タケちゃんマンの我が流日記

日々思いのままに、盆栽・写真・旅行・行事・等を
我が流なりの日記にして行きたい。

小正月の思い出!!!懐かしい事???

2009-01-15 22:17:57 | 我が家の日記
全国的に低温注意報が発令されて来ていて、豪雪のニュースだ。
今までが暖かな日和だった為か、この寒さには心も凍る思いだ。

数年前まではこの15日は小正月,つまり「女の正月」であり、
正月の日々は忙しく時間が取れない為、一休みして下さい!、
との心込めてのお暇を与えていたそうです。成人の日でもあった。
それもコレも時代の流れに押されては、今迄の我々は何~~~
こう思い、感じるのはやはり年のせいだろうか???

我が幼少の時は、この15日が楽しみの一つでも有りましたね。
何故にこう言うかは、この日の前の晩からある準備が始まります。
コレも今思えば ただ 懐かしい思い出しかならなくなっている。
コレは 勿体無くて言えない分けでは決してありませんよ~~。
整理が大変なのです、何処からお話していいのか?、思案中。

何故って 我が実家では蚕の育成、つまり「養蚕農家」なのです。
よって この時期つまり1月15日は松の日の最後の日に当たります。
この15日は成人の日でもありましたね。 我が幼少時には、
成人式・・・・なんて聞いた事ありませんでしたがね???。
兄達が多く居ましたけれど、そんなちゃらちゃらした様子など無く、
この15日の行事に手伝っていたような記憶だけが有りましたよ。

本題ですが 今日のこの日は 小正月・・・と言って、女の正月・・・
といいまして、各お母さん達は綺麗な着物を着て、初詣に・・・
出かけたり、自分の実家に出かけたり、お友達とお会いしたり、
一日開放感を味わっていた様です。 ただ実際は如何だったかは?
良く記憶有りませんがね???。ただ一度母の実家でゆっくり、
遊んできた事を覚えていますね。お年玉・・・なんて無く、
従兄弟たちが集まるので、ベーゴマをしたり(当時の遊びです)、
お互いに自前のベーゴマを持参しての、他流試合(挑戦)ですね。
唯でも 何時までも帰らず、ポケットにはベーゴマだらけの為、
良く母に叱られた記憶も有ります。 本当に懐かしいです。
そんな思いでも今はただの夢だったのかな~~と思う次第です。

ここでお話をしたいのはこれからの事なのです(遅くゴメン)。
養蚕をしていた為、いろんな行事も、旧になったり、月遅れになったり、
していましたね、一番分かり易いのが、お盆様ですね。
一般的には新お盆様(7月13~16日)までですが、
ここのに養蚕が入ると、10日遅れ・20日遅れ・月遅れ・40日遅れ・
・・・と様々な日を選んでは、お盆様を行なっていましたね。
そんな養蚕の関係で、この15日にも行なわれていた行事が有る。
それが「繭玉飾り」です。 コメ粉で繭玉(ダンゴ)を作って木にさす、
神様にお供えします。 ただの丸いダンゴだけでなく、繭の形、
等 色々に工夫しての繭玉(ダンゴ)作りに朝から大騒ぎでした。
木は私の実家では「梅ノ木」の枝に繭玉をさして、実を成らせます。
又花木(ニワトコ)と言って(木の名記憶無い)木に花を咲かせます。
この花は木の皮を丁寧に剥き、花のように綺麗につけて行きます。
今でも良く覚えています。それは見事に枯れ木に花が咲来ます。
外形の皮は取り除き、幹を綺麗に細く剥いて行くのです。
菊のような花びらでしたね、神棚の花は15段花を添えます。
後は各神様には5段花を、門松には3段花、お墓には3段花。
と言うように、それぞれ違った花を付けてお供えして行きます。
そのほかに 蕾を付けたり、葉を付けたり、丸棒を10センチ位で
切って竹にさして花と一緒にお飾りしていましたね。
良く私たちは「通称・カチカチ棒・・・」と言ってはお供えしてましたね。
其処の繭玉も木の枝に指し、花木と同時にお供えして行きます。

そんな古式ある行事も、影を潜めています。今は養蚕はしない。
コレも時代の変化でしょうね。桑の木も今ではあまり見る事無い。
皆処分して、畑に変わって来ています。 
まだ枝だけ切ってる、家庭も有り 大変な重労働になって居るようです
当時は偉い幅を利かせての農家も、今では世代交換の関係上、
色々と負担になっている御様子です。これは世代交代でしょうか?。

先日 ある農家でその繭玉つくりが行われ、市役所に展示した。
ニュースを新聞で見た時は、本当に懐かしさを覚えましたね。
即行けば良かったのですが、15日まで展示・・・とあったので、
今日15日に出向いて見たのです、残念でしたね、既に撤去のあと。
ただ残念・・・しか言いようが無く、市役所の方に訴えて来た。
だって掲示違反でしょう~~~15日まで展示・・・のはずです。
もう何十年も実際に触れたこと無かったので、是非触れて見たかった。
それも近くの小学生達が作って飾った物なので、尚更見たかったです。
コレも運命なのだろうか???残念で諦め切れなく、チョッと悔しいね。

又家庭内では 繭玉のおしるこで、いやあれは小豆粥だったかな?。
小豆の中に繭玉を沢山入れて 箸は自家製の木で作った特別な箸、
船のように削りだして、箸を作るのです。子供ではダンゴが掴めず、
苦労して食べた物です。この行事が終らないと正月、松の内が終らない。
必死で食事した記憶有ります、最後には泣き泣き食べた事あったな~。
でも今となっては、いい思い出になっているなかな???
それはどうか知らないが、そんな時期が今日の15日なのです。

又 隣の村での神社では、流鏑馬があり、良く行った事あります。
今でも埼玉県都幾川町の「萩日吉神社」で行なわれています。
当時は 山王様の流鏑馬・・・と言ってましたね、
当時子供の頃で自転車で 1時間位掛かったのかな~~~
とにかく遠く感じていましたね。今では車で 15分位かな?。
3年前にその記憶を辿るべく、流鏑馬を観に行きました。
現在の居住居ている所からでは、25分位掛かります。
大変な賑わいで、我が良く行っていた頃に似ていましたね。
そう とんだ脱線しましてしまったね〈笑)。
要は 今日の日を改めて見直したら、こんな懐かしい事を思う
コレってセンチメンタル・・・そんな事無いよね(大笑い)・・・・。

 
コレって 今日の日とは 関係無さそうだが、コレ美味しいです。
タイの土産の マンゴウですね、実に あま~~~い です。