ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

アルゼンチンサーカス

2016-10-07 22:21:25 | つぶやき
久しぶりの家族サービス。

子供を連れて愛知県犬山にある「リトルワールド」へ行ってきた。名古屋鉄道が運営する
世界各国の衣・食・住をはじめとした民族文化を展示している野外民族博物館だ。

行くのは二度目。もう、10年以上前になる。展示施設はトルコが増えたくらいであとは
そのまま。資金難の為かメンテナンスもままならず、施設はかなり老朽化が進んでいた。
平日ということもあり、どこかの小学校が遠足できていたくらいで、随分、閑散として
いたのもちょっと残念な感じだ。

けれど、個人的にはこの寂れ感満載のテーマパークは、嫌いではない。ます、空いている
というのがいい。もっとも、アトラクションというものがそもそもないので、待つという
苦痛はないのだけれど、食事をするにしても空いているし、そこら辺のベンチも座り放題。
午後3時過ぎには、ほとんど人が見当たらず、閉館してしまったのかと思ったほどでちょ
っと焦ったほど。

今月のイベントは、「アルゼンチンサーカス」だった。

ひと言でいえば、地味。派手なパフォーマンスは皆無だ。けれど、芸は細かいし音楽が渋い。
しかし、この内容では場末の遊園地くらいでしか、お呼びがかからないのではないのかと
思うほど。それでも、40分のこのショーをひと月やるために、はるばる日本の裏側からやって
きたのかと思うと、ちょっと切なくなる妙な感動があった。

場末感と哀愁の漂う地味なサーカス。見る人を切なくさせる何かがある。そういえば、ブエ
ノスアイレスで見たタンゴにも通じるものがある。まさにこれこそが、アルゼンチンサーカ
スの魅力なのかもしれない。(ホントかよ?)

帰り際、子供に感想を聞くと、「もういい…」とひと言。

旅行もそうだが、外国の文化に触れさせようとすればするほど、引かれる。

この楽しさを分かるには、若干、早すぎたのか、と思いきや、妻からもひと言「私も、もう
いい…」

まったくこれだからミーハーは困る。

例えば、東京ならディズニーランドより豊島園、豊島園よりよみうりランド、よみうりランド
より、花やしきだ。

この良さは、分かる人にはわかるもの。

そう思うことにしている。






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急がない贅沢

2016-10-06 21:43:15 | 時事(海外)
中国がエチオピアとジプチを繋ぐ鉄道を開通させた。

で、写真を見てびっくり。ホームには人っ子ひとりおらず、各車両の乗車口に車掌さんが
立っているその光景、まるで中国そのもの。

もっとも、中国が作ったのだからそのものでもおかしくないけれど、それにしてもエチオ
ピア人かジプチ人の数人でも写真に載せてあげないと、ここがどこなのかさっぱりわから
ない。なんでも人材が育つまで、5年の契約で、運転士や駅長、技師など運行に関わる全て
を中国人が担うらしい。それはそれでいいけれど、鉄道が来るまでプラットホームで待て
ない中国式システムには、日本で育った者からすると、今一つ不自由に感じる。改札が開
くと、一斉に列車に向かって人がなだれ込むその行為にも圧倒されるし、かえって危険で
は、と思ったりもする。

まぁ、なんでもかんでも統制したがる中国式は、人が多すぎるゆえという見方もできるけ
れど、それをのんびりしたエチオピア人に押し付けるのは、どうなんだろうと思ったりも
する。その一方で、モラルとか規律が守れないだろう人々には、案外、この中国式のほう
が合っているのでは、という気もしている。

運賃などは、どうなんだろう。一般のエチオピア人が乗れる程度なんだろうか?

何はともあれ、話のネタに中国の管理が終わった後に、ぜひ、乗ってみたいものではある。

昨日は大阪へ行ってきた。

行きは新幹線、帰りは近鉄特急。往路は1時間で復路は2時間15分かかった。さすがに新幹
線は早い。

11年後、リニアが品川~名古屋間に開通する予定だ。かかる時間はなんと40分。全線の
86%がトンネルらしいので、景色もなにもあったものではない。単なる移動手段だ。
巨額の税金も投入され、予測より運賃も上がるはずで、それなら今のままで十分ではないか
と思う。

車内でうとうと、ゆっくりと本を読む、ぼんやりと景色を眺める、弁当を食べるなども移動
という口実で得ることができる余分な時間があってこそ。リニアでの移動にそんな空間は無
きに等しい。

急がない贅沢。

時々は、こちらを選びたい。





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長谷川さん

2016-10-05 22:20:43 | 時事(国内)
長谷川さん、ブログの失言で全番組降板。

といっても、この方の番組、一つも見たことがないんだけれど…。

元々、フジテレビのアナウンサーだったのに金銭問題で他部署へ移動させられ、結局、退職。
その後フリーになり今に至っていて、仕事が無くなる辛さを経験しているはずなのに、やら
かしてしまった。

最近のテレビは毒舌が他者との差別化みたいになっていて、そうでないとなかなか番組に呼ば
れないとか、使ってもらえないような状況になっているようにも見える。出演者が皆、お笑い
芸人化しているのもそう。いつの間にか少数派だったキャラが、いつの間にか均一化してしま
っていて、今や毒舌キャラも数多くい過ぎて、まるで新鮮味がない。

