狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

大きなお世話!沖縄県が県民投票で「助言」 予算未可決の21市町村へ

2018-12-20 20:54:51 | 辺野古訴訟

 

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県が欠陥だらけの県民投票の実施で「助言」だそうだ。(爆)

大きなお世話である。(下地宮古島市長)

沖縄県が県民投票で「助言」 予算未可決の21市町村へ

 

(写真と本文は直接関係ありません)

 米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票を巡り、県は19日、県民投票を実施しない意向を市長が表明した宮古島市や、県民投票を実施するための予算案が可決されていない計21市町村に対し「技術的助言」をした。技術的助言は、地方自治法第245条の4の規定に基づく手続きで、県民投票実施のための経費が議会で否決された場合でも首長が予算を計上して経費を支出することが適切だという内容になっている。

 併せて謝花喜一郎副知事と池田竹州知事公室長が下地敏彦宮古島市長と20日に面会し、県の考え方を説明した上で県民投票実施に向け協力を求める。

 技術的助言では、市町村は投票事務を処理する義務を負うこと、県民投票の実施にかかる経費が議会で否決された場合は市町村長は再議に付すこと、再議に付しても否決された場合は首長が予算を計上して経費を支出することが適切だと指摘した。

 県が技術的助言をしたのは、那覇市、宜野湾市、石垣市、浦添市、名護市、糸満市、沖縄市、うるま市、宮古島市、南城市、東村、今帰仁村、本部町、金武町、伊江村、読谷村、北谷町、南風原町、粟国村、伊是名村、与那国町の計21市町村(県の発表順)。

 

 

 

 

コメント (1)

米大統領への請願署名、成功は1件のみ 新基地の工事停止は難しい?

2018-12-20 14:28:26 | 辺野古訴訟

 

 

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 県民投票に関し宜野湾市議会が「反対」意見書の可決に続いて、関連予算案を否決した。

雪崩現象である。

県民投票反対を表明する市町村は、宜野湾市に雪崩を打って続くと思われる。

デニー知事の最後の手段である県民投票が虫の息である。

今度は県民投票と同様に法的的強制力の無い「署名活動で無駄な抵抗をする動きがある。

仮に署名の結果をトランプ大統領に提示したからと言って、トランプ大統領が辺野古埋め立てに反対するはずがない。

もし本気で考えているとしたら、見当違いも甚だしい。
 

沖縄タイムス+プラス プレミアム

 【平安名純代・米国特約記者】名護市辺野古の新基地建設工事停止を求める電子署名が目標の10万筆を超えた。請願を始めたハワイ在住の県系4世の作曲家ロブ・カジワラさん(32)は「全く予想しなかった」と驚きと感激を表す一方、「辺野古の状況を変えるには米国民の意識を変えなければ」と訴える。

                   ☆

トランプ大統領への署名提示が見当違いであることを、沖タイの米国特約記者が暴露してくれた。(涙)

沖縄タイムス+プラス ニュース

 

9秒でまるわかり!

  • 辺野古新基地建設停止を米側に求める電子署名が10万筆を超えた
  • この請願サイトはオバマ前大統領が導入。48万件中、成功は1件のみ
  • 10万筆を超えた請願は29件あったが、米側の回答は7件だけだった

 【平安名純代・米国特約記者】来年2月の県民投票まで辺野古の新基地建設工事の停止を求める米ホワイトハウスの請願サイトの署名が目標の10万筆を超えた。沖縄ではその効力に関心が高まっているが、2011年9月のサイト開設以来、請願がきっかけで法制化された成功例は1件で、残りはホワイトハウスからの「回答」にとどまっている。

ホワイトハウスの請願サイト。名護市辺野古の新基地建設の一時停止を求める電子署名が目標の10万筆を超えた

 オバマ前大統領が導入した同サイト。16年12月末までに請願件数は48万件、署名者数は2900万人、署名数は4千万筆となっている。

 請願がきっかけで法制化された例は、14年8月にオバマ氏の署名で成立した「携帯電話のSIMロック解除」の1件のみ。10万筆を超える請願件数は29件で、ホワイトハウスが回答したのは7件だった。

