今朝の沖縄タイムスは四日連続で、安慶田副知事の「口利き」関連で大発狂。
翁長知事は、「安慶田副知事に確認したところ、県教委への働きかけを行った事実はないと聞いている」と述べ、辞任の必要はない、とのこと。
ドロボーの容疑者に「ドロボーか」と聞いたら、否定するに決まっている。
下手に副知事を辞任に追い込んだら、口利きの事実を認めたことになる。 開き直って他の猛毒を撒き散らされるより、「無かったことにする」が一番安全と考えたのだろう。
沖縄タイムス+プラス ニュース
「県教委へ働きかけの事実ない」沖縄県・安慶田副知事の疑惑、翁長知事が説明 辞任には否定的
2017年1月20日 12:15
沖縄県の安慶田光男副知事が県教員採用試験や県教育庁の幹部人事を巡り、県教育委員会の方針に介入した疑いがある問題で、翁長雄志知事は20日の記者会見で「安慶田副知事に確認したところ、県教委への働きかけを行った事実はないと聞いている」と述べた。安慶田副知事の進退には「副知事を含め、職員を信頼することがベースにある」と述べ、辞任に否定的な考えを示した。
平敷昭人教育長も、県教委が18、19日に独自調査をしたとして「副知事から働きかけの事実はないという返事を得ている」と強調。「この確認でこれ以上のことは考えていない」と述べ、調査を打ち切る考えを示した。
知事は安慶田副知事に関する一連の報道を受け「県民にも心配をかけているのはたいへん残念。県民に疑念や誤解をいだかれることがないよう適正に対応したい」と述べた。
副知事などの特別職は、地方公務員法や県職員倫理規程で、全体の奉仕者としてふさわしくない行為があった場合の懲戒処分などの対象外となっている。知事は「特別職のあり方も議論していきたい」との認識を示した。
沖縄タイムス+プラス ニュース
沖縄・安慶田副知事、続投の意向 「大変申し訳ない」2017年1月20日 19:00
安慶田光男副知事は20日夕、県教員採用試験や県教育庁の幹部人事を巡り、県教育委員会の方針に介入した疑いがある問題で、初めて自ら記者団に説明し「県教委への働きかけを行った事実はない」と疑惑をあらためて否定した。その上で「進退の問題にはならないと考える」と述べ、辞任せず引き続き副知事職を務める考えを明らかにした。
安慶田氏は「報道により、多くの県民に不安を与え、知事にもご心配をおかけしていることについては、大変申し訳ないと考えている」と述べた。
その上で「今後はより一層、襟をただし、県民に疑念や誤解を抱かれることがないよう適正に公務に邁進したい」と述べ、続投に意欲を示した。
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鶴の一声ならぬ知事の一声で副知事の辞任は消えた。
だが、これで一件落着、幕引きとは行かない・・・これが沖縄タイムスの見出しに垣間見る。
■一面トップ
知事 安慶田氏の疑惑否定
県教委も否定 調査打ち切り
元幹部は発表に疑惑
安慶田氏 続投に意欲
■二面トップ
知事 早期幕引き図る
教員試験疑惑 簡単な内部調査のみ
「第三者調査会」の声
与党 知事対応 理解示す
野党 百条委の設置視野
■教員ら徹底解明望む
「納得いく説明を」
県対応に注文相次ぐ
■社会面トップ
焦る県 火消しに躍起
副知事否定繰り返す
口利きの事実はない
知事、副知事の辞任否定
客観的な調査必要
仲地博氏(沖縄大学学長)
沖縄タイムス+プラス ニュース
沖縄県教育長、副知事の疑惑否定も真相見えず 当時の幹部聴取「相談して対応」
2017年1月20日 08:17
「そのような事実は承知せず、なかったものと考えています」。2015年の沖縄県教員採用試験を巡り、安慶田光男副知事が特定の受験者を合格させるよう依頼した疑いが持たれている問題について、平敷昭人県教育長は19日、きっぱり否定した。しかし口頭で聞いたという範囲は現在の職員に限られ、当時の幹部ら関係者への確認は「少し整理してから答えたい」と明言を避けた。真相は、まだ見えない。
この日の県教育委員会の定例会で、委員の一人から報道について説明が求められると、平敷教育長は「働き掛けを受けたとの報告は受けていない。氏名や受験番号を伏せて合否の決定はしており、採用試験は公平・公正に行われたと考えている」と疑惑を否定した。
しかし、その根拠ははっきりしない。
