快気分析

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自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - チリ大地震と日本の地震 両回りの法則

2015-10-14 08:56:47 | 地震 津波
 本日の当ブログで記事のタイトルを「自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - チリ大地震と日本の地震 二分現象」としましたが、二分と言うのが時間の二分と混同しやすいので「両回りの法則」としておきました。
 さて、チリ大地震が日本時間で9月17日ですから、2014年の空白期約1ヶ月と言うともうすぐです。
 この1ヶ月間はもしかしたら日本でのプレートの動きが鈍いのかも知れません。
 その1ヶ月後である9月17日はまだ9月13日の新月後の注意期ですが、太陽CME等の影響が大人しい状態ですので、もしかしたら次の満月前後の注意期まで持ち越しか?と言う感じもないでは有りません。
 太陽フレア等にお活発化の兆候が出て来ましたので、これがもし続けばタイミング次第で10月19日位までに有る程度の発震もあるかも知れません。
 それが大地震になるか、中小地震の頻発になるかはわかりません。
 また、タイミングが合わないと後に持ち越しとなるかもしれません。
 更に地殻のストレスがどれ位かは、わからない上、その大まかな目安となる地殻の変位データは、数ヶ月間程度のものは誤差で完全には把握できません。
 予測はあくまで読者の皆様の自己判断、自己責任です。

自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - チリ大地震と日本の地震 二分現象

2015-10-14 08:39:07 | 地震 津波
 日本ではここ暫く大きめの地震が少なく、しかもチリ地震後はM5.0以上が2回と少ないです。
 それでは前回のチリ地震でも同様だったのか? と考え、調べて見ると、ドンピシャリでした。
 2014年4月3日にチリで地震が発生してから、5月3日に硫黄島近海でM5.9が発生するまで、約1ヶ月、M5.5以上の地震がありません。
 以前にも当ブログで記事の中に少し書いた、「チリで大地震が発生すると、その後、日本では暫く強めの中規模地震〈M5.5以上)は発生しにくい。」と言う見方は今回も成立したのでした。

チリ地震 2014年4月2日 8時46分ごろ    南米西部 8.2 ---
チリ地震余震 2014年4月3日 11時43分ごろ 南米西部 7.8 ---
2014年4月13日 21時36分ごろ       南太平洋 7.4 ---
2014年4月18日 23時27分ごろ           中米 7.2 ---
2014年4月19日 22時28分ごろ            南太平洋 7.5 ---
2014年5月3日 19時57分ごろ 硫黄島近海 5.9 2
2014年5月5日 5時18分ごろ 伊豆大島近海 6.2 5弱
2014年6月15日 2時31分ごろ 岩手県内陸南部 5.5 4
2014年6月16日 3時19分ごろ 茨城県沖 5.6 3

2014年6月24日 5時53分ごろ   アリューシャン列島 8.0 ---
2014年6月24日 4時19分ごろ 南太平洋 7.2 ---

 以上です。

 そしてもう一つ気が付く事は、チリで大地震が発生した後に、M8.0以上の大地震が「反時計回りで発生する」と言う木村政昭名誉教授の見方は、「M8.0未満も対象にすると、反時計回りにはなっていない。」と言う事です。

 木村政昭 琉球大学名誉教授の反時計回り説 については、記事タイトルではありませんが以前の当ブログで記事にしました。

引用開始(一部抜粋)
http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2014/04/07/951/

2014年のチリ沖地震(M8.5)ー日本への影響は?Ver.2
前回の記事から2014年のチリ沖の地震(M8.5)の発生と日本列島の地震活動との関係をさらに検討してみました。
図は、今世紀に環太平洋で発生したM8以上の大地震をプロットしたものです。今世紀の巨大地震が、太平洋を反時計周りに循環して発生していることが分かりました。

引用終了

 確かに「今世紀に環太平洋で発生したM8以上の大地震」についてはその通りになってます。
それで今回の日本での地震空白期を機に、私なりに別観点から分析して見たのですが、面白い結果になりました。
 それは「アリューシャン列島と言う反時計周りと、南太平洋と言う時計周り、に二分される、二分現象に近い傾向」です。 
 ではそれが何についてか?と言うと、「M8.0以上ではなく、M7.0(一部はM7未満も含む)以上の環太平洋(陸地を含む)での地震」 です。
 少なくとも2014年4月3日から6月24日までにかけては、それが言えます。