快気分析

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仕組みとアプローチ -  大停電対策をどうするか そこで期待されるプラグアウトインハイブリッドカー

2018-09-24 16:41:01 | 地震 津波
 今月の北海道大停電について対策が論議されているようですが、個人的には原理としてそう大した事ではないと考えています。
 仮に携帯型発電機で2kVAの発電機を道内各所に配置するとしても。ネットなどで価格を見ると1台あたり5万円から15万円の間位のようです。
 なので200万KVAを確保するの必要な台数となると100万台となり、総額は500億円~1500億円程度。
 そこで疑問の声が出て来るかと思われるのは「200万KVAは皮相電力であり実効電力ではないから力率を考えると実際にはもっと必要」と言う事なのかも知れませんが、携帯型発電機からの出力を直流にしてしまえば力率は100と同等です。
 それで負荷側が直流でもOKな仕様になっていればそれで良し。仮に負荷側が交流仕様ならインバーターで交流に変換となります。
 インバーターの効率は確かに100%ではないのですが、負荷の増大による周波数の乱れで保護装置(保護継電器)が働き発電機が停止する事は有りません。(但し負荷が増えるとエンジンに負担がかかり回転数が減ると言う事は有ります)
 では常時発電で道内各所に携帯型発電機を多数配置すれば良いのか?と言う事になるとこれもまた騒音や振動、排ガス、燃料供給の手間などの問題も出て来るかと思われます。
 ならば緊急時だけそうした発電機で対応し、自己利用の負荷への電力供給、或いはパワーコンディショナーを介しての送配電系への電力供給をするにはどうしたら良いか?となると、それは以前に記事にした「プラグアウトインハイブリッドカー」となるわけです。
 そして「プラグアウトインハイブリッドカー」にはオマケも有りまして、エンジンの排熱による熱利用もやり方次第では出来るのです。
 この熱利用と言う「コジェネレーション」で厳寒期の大停電対策と暖を採る熱源がやる気になれば簡単に確保できると言う意味で、「プラグアウトインハイブリッドカー」の存在意義は今後大きくなると考えています。
 これから「プラグアウトインハイブリッドカー」にコジェネ効果を持たせたものがどれだけ出て来るかが楽しみです。