快気分析

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仕組みとアプローチ -  震度7のエリアも有った先日の平成30年北海道胆振東部地震 今後の注意点の一例

2018-09-07 20:02:19 | 地震 津波
 先日発生した北海道の大地震は震度7の所も有った事がわかったようです。
 
引用開始(一部抜粋)

https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2018/09/06/2004.html

2018年09月06日19:37
気象庁は、6日に北海道胆振地方中東部で発生した最大震度7の地震について、「平成30年北海道胆振東部地震」と命名しました。

引用終了

 既に何度も発生している余震は言うまでも無く、熊本地震の例も有り今後更に大きな地震発生も可能性としてゼロではない、との考え方も有り対策をそれなりの対策を採っている方も多いとは思います。
 断水になったエリアも多く、現在は復旧している所も有る様ですが、今後大きめの地震で再度断水が発生する可能性も有る程度は考えておくべき、言う想定で水を多めに確保しておく対策をする例も多いかも知れません。
 以前に記事にしましたが、建物で貯水する場合のリスクも有る程度考えておかないと場合によっては結構危険にもなる事が有ると思うので例を挙げておきたいと思います。
 一例はこうです。 
 ある2階建てアパートが有り、1階、2階共に5戸ずつで満室。各戸に風呂、トイレ、洗濯機が有るとします。
 今回の大地震で一時は断水となりましたが、現在は復旧しているとします。
 各戸共に大きめの余震や或いは更に大きな地震の発生可能性が今後ゼロではないので、再度断水が発生するかもしれないと考え、できるだけ水を貯めておく事にしたとします。
 ポリタンクやペットボトルなどだけでなく、風呂も断水でない内に満水にし、洗濯機もカラにしておくよりは満水にした方がイザと言う時に役に立ちます。
 飲み水に利用できない程度の水でも風呂、トイレ、洗濯、掃除程度なら使える水が必要だからです。
 このケースで1戸あたりが貯めている水を計算します。
 仮にですが、風呂が200L、洗濯機が50L、ポリタンクとペットボトルが合わせて20Lとします。
 これで合計270L、つまり270kg。2階の5戸で1350kg。
 1階ならまだしも、2階に1350kgの加重が通常より多くかかっている時間が長いと言うのは影響が大きいと思います。
 このような状態で震度6弱以上の地震が襲って来ると、建物の耐震性にもよりけりですが、荷重が少ない時に比べればどう考えても耐震性は落ちる事になります。
 しかも先日の大地震で建物のどこかが耐震性に影響する部分で損傷している場合は尚更となります。
 誰でも排泄物はすぐに流したいのですが、人には言わずに多めに貯水しておく事も多いかも知れません。
 こんな感じで皆が皆、同じように水を貯めると、場合によっては危なくなって来る事も有ると言う事です。
 特にアパートの様に細長い建物では、地震で奥行きが小さい方向に揺さぶられると、奥行きが大きい方向に揺さぶられるのに比べて倒壊、損壊しやすいケースが多いと考えられます。
 更にこうしたアパートなどに限らずとも、特に2階以上に水を貯める事になってしまう場合は荷重による耐震性の悪化には注意すべきと考えています。
 その建物に住んでいる人や所有者ら全体で相談し合って庭などに貯水するとかの対策をするかしないかで結果が異なって来るケースは多いかも知れません。