随分前に書いたブログの記事が出てきた。
書き留めておこう。これもわたくしの軌跡だから。
さよなら、桂川。
2005年09月25日(日) 19時03分
一月ぶりにホームグランドの桂川に帰ってきました。ほんの少し前の灼熱に輝く太陽が嘘のように、寂しい渓の姿は今年の釣りシーズンの終了を感じさせます。終盤に息子の出生で、お魚釣りどころではありませんでしたが、年三十数日の釣行はそれなりの想い出を作ってくれました。毎年こんな事ばかりしていると、お魚の数とか大きさとかにはそれ程頓着しなくなります。朝から晩まで桂川で釣り糸を垂れていられる幸せが、いつまでも続きますようにと、心から祈願してさよならいたしませう。
ありがとう。桂川。
ありがとう。渓の魚たち。
ありがとう。いつも一緒に釣りした隊長。
それじゃ、また。来春に。
今時の女子高生も
2005年09月14日(水) 14時14分
このところ、お魚釣りに行けないので、ちょい前に観た映画『リンダ リンダ リンダ』のお話しましょう。昨年の邦画が近年稀にみる豊作だったと、いつか書いた事がありました。その中でも『スウィングガールズ』の楽しさは特筆するものでした。リンダも僅かにそのテイストを含んではおりますが、どちらかといえば『櫻の園』が持っていた感覚に近いかなと思います。自分の娘と同じ世代の女子高生達が、まるで違う惑星から来た異星人のようでありながら、よくよく見てみれば、そんなに我々の過ごした高校時代と変わった事をしているわけでも、突拍子もない事で悩んでいるわけでもない事を知りました。まあ、彼女たちに言わせれば、ウザクて訳解かんないオヤジと一緒にされたくはないでしょうが、確かにわたくしにもそんな青春の光と影があったのです。
赤ちゃん寝てます。
2005年09月12日(月) 10時22分
こんにちは。
金曜日にやって来た赤ちゃんは、黄疸の数値が少々高いとかで、翌日退院したばかりの病院で検査をしましたが、何ら問題も無いと診断されましたので、一安心です。
我々夫婦は高齢出産の部類に当てはまるのでしょうから、やはり気になるのは赤ちゃんの健康です。親として思うのは、とりあえず健康でいて欲しいと言う事なのです。
今週一週間は、会社の連続休暇取得の励行を受けて、にわか育児休暇をとっています。
仲間がふえるよ。
2005年09月09日(金) 9時07分
今日、生まれたばかりの息子が家に来ます。
命としては、幾月も前からここに居たのですが、正しく独り立ちしてからは初めてですから、それなりに彼も緊張する事でしょう。迎えるお姉ちゃんお兄ちゃんの緊張も想像できます。こうやって家族が増えてゆくのですね。若い頃に、自分が親になるという感慨もなく、流されながら家族が形成されていったのとはまるで違う時間軸があるようです。これが所謂人生経験なのかもしれません。何も分からないままがむしゃらに進む時も必要ですが、今この時のような余裕を持って見つめることができるのは、わたくしの人生に於いて大いなる財産です。
これから人の親になろうとしている貴方たちに、わたくしは心より優しい言葉をかけてあげられそうです。「大丈夫。きっと、良いことがある。だから今、ちょっと辛いだけなんだ。」と。
そして、新しい命が
2005年09月04日(日) 15時45分
皆様、ご無沙汰しております。
相変わらずの残暑ですが、お変わりありませんか?
毎週のようにお魚釣りをしておりましたが、このところ何のお知らせも致しませんで,申し訳ありませんでした。今朝8時33分に、わたくしの息子がこの世に生を受け、元気に誕生いたしました。そんなこんなで、いくらお魚釣り好きとはいえ、お山で遊んでばかりもいかず、釣日記も更新出来なかった訳です。
わたくしども夫婦にとって三人目の授かりものですが、二人目から13年もの間がありますから、初めての子のようで、それでいて何となく孫を見ているような落ち着きもあります。これからが本当の修羅場であることは分かっておりますが、何しろお誕生日おめでとう!であります。皆様にも何らかの幸せが訪れますように。
正しい夏休みの過ごし方
2005年08月15日(月) 7時03分
下界では毎日うだってますか?
