狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

安慶田氏、教育庁人事にも介入か、連続の悪事露見!

2017-01-19 07:31:33 | 未分類

 

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翁長知事の「闇の代行人」(汚れ仕事の代行人)といわれる安慶田副知事の「口利き」疑惑は、沖縄タイムスのスクープであり、昨日の琉球新報の紙面には掲載されていなかった。

琉球新報は一日遅れで今朝の一面トップを「安慶田副知事口利き」で飾っている。

これで沖縄2紙が安慶田攻撃で揃い踏み。

いや、安慶田攻撃というより実質的には、翁長攻撃を開始したことになる。

安慶田氏は、那覇市議会議長だった14年12月、翁長知事の就任に合わせて副知事となった。

米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡り、知事の側近として対立する政府との交渉役を担ってきた。

だが、裏の顔として知事が直接タッチできない「闇の仕事」を請け負ってきた。 今回の「口利き」も論功行賞の一環として安慶田副知事が実行したと見られるが、今回の疑惑が進退問題に発展すれば、翁長県政にとって大きな打撃となる可能性がある。

沖縄のような地縁・血縁が濃密な地域では、行政組織内の「口利き」などが隠然と行われている。

だが、証拠は遺さないので、内部告発だけが有力な証拠だった。

ところが逆に濃密な地縁・血縁が内部告発を邪魔し、行政内部の「不祥事」の告発・立件が困難とされていた。

今回の副知事の「口利き」に関する告発は氷山の一角と言われ、筆者の耳に伝わるだけでも警察官採用の「口利き」や教育委員幹部登用の口利きも安慶田副知事が関わっていると噂されていた。

では何故、今回この時期に内部告発が行われたのか。 それも翁長知事の「懐刀」といわれる安慶田副知事の口利きに対して。

その理由は、翁長知事の支援母体である「オール沖縄」の内部で、共産党系と社民党系で内部分裂が激しくなり、社民党系の議員団が県教育委に対し強力な圧力をかけ、それが内部告発となって現れた、と見られている。

つまり、「オール沖縄」の反翁長勢力が、翁長知事を見限って、お仲間の県教委に圧力をかけ内部告発をさせた、ということ。

さて、今朝の沖縄タイムスの内部告発第二弾は・・・。

■一面トップ

教育庁人事にも介入か

安慶田副知事は否定

幹部呼び出し登用迫る

知事と進退を協議

■二面トップ

県庁内に説明責任求める声

副知事の教員採用依頼疑い

基地問題への影響懸念

「与党、県政にマイナス」

県議会 野党、定例会で追及へ

知事の右腕 国は進退注視

■第二社会面

疑惑解消へ調査必要

特別職 倫理規定なく

求められる制度見直し

■社会面トップ

採用試験「度を越す」

副知事の圧力を証言

教育委関係者「正常化を」

安慶田氏「弁護士と相談」

 

>教育庁人事にも介入か

>幹部呼び出し登用迫る

なるほど、臭いヤツが臭いヤツを内部告発したのが今回の告発劇というわけだ。

これではどっちが臭いか分かったものではない。

告発をした当事者の県教委も「口利き」によって登用されていたとしたら、とんだお笑いコントである。

 

沖縄タイムス+プラス ニュース

 2015年の沖縄県教育委員会の教員採用試験で、特定の受験者を合格させるよう県教委に依頼していた疑いについて、安慶田光男副知事は18日午前、「記憶にない。今後の対応は弁護士に相談している」と述べ、あらためて否定した。県庁で記者団の取材に答えた。

記者団の取材に答える安慶田光男副知事=18日午前11時半ごろ、県庁

 安慶田副知事は「(口利きの疑いは)否定します」と述べた上で、翁長雄志知事にも

報告したことを明らかにした。自らの進退に関しては「弁護士と相談してから」として、明言を避けた。

                     ☆


  安慶田光男副知事は17日、本紙の取材に応じた。主なやりとりは次の通り。

安慶田光男副知事

 -教員採用試験で特定の受験者を合格させるよう、県教育委員会に依頼したとの情報が寄せられている。

 「そんな話はない。断じてない。こんなことはやらないのが僕の信条。いつの話? 頼まれたこともないし、知っている人で教員採用試験を受けるような、特定の人はいない。本当の話だ」

