今日は終日、大阪へ。
道中に読んだ本がこれ、「ニッポンの穴紀行」西牟田靖著である。
最初、廃墟マニアが好みそうな場所を訪れただけの紀行本かと思ったが、
実はそうではなかった。軍艦島のような場所も訪れてはいるが、九州の
日韓トンネルが掘られている場所や黒部ダム、マイナーなところでは、
滋賀県にある滋賀会館(かつて賑った商業文化施設跡)や日本のウラン鉱山
跡の人形峠(放射能濃度が異様に高い場所)などタイトル通り「穴」に
まつわる様々な場所を取り上げ、その背景を詳細にレポートしている。
中でも面白かったのが国会図書館である。
20台後半に暇な旅友と度々、訪れてはいたのだが知らないことばかりだった。
まず、国会図書館は地下8階という、まれな構造になっている。国会図書館の
役割としては、国内で出版される本や雑誌といったおおよそすべての出版物
を収集して保管することにあるそうで、毎日、2000冊もの出版物が送られて
くるのだとか。また、その購入には我々の税金が充てられているそうだ。
毎日2000冊である。これを振り分けるだけでも相当な労働力である。
地下8階という巨大なスペースは、これに対応するものだという。しかし、い
つかは一杯になってしまうはずだ。そんな質問にここで働く職員は、「これは
国家の事業なので、一杯になったら増築してでも保管するでしょう…」との
ことであった。
もっとも、その前に、印刷物の大半が電子化されてしまい、そんな心配は
なくなってしまう気もしなくはない。
また、「日韓トンネル」についても意外であった。実際、試掘されていたの
である。場所は福岡県で、韓国側到達点は釜山よりずっと西ということで
計画されていた。そしてこのプロジェクトには、あの統一教会が絡んでいた。
もっとも、現在は資金難からか統一教会はこのプロジェクトから外れており、
日韓トンネル協会などという、国でもなく公の団体ではない、良く分からない
団体が推進しようとしているらしい…。当然、工事は止まったままである。
まぁ、期待せずに読んだ本の割には、随分、楽しめた本であった。
道中に読んだ本がこれ、「ニッポンの穴紀行」西牟田靖著である。
最初、廃墟マニアが好みそうな場所を訪れただけの紀行本かと思ったが、
実はそうではなかった。軍艦島のような場所も訪れてはいるが、九州の
日韓トンネルが掘られている場所や黒部ダム、マイナーなところでは、
滋賀県にある滋賀会館(かつて賑った商業文化施設跡)や日本のウラン鉱山
跡の人形峠(放射能濃度が異様に高い場所)などタイトル通り「穴」に
まつわる様々な場所を取り上げ、その背景を詳細にレポートしている。
中でも面白かったのが国会図書館である。
20台後半に暇な旅友と度々、訪れてはいたのだが知らないことばかりだった。
まず、国会図書館は地下8階という、まれな構造になっている。国会図書館の
役割としては、国内で出版される本や雑誌といったおおよそすべての出版物
を収集して保管することにあるそうで、毎日、2000冊もの出版物が送られて
くるのだとか。また、その購入には我々の税金が充てられているそうだ。
毎日2000冊である。これを振り分けるだけでも相当な労働力である。
地下8階という巨大なスペースは、これに対応するものだという。しかし、い
つかは一杯になってしまうはずだ。そんな質問にここで働く職員は、「これは
国家の事業なので、一杯になったら増築してでも保管するでしょう…」との
ことであった。
もっとも、その前に、印刷物の大半が電子化されてしまい、そんな心配は
なくなってしまう気もしなくはない。
また、「日韓トンネル」についても意外であった。実際、試掘されていたの
である。場所は福岡県で、韓国側到達点は釜山よりずっと西ということで
計画されていた。そしてこのプロジェクトには、あの統一教会が絡んでいた。
もっとも、現在は資金難からか統一教会はこのプロジェクトから外れており、
日韓トンネル協会などという、国でもなく公の団体ではない、良く分からない
団体が推進しようとしているらしい…。当然、工事は止まったままである。
まぁ、期待せずに読んだ本の割には、随分、楽しめた本であった。