いつから日本はこんなに暑くなったのでしょう。20年前、わたくしの美人奥様と鎌倉の海で遊んでた頃から、太陽の輝きは一向に変わりありませんが、空気に含まれる熱気の量は今のほうが断然多いように感じます。
余談ではありますが、前記した20年前の夕暮れ、丁度わたくし達が肩など抱いて、茜色の海を見つめていた上空では、日航123便の悲劇が始まっておりました。墜落までの32分間を想うと、漫然とこの時を過ごしている自分を振り返らざるを得ません。深く哀惜の想いをもって合掌。
さて、今年の夏休みも会社のカレンダーの関係で、一日しかありません。余り余っている有給休暇を一日付け、連続4日間のお休みにしました。昔と違って昨今では、その程度のお休みを取ろうと思えばいつでもどうぞですから、取り立てて「夏休みだー!」と浮かれる気分でもありません。ですからわたくしも、いつもの通り、桂川に来ているのです。変わった事と言えば、婚姻色のでた山女魚を釣った事。今年のシーズンも後僅かなのだと実感した事。わたくし事で、もしかするとこの釣行が今期最後になるかもしれない事。ともかく、2泊3日ドップリとお魚釣りを楽しみました。これぞ正しい日本の夏休みです。
こんなガキにかよ!
2005年08月07日(日) 13時16分
毎日クラクラしていますか?
こんなに暑い日ばかり続く時には、川辺でバーベキューですよね。毎年、息子を連れてフィッシング&キャンプ&バーベキューをしてますので、見習隊員として今年もお山に連れて行きました。今時のガキですから、何しろ根性とか堪え性とかがありません。中学生の男の子なのに、黒川虫が怖いとかチンチンまで水に漬かるのが辛いとか、もう、それをさせたくて連れて来ているというのに、この世代の子達の言い回しをするなら「わけ分からない」と言う事です。
でもそんなガキに、桂川の山女魚は優しいのです。尺、尺上が連続して掛かるのですもの。そればかりを夢見て渓に通っていらっしゃるベテランの方だって、沢山いることでしょうに、神様は本当にいるのでしょうか?疑いたくなりますね。三年前にも03の糸で、45cmの虹鱒釣った事もありますから、単なるまぐれだけではないにしろ、それにしても...ねえ。
今年一番の桂川
2005年07月31日(日) 16時31分
台風が、関東南岸を掠めていった今週末、水量の落ち着きからいっても最高のタイミングではないでしょうか。春に行って完敗した、笹子川合流より蒟蒻淵までのコースを、丹念にさらいました。大水で洗われた底石が、綺麗に磨かれて、青い川面が涼しさを奏でます。ウグイの猛攻を避けながら、山女魚の居そうなレーンに餌を流してゆくと、稲妻のような速攻で目印が水中にまで持っていかれ、06の水中糸でさえ心配になるような大物が踊ります。尺上がそう珍しくないこの川ではありますが、35cmを超えると胴回りが半端ではなく、40cmの山女魚なぞ良くまあそこまで大きくなったと、褒めてあげたくなります。
夕方まで思い切り遊んで、数尾の尺上と出会い、そしてさよならしました。日曜日には期待した川茂堰堤に臨みましたが、たいした変化は無く、釣果も芳しくありませんでした。多分今回の釣行が、今年一番のコンディションであろうかと思います。
戻り梅雨
2005年07月24日(日) 10時31分
大利根大作戦から帰還したばかりなのに、またまた、今日、桂川にやって参りました。梅雨明け宣言も出たことだし、夏休みも始まった事なので、息子をお山に連れて行こうと思っておりましたら、空は雨模様。次回繰越にすることにしました。
結局、いつものように隊長と二人、いつものように桂川で竿を振るのでした。長袖を着ていても寒いほどの陽気で、雨まで降ってくれば釣り人なぞいる訳も無く、広い川は我々二人の独壇場です。魚の居る場所に、かなりバラツキはありますが、泣き尺山女魚や尺二寸虹鱒もポツポツ釣れますし、チビ元気くんは果敢にアタックしてきます。お魚釣りも三十尾位までが楽しく、それ以上になってしまうと、流れ作業みたいになってしまいます。日曜日も雨らしいとのことで、日帰りしようと川から車道に上がって隊長を待ってましたのに一向に来ません。どうしたのかと振り返れば、隊長の愛車、通称「ごきぶり号」が坂を上がれずノタノタしており、JAFのお世話になりました。ダメじゃんごきぶり号。
さて、先日お知らせしました 恐怖の山蛭 の反響がすさまじいので、その後の経過を一筆。なんとなくチンチンが細く小さくなった気がしますのと、昨日あたりから齧られた亀が疼くような.....