 署名が最も多かったのは、トランプ大統領の確定申告書類の公開を求める請願で、約115万筆を集めた。だが、ホワイトハウスは「この請願利用規約の範囲外」と回答。日本関係では、米政府に「日本海」と「東海」の併記を義務付けるよう求めた請願が約11万筆を集めたが、ホワイトハウスは米地名委員会の規定を説明しただけで、いずれも実際に「検討」したとは言い難い回答となっている。

 こうした経過から、署名で新基地を巡る状況が変わるかは見通せない。ただ、短期間で10万筆を達成し、ホワイトハウスの公的記録に残された意義は大きい。人々が国境を超えて共有した危機意識は、次の行動を生む力となり得る

                   ☆

>署名で新基地を巡る状況が変わるかは見通せない。

署名活動、県民投票そして土砂埋め立て工事、どれを取ってもデニー知事には八方塞に違いは無い。

残る最後の手段が刑事被告で執行猶予中の山城博治被告と手を取り合って、土砂運搬トラックの下に潜り込む以外になす術は無いだろう。(涙)

 ■東子さんのコメント

10万筆の署名が集まれば、ホワイトハウスは、請願内容を実行してくれるような幻想を振りまき、

「「トランプさん、辺野古を止めて」 米ホワイトハウスへ嘆願 電子署名10万筆を募る 2018年12月13日 08:28」
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/358617

 


電子署名の仕方を懇切丁寧に教え

 

「3ステップでOK 米ホワイトハウスへの嘆願、署名のやり方は? 2018年12月19日 14:23」
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/361226

 


中国の危機に目覚めてトランプ大統領のやり方は手ぬるいと、上下院ともトランプ大統領に発破をかけている最中の米国の空気を吸っていないかのような記事を掲げ、

 

「米国民の意識変えなければ 新基地「停止」ホワイトハウスへ請願、ロブ・カジワラさん 2018年12月19日 13:00」
普天間移設問題・辺野古新基地 辺野古 平安名純代・米国特約記者
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/361214

 


署名を煽った結果、

 

「米大統領へ「辺野古の埋め立て停止」署名10万超 10日で目標突破 2018年12月19日 07:21」
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/361173

 


10万筆達成した途端、

 

「大統領に請願 成功は1件/辺野古停止署名 大半は「回答」のみ 2018年12月19日 05:00」
普天間移設問題・辺野古新基地 辺野古 平安名純代・米国特約記者
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/361409

 


「米大統領への請願署名、成功は1件のみ 新基地の工事停止は難しい? 2018年12月19日 08:30」
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/361179

 

10万筆達成した歓喜から、絶望へ一気に落とすタイムス。
すっごいわねぇ。

 

 


■電子署名は、「10日間で、10万筆集めるほど反対が多い」の印象を作りたかったのだろう。
ただ、それだけだったのだと思う。
でなければ、「ホワイトハウスが回答する場合は、各署名者にメールで通達が届く仕組みになっている」を無視する訳がない。
ホワイトハウスが「東アジアの安定のために沖縄の基地は重要な役目を果たしているのだが、できるだけ沖縄の負担を軽くすることも重要な観点なので、市街地のある普天間飛行場の移設を日米両政府で協議した結果、移設先は『辺野古が唯一』という回答を得た」を10万人に送ったら、「辺野古のことを良く知らない人」に「辺野古移設の意義」を知らせることになる藪蛇だから。

今となっては、願わくば、ホワイトハウスが、請願をスルーしてくれることだろう。

「米大統領への請願署名、成功は1件のみ 新基地の工事停止は難しい? 2018年12月19日 08:30」
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/361179

>10万筆を超える請願件数は29件で、ホワイトハウスが回答したのは7件だった。
>日本関係では、米政府に「日本海」と「東海」の併記を義務付けるよう求めた請願が約11万筆を集めたが、ホワイトハウスは米地名委員会の規定を説明しただけで、いずれも実際に「検討」したとは言い難い回答となっている。
>こうした経過から、署名で新基地を巡る状況が変わるかは見通せない。
>ただ、短期間で10万筆を達成し、ホワイトハウスの公的記録に残された意義は大きい。
>人々が国境を超えて共有した危機意識は、次の行動を生む力となり得る。