 -誤解されるようなことや物、心当たりはあるか。

 「ない。事実では全くない」

 -特定の受験者名と受験番号が記されたメモを見たとの話もあるが。

 「こんな話が来ること自体が意外。前の教育長とも今の教育長とも(依頼できるような)人間関係がない」

 -電話で依頼したことはないか。
 「誰にやるの? 人間関係もほとんどないところでこんなことをやるのは、墓穴を掘るようなもの」

 -教委側の人間を副知事室に呼んで話したことはあるか。

 「教育長は予算の件以外で、ほとんど来ない。人事は教育長に権限があり、やるものだ」

 -もし本当なら進退に関わるか。

 「副知事を辞めなきゃいけない。翁長雄志知事の足を引っ張ることになるじゃないですか。こんなことはできるわけがない。僕の揚げ足を取って、蹴落とそうという人の謀略だろう。不愉快だ。知事に迷惑を掛けることをやって、何の得をするのか。政治生命が終わるようなことをやって」

 

                     ☆

 

沖縄タイムス+プラス ニュース

 豪快で部下の面倒見が良く、困難な課題でも辣腕(らつわん)を振るう安慶田光男沖縄県副知事に、教員採用試験を巡って合格を依頼した疑いが浮上した。複数の証言がある一方で、本人は真っ向から否定している。

沖縄県庁

 「副知事から『よろしく』という話が来ている。どうやって断ったらいいか」「公平性の観点から絶対にできない」

 2016年度採用に向けて、1次試験が実施された後の15年夏。県教育委員会の内部では、ひそかにこんな対応策が話し合われていた。

 ある関係者によると、安慶田氏は複数の受験者の名前や受験番号が手書きされたメモを県教委側に渡していた。結果公表に合わせ、県教委側が依頼に応じられなかった旨を安慶田氏に伝えたところ、幹部が副知事室に呼び出されたという。

 この関係者は「露骨な圧力を感じた。支持者のためではないかと思った」と話す。別の関係者も「詳細は聞いていないが当時、副知事から採用試験の口利きが来ているという認識は持っていた」と打ち明ける。

 一方、安慶田氏は「名誉に関わる。断じてない」「(県教委と)人間関係もほとんどない。そんなところでやったら墓穴を掘る」と全面的に否定した。

                       ☆

 

一問一答の次部分は翁長知事にとってジレンマである。

>-もし本当なら進退に関わるか。

>「副知事を辞めなきゃいけない。翁長雄志知事の足を引っ張ることになるじゃないですか。

一旦、安慶田副知事が「口利き」を認めてしまったら、翁長知事は任命責任を問われるし、さらに知事の那覇市長時代の両者の癒着まで追求される可能性がある。

仮に安慶田氏が否定し続けたら、連日メディアの餌食となり、結果的に翁長知事に迷惑どころか、知事の政治生命さえ絶ちかねない。

認めるのも地獄、否定するのも地獄・・・・これが現在の安慶田副知事の立場である。

同時に支援母体の「オール沖縄」、特に沖縄2紙に引導を渡された翁県知事は、これで命運が尽きた、ということになる。

やはり、今年の正月は翁長知事にとって「悪い正月」:だったようだ。(涙)

 

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【おまけ】

沖縄タイムス+プラス ニュース

 2015年の沖縄県教育委員会の教員採用試験で、安慶田光男副知事が特定の受験者を合格させるよう県教委に依頼していた疑いについて、翁長雄志知事は18日午後、那覇空港で記者団の取材に答え、安慶田副知事から一連の経緯について説明が「あった」と述べた。

足早に記者の質問に答える翁長雄志知事=18日午後0時54分、那覇空港

 翁長知事は事実関係に関し「よく分からないので、(出張先の宮古島から)帰ってきてから」と述べるにとどめた。安慶田副知事の進退について「本人は覚えがないと言っている。進退についてはその後になる」と答えた。

 

 

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