転進につぐ転進
2005年07月19日(火) 11時21分
二日目の早朝、大利根作戦はまたもや決行されました。
しかしながら、川の状態は昨日と同じで転進せざるを得ません。前日の教訓を生かすならば、支流の支流なら大丈夫だろうと言う事で、片品川支流根利川を目指します。奥深い山を縫うように進むと綺麗な流れに出会えましたが、あまりにも川の規模が小さく、山岳渓流なのでわたくし達の食指を動かしません。またまた転進し、片品川上流に突撃しますと、名勝吹割の滝あたりでは水色もどうにかなりそうなので、もう暫らく上流までいってみると、下流の色が嘘のように澄んだ美しい片品川に遭遇できました。日中照りつける太陽の下、本流釣りの楽しみを味わう事が出来ました。お魚は概して小さいのですが、長い竿を思い切り振り回せることで、隊長は嬉しそうでした。
最終日、片品川の下流で竿を出しましたが、なんの獲物も得られませんでした。利根川本流も水色が好転してきた夕方近くにトライしましたが、準備をしているうちに雷が鳴り出し、驟雨が襲ってきて、雨の上がった川縁は涼しく気持ち良いのですが、川は一瞬の間に元の泥濁りに返ってしまいました。つくづく今回は利根川に嫌われてしまったようです。また来夏チャレンジします。皆さん応援してくださいね。
吸血鬼の恐怖
2005年07月19日(火) 10時47分
結局、わたくし達は放浪の末、春に来た四万温泉の渓流にたどり着きました。あれほど何処の川も濁っていたのに、四万川だけは若干の笹濁り程度ですんでおり、水量が多い分期待できます。持って行った餌の在庫が心配になるほど入れ食い状態で、山女魚の活性は高く、大物は居りませんが数は半端じゃありません。四万湖という人造湖のバックウォーターから通らずまでの7~8時間、結構楽しめました。
そして、事件が起きたのは、川から上がりウェーダ―を脱いだ、正しくその時なのです。なんとなくおチンチンに物がはさまっているので、パンツをずらすのですが一向に改善されません。何がはさまったのかと、自分のイチモツを見ると、世界最強の吸血鬼 山蛭 が亀の頭でお食事中なのです。どうしてこんな所に潜入出来たのかしら?どうしておチンチンの亀さんなのかしら?恐怖はジワリとやってきました。何故この川が、山女魚パラダイスだったのか分かりました。夕方、温泉に入りましたが、流血は暫らく止まりませんでしたとさ。
坂東太郎 激流と化す
2005年07月19日(火) 10時21分
この三連休、隊長とわたくしは本流釣り師垂涎の的、あの利根川本流へと向かったのです。昨年の夏、とても気持ちの良い思いを致しましたので、今年は一週間くらいの休みとって、思い切り利根川に漬(浸)かろうと考えておりましたのですが、わたくしの個人的諸般の事情というものありまして、そうもいかず、こうして海の日連休の作戦となりました。
夜の明けぬうちに、群馬県渋川インターを降り、橋のたもとのコンビニで遊魚券を購入し、いざ出陣と川を見下ろせば、昨夏の三倍に膨れ上がった濁流が流れているではありませんか。アメリカ人なら必ずここで「oh!my God!!」を連発してしまう所です。それから長い放浪の旅が始まったのであります。支流の片品川、赤谷川まで見て回りましたが、何処も茶色く濁った激流と化しており、お魚釣りどころではありません。東京では考えられないような夕立の成せる技らしいのですが、よりにもよってどうしてこの日なのでしょう?隊長の普段の行ないだと思います。
それだから、アメリカ人は
2005年07月10日(日) 8時26分
空梅雨かと思ったら、この所雨が程よく降るので、程度問題でもありますが、日本国中まあまあの梅雨時なのではないでしょうか。こんな日はお魚釣りに行きたいのですが、前々から息子と約束していた『宇宙戦争』を観に行きました。わたくしども夫婦はそれぞれ趣味は違いますが、映画を観る事に関して子供たちに四の五の言いませんから、観たいものをなるべく観せるようにしてます。只、息子の場合偏りが激しく、SFとかアニメばかりなのが困りものです。