「ただ、短期間で10万筆を達成し、ホワイトハウスの公的記録に残された意義は大きい。」
「人々が国境を超えて共有した危機意識は、次の行動を生む力となり得る。」

↑雰囲気盛り上げの為だったと白状。
特に、「ただ」の言葉にそれが込められている。
 
公開  * Unknown 2018-12-20 07:54:59 パパドプーロス   恫喝!反基地活動家が、琉球... 閲覧
元名護市長たるものが琉球セメント前でこのような行為をするとか狂ったとしか思えない
それもあなたたちを糾弾しに来たわけじゃないとかどんな逆だよ 

 

コメント (3)

【速報】予算案否決!宜野湾市議会、県民投票の関連予算

2018-12-20 13:14:00 | 辺野古訴訟

 

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【祝】

先ほど宜野湾市議会で、午後12時過ぎ、県民投票の関連予算が否決された。

先日の「反対」意見書の可決に続いて、宜野湾市ガ県民投票を行わないことが決まった。

採決直前、傍聴席に押しかけた反基地活動家が「住民訴訟で損害賠償を要求する」などの怒号で議事妨害を目論んだ。

市長に対しても「提訴され後で恥かいても知らんぞ」などと罵声を浴びせていた。

大きなお世話である。

負け犬の遠吠えを尻目に見ながら、予算案は粛々と否決された。

サヨクって負けると分かっているのに、何故議事妨害までして無駄な抵抗をするのだろう。 

往生際が悪い!

【追記】

 

沖縄タイムス+プラス ニュース

 

 

 米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の市議会(上地安之議長)は20日の12月定例会最終本会議で、名護市辺野古の新基地建設を巡る県民投票に必要な補正予算案を賛成少数(賛成10反対15)で否決した。松川正則市長の申し入れで再議したが、同数で否決された。松川市長は県民投票を実施するかについて、「有識者や弁護士の意見も聞き、あまり時間をかけず決断したい」と記者団に述べた。

松川正則市長

 予算案に反対したのは与党会派の絆輝クラブ9人、絆クラブ3人、公明党3人、賛成したのは野党会派の結・市民ネットワーク5人、無会派2人、中立会派の共生の会3人。

 市議会では、県民投票条例に反対し米軍普天間飛行場の閉鎖・返還を求める意見書を、4日の本会議で賛成多数で可決している。絆輝、絆クラブの与党2会派は20日午後、意見書の要請で県庁を訪ねる。

 

コメント (5)

恫喝!反基地活動家が、琉球セメント、要請書受け取り拒否 要請行動、一時過激に

2018-12-20 06:50:58 | 辺野古訴訟

 

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沖縄戦「集団自決」の真相 梅澤裕元座間味島隊長の遺言 / 鴨野守/著 / アートヴィレッジ

定価:1296円+税
 
 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

鴨野/守
昭和30年富山県生まれ。金沢大学教育学部卒業。ジャーナリスト。教育問題、戦争、人物評伝を主に手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 ■本日、12月20日午前9時、宜野湾市議会に集合!

オール沖縄が、県民投票を強行しようとしています。
 
反対決議や予算案を否決した市町村は、与那国町、石垣市、宮古島市、浦添市、宜野湾市、うるま市、本部町、渡嘉敷村、辺野古行政区となっております。
 
それでも、反基地活動家は、予算案の再上程を行おうとまでしています。
 
本日(木)は、普天間米軍基地の地元宜野湾市議会で県民投票の予算の採決が行われます。
 
今回も、オール沖縄側の議事妨害が予想されます。
 
傍聴に参加できる方は、AM9時までに宜野湾市議会にお越しください。
与党議員に対する異常な脅しが行われてているとも聞いております。
 
反基地活動家の議事妨害を阻止しましょう。
 
宜しくお願い致します。
 
 
 
