ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

モノの価値

2010-09-05 22:26:17 | つぶやき
先日、渋谷の外資系CDshop「HMV」が閉店した。

閉店の理由は、パソコンで音楽が配信され購入者が激変という、いわゆる
時代の変化そのもが、その理由である。

確かに1曲300円ほどで購入でき、曲も選べるし、しかも早くてかさ張らない。
これでは売れなくなるのも致し方ないのかもしれない…。

しかし、果たしてそうだろうか?数年前に会社更生法を適用した大手のタワー
レコードも、この度のHMVも品ぞろえは確かにピカイチであった。ただし、
ただモノ置いてあるだけなのである。

例えば、聞いたことのないクラッシックなどを聞いてみようと思っても、
一体、誰の、ドレを、チョイスして良いものかわからないのだ。
店員さんに聞こうにも、ちょっとそういう雰囲気でもないし…。
もし、そこにジャンル別の専門スタッフが居て、何でもお聞き下さいと
言うようなコーナーでも設けてあれば、気軽に聞けると思うのである。

現に、都内に47店舗を展開する「デスクユニオン」というCDshopは、
ロック、ラテン、クラッシックと各ジャンル別に詳しい専門のスタッフ
(元バンドマンや演奏者)を置き、収益を伸ばしている会社もあるのだ。

要は、その販売方法による差だけなのだ。

お客さんの払うお金は、モノに対してだけでなくその背景というところが
ポイントだと思うのである。

モノの力に頼った商売の仕方では、なかなか生き残りは厳しいだろう。
提供する側のモノの対する気持ち如何で、モノの価値は変わるのである。

そんなところも商売の重要なポイントなのかもしれない…。






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