スピルバーグは本当に上手です。先日観た『SWⅢ』のルーカスよりも、映画作家としては数段上だと思います。『激突』からずっと観てますが、この手の物語をやらせたら、今までの歴史上、彼を越える作家はおりません。しかし、なのです。あの終わり方が、いくら米映画(ハリウッドメジャー)だとは言え、原作がそうだからとは言え、このご時世無茶過ぎます。SWシリーズのようなファンタジーじゃないのですから、もうちょいとお前さん、お馬鹿なアメリカ人にも分かる程度のチャンチャンで終わりにして欲しくなかった。息子もガッカリしてました。とは言え、ラスト20分を除けば、この夏屈指の好カードであります。
大きな山女魚
2005年07月03日(日) 11時02分
急に草木の背丈が伸びたように感じる季節です。実際、河原に生い茂る草は、ここぞとばかりに勢力の拡大に励みます。一年の、それも春から秋までの限られた命を、誰に言われたわけでもなく淡々と繋ぎ合わせてゆく様に、頭垂れる想いで掻き分け水辺を目指すお魚釣りの季節の始まりです。
今回、隊長と選んだ作戦行動は、本流殲滅作戦の一環であります。ほぼ全域を制覇した桂川本流に於いて、未だ足を踏み入れていなかった蒼竜峡で竿を出しました。その昔、徳富某によって名付けられたゴルジュは、一跨ぎで激流を渡れてしまうほどに圧縮された函をも持ち、所々で竿をたたみながらの進軍です。通常こういった所には、あまりお魚は居ません。人間に厳しい環境は、お魚にとっても同じです。少しの増水が狭い樋の中では、劇的環境へ変わるので、うかうかしていられないのです。ところが、あまりにも釣り辛いため釣り人が敬遠していたこの地域に、大型山女魚が隠れていました。40cmオーバーのモンスターと35cmの厳つい顔の♂が釣れました。久し振りに興奮した釣行になりました。
17歳の夏に
2005年06月25日(土) 18時09分
あの夏も暑かったのです。郷里の小さな映画館で、ちょっぴり小難しい顔で皮肉っぽく見詰ていました。あの年もスピルバーグvsルーカスだったのかと、今更ながら逝った年月を感じてしまいます。高校2年生のわたくしは、絵空事の宇宙活劇より漆黒の空からの異星人に惹かれておりました。
今日こうして、あの当時考えもつかない方法で、誰とも知らない貴方たちへ、私の想いを伝えていると、なんだか可笑しな気分です。それほどに長い年月をかけて、スターウォーズは語られてきたのですね。ずっとずっとお付き合いしていた人が、これ限りで逢えなくなるような、そんな寂しい感じです。見終わった後、普通ならウキウキした気分でいられるだろうに、わたくしは何故か寂しいのです。
サヨウナラ。モウ、タブン、コンナエイガニ、イキテイルウチニハ、ニドトアエナイデショウ。ダカラ、アリガトウ。
水無月に想うこと
2005年06月19日(日) 11時58分
空から雨が落ちてくると、人の辛い気持ちまで洗い流して、いつしか明日も生きていこうと想うもの。本当は嘘です。嘘だとわかっていながらも、そんなふうに信じ自己暗示をかけて、元気を取り戻そうとするのです。わたくしは、まったく元気なのですが、雨が欲しいのです。川を綺麗に洗い流す強い雨が欲しいのです。そうしないと、お魚たちは躍ってくれないのです。
桂川の釣行も、毎年この時期になると何処で竿を出そうか悩むのですが、特に今年は春から水量が変わらないので困っています。少ないのをがまんして、田野倉から落合までを歩きました。そこそこお魚はいるのですが、流れに面白味がなく、渓流釣りの醍醐味がありません。川茂堰堤からオーバーフローしている時にもう一度遊びに来る事にします。
原因不明の汚染が...