県民投票に反対する市町村が続出している。
 
虫食い状態の県民投票で問う「民意」など何の意味もいない。
 
辺野古移設の原点である宜野湾市議会が、先日の「反対」意見書可決に続いて、今日関連予算の否決が行われる予定。
 
次々と反対表明をする市町村に対し、焦った反基地活動家たちは実力行使で、妨害工作を目論んでいる。
 
きょうの宜野湾市議会も反基地活動家による混乱が予測される。
 
 
一方、辺野古の土砂搬入についても活動家の動揺は隠せない。
 
民間会社の琉球セメントが土砂搬入に協力したことで、活動家の常套手段で恫喝したり、泣き落としに訴えたり、恥も外聞も無い体たらくだ。

防衛局は18日、辺野古の埋め立て用土砂を搬出する琉球セメントの桟橋敷地内で、ダンプカーのカギ穴が接着剤で埋められて損壊されたと発表した。

埋め立て現場近くの米軍基地内などでも同様の被害があり、沖縄県警名護署は器物損壊か威力業務妨害の容疑で捜査している。

防衛局や名護署によると、18日午前7時ごろ、警備員が壊されている状態のダンプカーを発見し、県警に通報した。

桟橋近くの採石場でもダンプカーなど重機複数台が同様の被害に遭っていることが確認された。

このほか、14日にも米軍キャンプ・シュワブ敷地内で重機3台の鍵穴が壊されたり、燃料タンクに異物が混入されているのが発見された。

また、13日早朝には埋め立て現場海域に設置されたフロート数カ所が何者かによって切断されていた。

防衛局は18日、コメントを発表し、「このような犯罪行為が行われたことは、法治国家であるわが国で到底許される行為ではない」と非難した。

琉球セメント、要請書受け取り拒否 要請行動、一時過激に

罵声が飛び交う場面もあったが、事態が収拾し、琉球セメントの「誠意ある」対応を求め頭を下げる反対派ら=19日、同社前

 沖縄「建白書」を実現し未来を拓く島ぐるみ会議名護(稲嶺進代表)は19日、辺野古の埋め立て用土砂の搬出する琉球セメント安和桟橋の使用停止を求め、浦添市にある同本社前で要請活動を行った。しかし同社が要請書の受け取りを拒否したため、約100人の反対派らがこれに反発し、罵声が飛び交った。

               ☆

彼ら反旗地活動家の恫喝の手段はこれだ。

 「お前たちの顔写真を名前入りで町中に晒し、妻子や家に危害を加えるぞ!」


これが沖縄でヘイワを叫ぶ の実態である。

琉球セメントに取っては迷惑この上もない。

活動家と同じ行動を強要されても企業活動は自由だ。

琉球セメントを応援しよう!

 

 

コメント (8)

米合意後初、辺野古沿岸部に土砂投入で後戻りできぬ段階へ

2018-12-20 00:59:16 | ●●沖縄の黒歴史

 

 

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沖縄戦「集団自決」の真相 梅澤裕元座間味島隊長の遺言 / 鴨野守/著 / アートヴィレッジ

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著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

鴨野/守
昭和30年富山県生まれ。金沢大学教育学部卒業。ジャーナリスト。教育問題、戦争、人物評伝を主に手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 ■本日、12月20日午前9時、宜野湾市議会に集合!

オール沖縄が、県民投票を強行しようとしています。
 
反対決議や予算案を否決した市町村は、与那国町、石垣市、宮古島市、浦添市、宜野湾市、うるま市、本部町、渡嘉敷村、辺野古行政区となっております。
 
それでも、反基地活動家は、予算案の再上程を行おうとまでしています。
 
本日(木)は、普天間米軍基地の地元宜野湾市議会で県民投票の予算の採決が行われます。
 
今回も、オール沖縄側の議事妨害が予想されます。
 
傍聴に参加できる方は、AM9時までに宜野湾市議会にお越しください。
与党議員に対する異常な脅しが行われてているとも聞いております。
 
反基地活動家の議事妨害を阻止しましょう。
 
宜しくお願い致します。
 

 

 

米合意後初、辺野古沿岸部に土砂投入で後戻りできぬ段階へ

求心力弱まる反基地活動家

 沖縄県の米軍普天間飛行場の移設先である名護市辺野古で、政府による埋め立て海域への土砂投入が始まった。日米両政府が1996年に同飛行場の返還で合意して以降、辺野古の海域に土砂が投入されたのは初めて。移設計画は後戻りできない段階を迎えた。(那覇支局・豊田 剛)

