2588-5051 


 20歳女性が行方不明になった事件は最悪の結末を迎えました。
 「今、こうやってパソコンに向かっている間も、打つ手の震えを抑えることができない。どうか無事でいてほしいという家族や友人、多くの県民の思いは粉々に砕かれてしまった。」

昨日の沖縄タイムス社説の書き出しである。

社説は、さらに続けて、次のように怒りを露にする。

若い女性の命が奪われたというニュースに、県民は悲しみと怒りと悔しさが入り交じった衝撃を受けている」

執筆した記者が人間として、まともな神経の持ち主なら、この社説の書き出しや怒りと悲しみに嘘はないだろう。

【社説[不明女性遺体で発見]米軍がらみ 最悪の結末】 

だが、この事件は「米軍関係者」と報じられた参考人が浮上した時点から不可解な報道が目立った。

この参考人、年齢は32歳と特定されているにもかかわらず、「米軍関係者」とか「米軍属」などの曖昧表現のみで、逮捕に至っても当初は名前の公表はなかった。

名前が中々出てなかったのは、シンザトという沖縄によくある名前を持ち、日本人の妻や親族もいたからであり、「米軍人」と報道したいメディアの複雑な心境が交錯したのだろう。

人間としての怒りや悲しみを吐露する社説とは裏腹に、この悲しむべき事件を政治的に利用しようとする魂胆を暴露したのが,翁長県知事の「基地あるがゆえの事件」とのコメントであり、一連の沖縄タイムスの発狂見出しである。

社説では悲しんで見せながら、その一方で政治的利用のため狂喜乱舞するかのような、昨日20日の沖縄タイムスの見出しの紹介。

■一面トップ

元海兵隊員 逮捕

不明の女性 遺体発見

恩納の山中 県警、遺棄容疑

殺害も示唆

知事「痛恨の極み」

■二面トップ

効果ない防止策

県幹部ら「許せない」

民間人強調 政府に怒り

県議会が対応防止策

米軍今すぐ出て行け/怒り心頭だ/安保より人命

■三面トップ

「戦場以上」激怒 元海兵隊員逮捕

「全基地撤去に発展」も

県議選・参院選へ影響

政府、辺野古移設を懸念

■第二社会面トップ

届かぬ望み 悲痛

「こんなことに」絶句

親族 捜索相談の矢先

「元凶は基地」

女性・平和団体 怒りの声上がる

■社会面トップ

衝撃 最悪の結末

急転直下の逮捕

うるま女性遺棄 公開捜査一週間

容疑者 家族3人暮らし

聴取の翌日 多量の睡眠薬

 その後の報道によると、シンザト容疑者は元海兵隊で、現在は米軍嘉手納基地内で、コンピューターや電気の配線の仕事に携わっているという。

接見した弁護士によると、自身の職業について会社員と説明しているという。

シンザト容疑者の「会社員」の説明に嘘はない。

つまりシンザト容疑者は、アメリカ軍の軍人でもなく、国防総省の職員でもない。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160519/k10010527701000.html

シンザト容疑者の身分は、軍と契約している民間会社に雇用されている米国民間人(contractor)ということになる。つまり会社員だ。

男と接見した弁護士によると、男は軍との雇用関係はないと説明しており
http://mainichi.jp/articles/20160520/k00/00m/040/011000c

沖縄メディアがひたすら願望する「米軍人」でもなければ、軍に直接雇用されている米国民間人(civilian employee)でもない、ということだ。

 説明が複雑化したが、要約するとシンザト容疑者の立場は、こうだ。

「海兵隊勤務の経験はあるが、現在は米軍基地内にある民間会社に雇用される会社員で、沖縄県人と見られる妻子とともに基地外の与那原町に住む米国籍の民間人」

日本人でも米軍基地内で営業する食堂、理・美容室などに雇用された場合、「軍作業」とは呼ばれたが、広い意味での米軍関係者ではあっても「軍属」と呼ばれることはなかった。

仮に基地内の理容室に勤務する日本人が凶悪事件を起した場合、「基地があるゆえの事件」と、県知事はコメントできるのか。

県警はシンザト容疑者について、日米地位協定が定める「軍属」に当たると説明しているが、事件は「公務外」で起きたといい、日本の刑事手続きに従って送検するという。(朝日5月19日) 

したがって今回の事件で地位協定は何の障害にもなっていない。

国籍が米国の民間人が犯した事件を、過去に海兵隊の経験があるというだけで、「基地があるゆえの事件」と短絡的に決め付ける翁長知事の意見に賛同する県民はどれくらいいるだろうか。

読者の宜野湾よりさんのコメントを引用する。

一方、「基地があるゆえの事件が起きてしまった」「基地さえなければこんな事件は起きない」と言ってしまうと、「基地」の部分には、犯罪が起きる毎に、役所・学校・会社・党・宗教・団体・地域・国…犯罪者が属するコミュニティがなんでも入ってしまうことになる。
「米兵・軍属がいるゆえの」と言ってしまうと、代わりに職種がなんでも入ってしまうし、「米国人がいるゆえの」と言ってしまうと、米国人の代わりに日本人と外国系日本人と、すべての外国人在留者旅行者や移民が入ってしまうことになる。
統計上相対的に多いことが明らかな場合など、尚更ひとまとめにできることになり得る。
ちょっと考えるだけで分かることを無視して話を拡げるのは自殺行為だ