2005年06月12日(日) 11時10分
台風来るかと思ってワクワクしておりましたら、やっぱり根性無しで行ってしまいました。桂川は結局イマイチです。川の石を磨くような増水がないと、しばらくこの状況は変り様がありません。
今回竿を出したのは、城山温泉下流域ですが、何と途中から原因不明の濁りが入ってしまい、釣りになりませんでした。仕様が無いので上流まで行きましたが、あまりお魚いませんので、またまた川茂堰堤まで戻って虹鱒君と遊びました。川茂も春から流れが変わりませんので、ポイントが代わり映えせず、40cmオーバーは釣れるのですが、飽きてしまいました。
翌日、日曜日にやった田野倉周辺の方が、水は少ないながらも楽しめました。本格的な梅雨を待ち望みます。クスン。
閑話休題
2005年06月04日(土) 9時23分
今年もいよいよ梅雨っぽくなってきました。平均的な日本人は皆さんこの時期を忌み嫌いますが、わたくしは好きな季節の一つです。といっても、高温多湿は苦行です。所謂「梅雨寒」といわれる気候に情緒を感じてしまうのです。お百姓さんには申し訳ありませんが、梅雨の続く寒い夏にならないかと密かに念じているのです。
さて、今日はお魚釣りお休みして映画「ミリオンダラー・ベイビー」について。
わたくしハリウッドメジャーの作品も、最近のアカデミー作品賞受賞とか嫌いで、映画館に行って観る事少ないし、イーストウッドが名監督とか言われちゃうとマカロニウェスタンの安っぽい脂の臭いがしてしまい、今までのどの作品もノレませんでした。今回はボクシング映画だし、米映画だからイケイケのサクセスストーリーかと思いきや、、、、、。これからご覧になられる方もいらっしゃる事でしょうから多くは語れませんが、良い意味で期待を裏切る良心的な作品になりました。日本人の心情にも、とても近いと思います。
今朝も雲の厚い光乏しい朝です。日本代表戦を未明まで観戦して寝不足な鈍ら頭には、この位がちょうど良い優しさです。
五月の渓は...
