快気分析

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自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - チリでの大地震と日本での大地震 その2

2015-10-09 12:35:12 | 地震 津波
 先日の当ブログ記事での、TOCANAにある百瀬直也氏の記事、http://tocana.jp/2015/10/post_7539_entry.html ですが、木村政昭 琉球大学名誉教授の見解だけでなく、の島村英紀 武蔵野学院大学特任教授の見解等も合わせてうまくまとまっていたので、引用させていただきました。
 1人の学者のサイトやコメントだけ見ていても全容がわりにくい事もあり、更に他の専門家の観点も比較しながら、個人レベルではありますが事実関係を主にネットで更に調べて分析を進めています。
 島村氏もまたチリの大地震後の日本での大地震の傾向には肯定的であるようです。
 前回の当ブログ記事では南米のインカ帝国がスペインに征服されるまで、或いはその後暫くは大地震の記録がほぼ残っていない事から、日本と比較ができない所が残念ですが、津波の痕跡からはある程度わかって来るのかも知れません。
 ただ津波を伴わない大地震については記録が無いに等しいです。
 実はチリでの大地震が2010年以降、急にハイペースになっていると言うのは事実で、これが過去にもあったのかどうかを知りたいのですが、チリでの記録がないのでそれが出来ません。

自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - チリでの大地震と日本での大地震

2015-10-09 00:54:30 | 地震 津波
チリでの大地震の後、日本で大地震が起きる、と言う説の学者は多いようで、丁度そのあたりを調べていたところへ次の事がネットで見られました。

引用開始(一部抜粋)

http://tocana.jp/2015/10/post_7539_entry.html
【警告】9月のチリ地震後、●年以内に日本で巨大地震!! 恐怖の“反時計回りの法則”とは!?

 さて、前述の木村氏は、チリ沖と日本列島で起きる地震の相関関係について調査を進めた結果、驚くべき事実を発見したという。「今世紀に環太平洋で発生したM8以上の大地震を見ていくと、それらの巨大地震は、太平洋を反時計回り、西から東に循環して発生していることがわかったのです」

引用終了

それでは私が調べていた事も記事にします。
実際に起きた地震ですが、どのレベルの地震を大地震と見るか、と言う点もありますので、引用元を紹介はしておきます。

引用開始(一部抜粋)

ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%AA%E5%9C%B0%E9%9C%87
地震年表
http://contest.japias.jp/tqj2000/30295/history/japan2.html
戦後、日本で起きた主な大地震
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n38836

引用元は上記の他にもありましたが、地震発生のが何月かだけの事実のデータでしたので省きます。

そして上記の引用元から下記の通りまとめました。
チリで大地震が起きてから4年後までをデータに入れています。
各地震とも右端の数字は犠牲者数です。

バルディビア地震 - 南部バルディビア沖(1575年)
の後は
特に記録には無し

アリカ地震 - 北部アリカ沖(1868年)
の後は
1872/03/14 浜田地震 島根県西部 M7.1 550

イキケ地震 - 北部イキケ沖(1877年)
の後は
特に無し

チリ地震 (1960年) - 南部バルディビア沖
の後は
1961/02/02 長岡地震 新潟県中部 M5.2 5
1961/02/27 宮崎県沖 M7.0 2
1961/08/19 北美濃地震 岐阜・福井・石川県境付近 M7.0 8
1962/04/30 宮城県北部地震 宮城県北部 M6.5 3
1964/06/16 新潟地震 新潟県沖 M7.5 26

バルパライソ地震(es:Terremoto de Valparaíso de 1906) - 1906年、M8.2
の後は
1909/08/14 姉川地震(江濃地震) 滋賀県東部 M6.8 41

アタカマ地震(内陸地震)(es:Terremoto de Vallenar de 1922) - 1922年、M8.5
1922/12/08 長崎県-千々石湾 M6.9 26
の後は
1923/09/01 関東地震 神奈川県-相模湾 M7.9 140,000 関東大震災。日本災害史上最大
1924/01/15 丹沢地震 神奈川県西部 M7.3 19
1925/05/23 北但馬地震 兵庫県南部 M6.8 430

チラン地震(内陸地震)(es:Terremoto de Chillán de 1939) - 1939年1月、M7.8、死者3万人[1]
の後は
1939/05/01 男鹿地震 秋田県-男鹿半島 M6.8 27
1940/08/02 神威岬沖地震 北海道西岸沖 M7.5 10
1941/07/15 長野地震 長野県北部 M6.1 5
1943/09/10 鳥取地震 鳥取県東部 M7.2 1,200

チリ地震 (2010年) - 中部マウレ沖
の後は
2011 3/11 東日本大震災 M9.0  18465

アタカマ地震 - 北部(2013年)
の後は
現在までの所、特になし

イキケ地震 (2014年) - 北部イキケ沖
の後は
現在までの所、特になし 

イヤペル地震 - 中部イヤペル沖(2015年)
の後は
現在までの所、特になし 

これからわかった事は、次の通りです。

1.イキケ地震 - 北部イキケ沖 のときは、(1877年)(2014年)共に日本では大地震は発生していない。
 ただ2015年は小笠原近海のかなり深部でM.8.1のがあった。

2.2013年、2014年、2015年と3年で3回もチリで大地震があった。

3.2013年、2014年、2015年とも、チリで大地震の後に日本では被害が大きい大地震は起きていない。今までのパターンなら起きるていのが、現在はまだ起きていない。


3.チリでは内陸で大地震が起きた場合も日本で大地震、または被害が大きい地震が起きている。

4.日本で起きる地震は、海洋プレート型の大地震だけでなく、内陸での地震で被害が大きいものもある。


 以上でした。
 半時計周りかどうかは別として、高い確率でチリ地震の後4年以内に、日本で大地震もしくは被害が大きい地震が起きてます。