県教育庁学校人事課の課長が複数の職員から話を聞いたとされるが、その手法や範囲は19日段階では明らかにされていない。何よりも現在の職員に限られ、当時在籍していた幹部らへの確認はまだだ。
教育長や統括監、参事などの幹部は軒並み入れ替わっており、現体制に限っての調査がどこまで有効か判断しがたい。
会合後、記者団から「はっきりさせるには当時の関係者に話を聞くのが手っ取り早いのでは」と問われた平敷教育長は、「それも含めて考えたい」「よく相談して対応したい」と述べるにとどめた。
20日の翁長雄志知事の定例記者会見に同席し、より詳しい説明をするとした。
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刑事事件などで身内のアリバイ証言では証言能力を認めない。
>県教育庁学校人事課の課長が複数の職員から話を聞いたとされるが、その手法や範囲は19日段階では明らかにされていない。何よりも現在の職員に限られ、当時在籍していた幹部らへの確認はまだだ。
>教育長や統括監、参事などの幹部は軒並み入れ替わっており、現体制に限っての調査がどこまで有効か判断しがたい。
対応に当たった教育長は、翁長知事が就任時に、任期半ばで入れ変わった教育長。
副知事の教育長口利きの当事者と思われても仕方の無い人物だ。
クサイ人物にクサイ話しを聞いてもまともな答えが出るはずは無い。
臭い物には蓋をするに決まっている。
第三者委員会か場合によっては百条委員会でも招集しなければ県民は納得しないだろう。
珍しく、今回は真っ当な意見を述べている仲地博・沖縄大学学長の意見引用しておこう。
「県民の納得を得るには、第三者的立場による、客観性や公平性が担保されるような調査が必要だ。 匿名性を守り、幅広い人からヒアリングしないといけない。 対象が幹部だけならば、匿名性が低くなる。 中堅職員や当時担当した職員からも聞き取りすべきだろう」
御意!
【おまけ】
安慶田副知事、教育庁幹部登用も依頼か 2年連続 本人は否定
琉球新報 2017年1月20日 06:30
公立学校教員候補者選考試験(教員採用試験)で特定の受験者を合格させるよう働き掛けた疑いが持たれている安慶田光男副知事が、県教育庁の幹部人事でも複数の人物の名前を挙げて登用を依頼していた疑いがあることが19日、複数の県教育庁関係者の話で分かった。関係者によると、依頼があったのは安慶田氏が副知事に就任した直後の2014年12月から翌年1月ごろと、15年末から16年初めにかけての2回とみられる。依頼について、内部で協議し「副知事にそのような権限はない」として応じなかったという。県教育長を除く課長級以上の幹部人事は県教育委員会が決定するため、登用依頼は副知事の権限を超える行為に当たる。安慶田副知事は同日、記者団に対し「やっていない」と、強く否定した。
翁長雄志知事は19日午前、教員採用試験を巡る疑惑に関して記者団に「これから関係部局を回って事実関係を含め、きょうまでの過程を聞いて、それからの一つ一つの作業になる」と述べ、事情聴取して事実確認を調査する考えを示した。20日の定例会見で対応などについて見解を表明する見通し。
平敷昭人県教育長は19日の教育委員会会議終了後、記者団に対し「(疑惑のある)介入はないと認識している」と否定したが、事実関係の調査について「実施を検討したい」との意向を示した。知事の定例会見にも出席する。
複数の関係者によると、14年末ごろ、安慶田副知事から県教育庁の職員に対し複数の名前を挙げ、庁幹部に据えるよう依頼があったという。これを受け、15年1月ごろに内部で緊急会議を開き「庁内幹部の人事は教育委員会の権限であり、副知事の権限ではない」として、依頼を断ることを決め、安慶田副知事に伝えた。また15年末から16年初めにかけても登用依頼があり、同様に依頼を断ったとみられる。関係者の1人は「ここまで圧力をかけるのかと思った」と証言した。
教育委員会は公正中立を保つため、首長からは独立した行政委員会として設置されている。県教育庁総務課によると、教育庁の課長以上の人事は、県教育委員会規則に基づき、総務課で取りまとめた案を教育委員会会議で協議し決定する。
教育長の人事は、14年の改正地方教育行政法で教育委員長と教育長が統合され、首長が任命する。