このコメントにひと言加えさせていただくなら、テレビ局や新聞社に務める人物が凶悪事件を起した場合、「テレビ局や新聞社が有るゆえの事件」とコメントできるか、ということだ。

 

すべてを承知の上で、事件の政治的利用を目論む翁長知事の反応は次の通り。

「翁長知事は19日夜、米軍普天間飛行場の同県名護市辺野古への移設計画に反対する姿勢を伝えるため出張していた米国から帰国したばかり。成田空港で記者団に「連邦議会議員、有識者らに沖縄の米軍基地がいかに理不尽な形で置かれているかと話してきた。その矢先に、基地があるがゆえの事件が起きてしまった」と語った。」(朝日2016年5月19日)

「オール沖縄」の旗印で戦った1月の宜野湾市長選で惨敗した翁長氏は、現在国との対決でも不利な和解交渉中で、ますます追い詰められた状況にある。

そんな時期に降って湧いたように「基地があるゆえの事件」が起きた

生来の政治人間である翁長氏が、この事件を政治的に利用しないはずはない。

空中分解しかけていた「オール沖縄」も近く開催予定の、県民抗議集会で、再度強化されることになるだろう。

翁長陣営はこの事件で、1995年大田知事の時起きた沖縄米兵少女暴行事件を連想したに違いない。

そして来るべき県議選と参院選を乗り切ることができると踏んだはず。

沖縄米兵少女暴行事件とは、1995年に沖縄県に駐留するアメリカ海兵隊員2名とアメリカ海軍軍人1名の計3名が、12歳の女子小学生を拉致した上、集団強姦した強姦致傷および逮捕監禁事件のこと。

太田知事は被害者の家族が、(セカンドレイプになるから)、事件を政治的に利用しないでくれとの要望を踏みにじり、反米感情を焚きつけることに成功した。

 

元海兵隊員の男を那覇地検に送検 沖縄女性遺棄事件

沖縄タイムス 2016年5月20日 16:17

 4月下旬から行方不明になっていたうるま市内の女性が遺体で発見された事件で、うるま署は20日、死体遺棄容疑で逮捕した元海兵隊員の男(32)=与那原町=を同容疑で那覇地検に送検した。

» 「やさしい子、なぜこんなことに…」親族絶句

 捜査員に囲まれてうるま署を出た元海兵隊員の男は、全身黒い服で頭からパーカーのフードをかぶり、下を向いたまま車両に乗り込んだ。

 元海兵隊員の男は午後3時23分に、多くの報道陣が待つ中、那覇地検に到着。容疑者が乗っているとみられる後部座席の窓には、黒いフィルムが張られ、中の様子は見えなかった

                                              ☆

沖縄米軍関係者の凶悪事件 本土復帰後571件検挙

沖縄タイムス 2016年5月20日 13:16

 

米軍人・軍属による復帰後の主な事件(県資料などから抜粋)
 

米軍人・軍属による復帰後の主な事件(県資料などから抜粋)

沖縄県警のまとめによると、1972年の本土復帰から2014年までの米軍人・軍属とその家族による刑法犯罪の検挙件数は5862件だった。うち、殺人、強盗、放火、強姦(ごうかん)の凶悪事件は571件で737人が検挙された。

» 元米兵、聴取翌日に多量の睡眠薬 2日続け緊急搬送

 米兵に民間人が殺害される事件は12件発生。直近では1995年、宜野湾市で女性が海兵隊員に殴られ死亡した。性暴力も繰り返され、強姦事件は未遂を含め、検挙されただけで129件に上る。

 県や「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の資料によると、民間人に性的暴行を加え殺害する事件は復帰以降、3件発生。72年に宜野湾市沖縄市で起きたほか、82年には名護市キャンプ・シュワブ所属の海兵隊員が女性を暴行、殺害する事件が起きている。

                        ☆
人口割りから言えば、明らかに少ない米兵事件を針小棒大に報道するのは偏向新聞の特徴であるが、2008年沖縄市で起きた「米兵女子中学生暴行事件」が、上記記事から削除されていることに気がつく県民はほとんどいないだろう。
 
沖縄2紙が一ヶ月に渡り「残虐非道な米兵」などと反米感情を煽るキャンペーンで大発狂したにも関わらず、暴行事件は誤報であり、実際は「不良米兵と不良女子中学生のナンパトラブル」であったことが判明、おまけに女子中学生には過去に援助交際で補導歴のあることを週刊誌に暴露される始末であった。
容疑者の米兵は終始「婦女暴行」を否認していたが、病院検査などにより誤認逮捕であったことが判明、結局婦女暴行については不起訴で無罪釈放になった。

米兵が中学生暴行  沖縄タイムスは当初ナンパと誤認? 2008-02-12

さらに付け加えると、2013年の「金武町流弾事件」などは、沖縄2紙が二年にまたがって「反米キャンペーン」に政治利用したにも関わらず誤報であることが判明した。

だが、沖縄2紙は一行の謝罪もなければ訂正もない。

幻の流弾事件、沖縄紙の嘘を暴く、 2013-10-06

 

 

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