地元の行政委も県民投票反対決議

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辺野古沿岸の土砂投入に反対し、警察に制止される反対派の男性=14日朝、沖縄県名護市辺野古

 辺野古のキャンプ・シュワブの沿岸に14日午前9時頃、土砂を積んだ運搬船が桟橋として用いる護岸に接岸した。土砂がダンプカーに積み替えられ、午前11時頃から海に向けて次々と投入した。

 キャンプ・シュワブのゲート前では夜明け前から集まった反基地活動家らが抗議の声を上げた。警察の警告に従わず、車道に飛び出し、車両の前に立ちふさがって進行を妨害。違法行為の影響で、ゲートで働く人々やその他通勤客らに影響が出た。また、海上でも約20隻のカヌーが抗議活動をした。

 政府は15日も土砂の投入を続行した。玉城デニー知事は同日、キャンプ・シュワブのゲート前で行われた反基地集会で「勝つことは難しいかもしれないが、絶対に諦めない」と発言。難しい局面を迎えていることをにじませた。

 一方、現行のV字案が合意された当時の名護市長の島袋吉和氏は、土砂投入の瞬間を基地内で見守り、「最高の埋め立て日和だ。ようやく大きな一歩を踏み出した」と安堵した。

 埋め立ての前日には、反基地活動家らの出鼻をくじく判決が福岡高裁那覇支部で下された。2016年に辺野古のキャンプ・シュワブのゲート前で抗議活動中に、公務執行妨害や威力業務妨害などの罪で逮捕された反基地運動リーダーで沖縄平和運動センター議長の山城博治被告に対し、懲役2年、執行猶予3年の有罪を言い渡した那覇地裁判決を支持し、被告の控訴を棄却したのである。

辺野古移設、後戻りできぬ段階を迎える

反基地デモの参加者を激励する玉城デニー知事(右)と沖縄平和運動センターの山城博治被告(左)=15日午前、沖縄県名護市辺野古

 有刺鉄線をペンチで切ったり、1486個ものブロックを基地ゲートに積みあげた行為について、「一連の行為は、移設工事を進める防衛省沖縄防衛局の業務を不当に妨害したもので、憲法で保障される表現の自由の範囲を逸脱している」と認定した。こうした判決が少なくとも、過激派の暴力活動を自粛させていくに違いないと期待する声は多い。

 14日朝には山城被告の姿もゲート前にあった。7時半頃、マイクを握ると「20年闘い抜いた辺野古の海にいよいよ土砂が入ろうとしている。民主主義と人権と平和と暮らしと命が今潰されようとしている」と訴えた。

 ただ、高裁で有罪判決が下された上に、心臓を手術した身の山城被告にはかつての強いリーダーシップや強硬な姿勢を見ることができない。「もう従前のように道路に出て横たわって抗議することはできない」。山城被告はこう述べた後、「辺野古を埋め立てさせるな」とシュプレヒコールの先陣を切ったが、すぐに別人と交代した。

 埋め立て開始により、原状回復が困難になる中、玉城知事は来年2月24日に実施予定の県民投票に期待をかける。反対の民意を政府に示したい考えだ。

 ただ、肝心の移設先である辺野古区の行政委員会は12日、県民投票に反対することを全会一致で決議した。「埋め立ての賛否だけを問うことは望ましくない」というのがその理由だ。辺野古区に現存するヘリパッドは、代替施設が完成とともに返還され、地元の負担が軽減される。問うならその点も併せて問うべきだというわけである。

 基地建設による経済振興や財政的補償への期待が高いだけでなく、平穏な日常生活を脅かす反対派によるデモ活動に終止符を打たせたいという思いも底辺にはある。

 14日は朝の5時半頃からデモが行われ、怒号が辺野古集落まで響いた。小学生の子供を持つ母親は、「安眠妨害で、平穏な日常生活が反対活動によって台無しにさせられる」と迷惑がった。

 辺野古商工社交業組合の飯田昭弘元会長は、「ゲート前の違法活動を知事が激励することは理解しがたい」と批判する。土砂投入については、「代替施設を止めることはできない。むしろ、どのように地域振興するかアイデアを出すべきではないか」と話した。

 

 

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