快気分析

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仕組みとアプローチ -  大停電を伴うような大地震や津波 厳冬期に発生する可能性はゼロでは無い そして来年冬の年間最大満月と部分日食

2018-09-09 19:30:43 | 地震 津波
 今月に発生した北海道胆振東部地震ですが厳冬期に発生していたら被害や犠牲者は更に多かったと見る考え方が多いようです。
 北海道に限らず、冬寒い地域、雪や氷が輸送を妨げる地域なども含めて、そこのエリアが大地震でなくても今回の大停電の様に停電が長時間にわたるケースを想定して早めに対策をして行く事が必要と思われます。
 月齢や日食が必ず大地震に結びつくとは限らないのですが、どちらかと言えば影響は有ると言うように考えていますので来年の年間最大満月について調べて見ると、2019年は2月20日のようです。
 この満月をスーパームーンとするかどうかは、スーパームーンの解釈もまちまちなので何とも言えませんが、少なくとも年間最大満月である事は確かであり、その前後6日位はどちらかと言えば要注意期間と考えています。
 そして今年は年間最大に準じる大きな新月と部分日食が重なった8月11日の後からは、その時間遅れの影響か積分系の影響かM7以上の地震が世界で多くなりました。
 去年の最後である11月19日以降に発生したM7以上の地震はEMSCで次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

2018-09-06 15:49:15.6 18.46 S 179.35 E 627 7.8 FIJI
2018-08-29 03:51:56.2 21.97 S 170.17 E 20 7.1 SOUTHEAST OF LOYALTY ISLANDS
2018-08-24 09:04:08.9 11.09 S 70.86 W 651 7.1 PERU-BRAZIL BORDER REGION
2018-08-21 21:31:43.8 10.78 N 63.02 W 127 7.3 OFFSHORE SUCRE, VENEZUELA
2018-08-19 00:19:37.3 18.13 S 178.14 W 558 8.2 FIJI REGION
2018-03-29 21:25:38.1 5.49 S 151.46 E 51 7.0 NEW BRITAIN REGION, P.N.G.
2018-02-25 17:44:44.2 6.08 S 142.79 E 30 7.5 NEW GUINEA, PAPUA NEW GUINEA
2018-02-16 23:39:40.1 16.59 N 97.73 W 15 7.2 OAXACA, MEXICO
2018-01-23 09:31:44.1 56.03 N 149.03 W 30 7.9 GULF OF ALASKA
2018-01-14 09:18:45.8 15.74 S 74.65 W 40 7.1 NEAR COAST OF SOUTHERN PERU
2018-01-10 02:51:32.3 17.40 N 83.59 W 15 7.6 NORTH OF HONDURAS
2017-11-19 22:43:30.0 21.30 S 168.74 E 12 7.0 LOYALTY ISLANDS

引用終了
 
 世界的にM7以上の地震は今年1月2日のスーパームーン後に多くなり、その後やや少ない時期を経て8月19からまた多くなって来たのがわかります。
 更に2019年は1月6日に部分日食、1月21日に皆既月食が有るようです。
 皆既月食の方は個人的にはあまり気にしていませんが、1月6日の部分日食は小さい新月ながらもやや気になります。
 では北海道胆振東部の大地震が2019年2月下旬から、やや期間を多めに考えて1月から再発するのか?・・・・・それは判りません。
 しかしこのエリアや北海道に限らず、厳冬エリア、雪や氷が輸送を妨げる地域なども含めた地域の大停電を伴うような大地震や津波がいずれ発生する可能性はゼロではなく、上記の様な傾向が仮に今後も再現される可能性もゼロではないと考えています。
 備え有れば憂い無し。

仕組みとアプローチ -  大停電を伴う自然災害 マンションでも注意すべき事

2018-09-09 09:46:22 | 地震 津波
 今回の平成30年北海道胆振東部地震クラスの大地震ですが、前々回の記事で書いたアパートの例だけでは有りません。
 マンション、特に中高層マンションなどは停電が長時間続くと断水も長く続き、更に多くの場合はエレベーターやポンプが止まり、物資を上へ上げるのが大変になる為、今回の様な大地震に伴う大停電、或いは台風21号に伴う大停電がいつまた来るか判らないと思う人は多くなったと考えらる以上、常日頃から水や食料、生活必需品などを多めに備蓄する傾向になるかと考えられます。
 アパートの例では風呂に200L、洗濯機に50L、ポリタンクとペットボトルに計20Lで合計270Lとしましたが、中高層マンションの場合、水やその他物資を運び上げる負担が更に大きいので更に多くを備蓄するケースが増えるかと思われます。
 今度は水を風呂に250L、洗濯機とポリタンクとペットボトルに計60L、食料や生活必需品、バッテリーなどを計20kgとして合計330kg。
 仮に一つのフロアで6戸で15階建てだったとして1階は備蓄をしても大きな影響なないとした場合でも、330kgが6戸で14フロアですから総計27720kg」、27.72重量トンの積載荷重が建物の平均高さ8階にかかるのに近くなります。(実際には高さが2階から15階に分布しているので地震時の影響は違います)
 通常は全戸数の1/3程度しかそうした荷重をかけていないと仮定した場合、全戸が備蓄を多めにする場合は27.72重量トンの約2/3である18トン強が通常より多くかかる事になります。
 この積載荷重は設計段階で見込んでいるのかどうかはその建物にもよりますが、仮に見込んでいたとしてもその建物の耐震限界は積載荷重が少ない時に比べて多い時の方が小さいに決まっています。
 そうした状態の時に耐震限界に近い地震が来た時はやはり影響が出るであろう事は当然考えられ、更に最初の地震でややダメージを受けて耐震性が悪化した状態で次の地震が来た場合には同様に影響が考えられます。
 そして建物の積載荷重が異なって来る事によるキラーパルスも変化する事も見逃してはならないと思われます。
 今回の大停電は関西地方、北海道と離れたエリアで続いた為、全国的にマンションでの備蓄、特に水の備蓄を増やす傾向が高くなると想定でき、これが建物の耐震性にどう影響してしまうかについて関係者で十分に事前確認と対策をするかしないか、では地震の強さや波形や方向によっては建物損傷の結果に違いが出てくる事も場合によっては有ると思われます。