ただ彼の場合、タレントではなく、あくまでもアナウンサーを謳っていて、その点が他の芸能
人と異なってはいたはず。アナウンサーで毒舌キャラというのは、彼以外に思い浮かばない。
もちろん局アナでは、毒舌を売りに出来るはずもなく、フリーの方々でも、やはりある程度の
好感度がなければ使ってもらえないはずで、そういう観点から見れば、彼の場合、元々、フリー
になった経緯が経緯なので、毒舌キャラがピタリとハマった、というのもあるのだろう。

けれど、やっぱり、そこは言葉を使う仕事ゆえ、角が立たない言い方というものがあるはず。


好き嫌いは別として、当初、強気だったのに、仕事が減ると途端に反省しだしたりするところ
なんて、ちょっと人間っぽくていいような気もするのだけれど…。

まぁ、そうでなくても、使われにくい環境にあったのに、これでテレビは完全、無理なったか
もしれない。

反省すべきところは反省し、次のチャンスに繋げていただきたい。

まずは、しくじり先生からかな…。




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功績

2016-10-03 22:13:56 | 時事(海外)
シベリア鉄道を延伸し、サハリンから北海道までをつなぐ…、そんな話があるらしい…。

もっとも現実的には、相当、ハードルが高いと思われるが、日本とロシアで平和条約が
結ばれ、とりあえず二つの島が帰って来て、それから…ということかもしれない。

それでも一応、夢のある話だ。

サハリンと大陸、北海道とサハリンの間は橋かトンネルで結ばれる。随分前に、福岡
と釜山をトンネルで結ぶという話があり、実際にトンネル工事が始まって、というと
ころまでを新聞で見た記憶がある。あれからどうなったのか、おそらくまったく話題
にもならないということは、立ち消えになったと思われる。一度、事が決まっても、
現実には至らないこともあるわけで、そう考えると、夢のまた夢、程度の話なのかも
しれない。

仮に韓国と繋がっても、安易にその先には進めないのだから感動は今一つだが、ロシア
とならその先のヨーロッパとも確実に繋がるわけで、そのスケールの大きさだけでも
随分、違う。例え繋がったとしても、貨物輸送が中心で、東京発モスクワ行なんていう
列車は想像すらできないけれど、ぜひ、安全保障のリスクだけは取り除いたうえで、薦
めていただきたいものだ。

それにしても安倍さんは、まず2島返還で…という交渉をしそうな雰囲気だ。

これまでの日本は「2つ返して、それで手打ち…」ということを恐れて、4島にこだわって
いるらしいけれど、しかし、4つで交渉しつつも何も変わらない現状があるわけで、それを
踏まえて言えば、2島返してもらった上でもう、2島の返還を要求しても同じでは…、という
気もする。

いや、2つ帰ってきたら、ロシアは、もう、それ以上交渉のテーブルすら付かない可能性
があるということなんだろうか?

「一度、取られた領土は帰ってこない…」

世界の基本だ。

二つだけでも帰ってきたら、それはそれでとても稀なこと。

安倍さんは、これを自身の功績として、さらなる長期政権を狙っているんだろうな…。









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残業ゼロ

2016-10-01 21:46:50 | 時事(国内)
都知事に就任した小池さん。

なんとなくいろいろと頑張っているように見えて清々しい。築地の移転問題でも就
任早々、ポイントを上げているし、様々な改革を、この人なら本当にやってくれそ
うだと思わせる所信表明も良かった。

もっとも、私は都民ではないけれど…。

中でも素晴らしかったのは、残業した者が偉いという日本の風潮を東京から変える
という「残業ゼロ」を呼びかけた表明だ。本来ならこれは国を挙げてやるべき課題
だが、無闇に民間企業に圧力をかけるわけにもいかないのだろう。
けれど、もし本当に都庁で残業ゼロをやれたら、少しづつ他の自治体へ広がり、巡り
廻って民間企業へと、いずれ影響を及ぼすに違いない。
すぐにではなくても、これがきっかになれば絶対にいい。

というのも、私は会社員時代、何よりも残業が嫌いだった。

当時、いつも思っていたのが、「多少、仕事が辛くても、もし定時に帰れるなら、も
っとがんばれるのに…」という思いだ。今日の残業は確実に翌日のやる気を蝕んでい
る。それは確信を持って言える。たしかに仕方のない時はある。けれど、ほぼ毎日な
どありえない。

最後に勤めた会社が特に酷かった。直属の上司が「そろそろいいよ…」と言わないと
帰れなかった。時々、月末になると、夜9時ころになって、「「ちょっと、ミーティ
ングやろうか…」と提案する。この時ばかりは、いつも殺意を覚えたものである。

だいたい人のモチベーションや集中力なんて長時間に渡って持続できるわけがない。
1日8時間労働としても、実質、集中してやれる時間なんて午前中2時間、午後3時間程
度だろう。昼に食事をすれば、その後1時間から2時間は間違いなく思考は衰える。そ
れが復活するのが3時ごろで、そして夕方6時で終わる。

これでいい、というかこれが自然体のはず。
それこそ、夜9時過ぎにミーティングなんて、愚の骨頂以外の何者でもない。

サラリーマンを辞めてからというもの、休みは思ったほど取れないけれど、間違いなく
長時間労働はなくなった。

それだけでも、体と精神的にはいい…。

様々な改革の中でも、この部分だけは都庁で働く人間も歓迎しているはず。

ぜひ、実践していただきたい。





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