2005年05月29日(日) 16時22分
来週から鮎釣りが始まりますので、桂川大月地区での山女魚釣りはこのお休みが最後のパラダイス。渓流釣りと違って鮎の方々はあまり移動をしないのと、コロガシなどをされてしまうとしばらくは釣りになりませんので、我々がノンビリと気持ちよく竿を振ることができるのは五月までです。
今日は隊長とまたまた二人、梁川町立野あたりで遊びました。谷が随分深くなり、ゴルジュのような場所まであるので気の抜けない魚釣りです。切り立ったスラブから滑落したら、怪我だけでは済みそうもない所だってあります。そんな所を8.5mもの竿を担いで移動するのですから結構アドベンチャーだと思いません?それに見合うだけの釣果があれば良いのですけど、まあそれほど世の中ご都合主義には参りませんのです。基本的には水温が高いので、白泡がたつような流れ込みの延長線にお魚は付いてます。山女魚の魚体は、普通の川なら八月下旬のように肥えていて見事な幅広です。八寸あれば零竿で獲るのに苦労してしまいます。利根川のような押しの強さはありませんが、流芯を下られてしまうと手も足も出ません。隊長が仕留めた尺上は流れの緩い渕であったのが吉で、5分位は格闘しましたが無事玉網に収まりました。
それにしても天気が続くので、川は涸れ気味です。早く梅雨になって沢山雨を降らして欲しいものです。それじゃまた。
真夜中の訪問者
2005年05月22日(日) 11時39分
久し振りの桂川ですが、隊長は体調を壊してお休みです。なんと蕁麻疹なんですって。
そんな訳で、わたくし一人で大月にやって参りました。中央線が鳥沢で桂川を渡るあたりは、それまで深い谷だった渓が穏やかな里川になる所です。その分釣り人も増えますが、山女魚釣りの人は少なく、来月から始まる鮎の川です。瀬には沢山稚鮎が群れており、ピンピン君にも飛びつくので結構煩わしく、山女魚は段々瀬の中にしか居ません。猿橋までの長丁場、半分は川歩きでした。もう少し水量のある時に遊んでみたい流れです。
翌日は幾分下流を散策してみたかったので、川べりに車を止めて寝てしまいました。もう寒さも感じない陽気で、車の中とはいえフルフラットにすれば気持ち良いものです。カーテレビでお相撲を見ていたのですが、横綱が優勝した頃に夢の中に誘われてしまいました。そんな気持ち良い眠りを邪魔するヘッドライトが、執拗にわたくしの愛車を照らしたのは草木も眠る丑三つ時。現れたのは山梨県警のおまわりさん。わたくしの車のボンネットに乗っていたウェーダーが、人の足に見えたとかで心配してパトロールに来られたのだとか。職務に忠実な警備警察の一面を見せていただきました。以後気をつけます。
今週はお休み
2005年05月15日(日) 14時53分
黄金週間はそれなりにお魚釣りいたしましたので、今週はお休みしました。家族で映画を観に行きました。『交渉人真下正義』は踊るファンには楽しめますが、作品の出来はもうひと踏ん張りでした。昨年の邦画は近年稀にみる上質作品が揃いましたので、今年も期待しているのですが、『北の零年』『パッチギ』『ローレライ』と、どれも帯に短し襷に...。頑張って欲しいものです。
映画を観たりお魚釣りしたりで、忙しい休日の日々はこうして過ぎていくのでした。
怒涛の24時間Part2
2005年05月05日(木) 9時02分
二日目は、わたくしの美人奥様のご実家にお土産しようと、隊長のご機嫌取りながら引船携えての出撃です。一番水質の良い西桂町内で作戦決行しました。毎月第一日曜日が成魚放流の日なので、数はかなりいけるだろうけど、お土産はやはり美味しそうな見た目にこだわりたいじゃないですか。引船に入れるお魚は山女魚もしくは元気君(稚魚から大きくなった虹鱒)のみとして、厳しく審査する事にしました。ところがどうした事でしょう?ほとんどアタリもないのです。うかうかしてる間にまた昨日のような風が出てきて、隊長は一層ペースが上がりません。西桂公園に夕方着いた頃には、わたくしの引船に山女魚三つ虹鱒一つピンク君二つ。隊長は山女魚二つピンク君二つ虹鱒一つ。どれもお土産にしたくないので、さよならしました。隊長はせっかく引船持ってきたのにとプンプンでしたが、はい、そこはやはりプライドの問題です。折角殺生して食すなら、美しく美味しそうなお魚に昇天して頂きたいと思うのです。
渋滞を勘案して、8時まで月待ちの湯でノンビリ湯浴みし、下界へと降りたのでございます。よって、今回もお土産ナシよ。の巻きでした。
怒涛の24時間Part1
2005年05月05日(木) 8時53分
今年のゴールデンウィークは天気に恵まれました。ただし、暑過ぎますね。お山でお魚釣りをしていても、昼頃にはTシャツにならざるを得ません。こんな年は今までに無かったので、夏はどれほど暑くなるのだろうかと、夏嫌いのわたくしは恐れおののいております。
さて、3日4日の好天の中、怒涛のお魚釣りです。テント泊で都合24時間も竿を振ってしまいました。初日は、桂川大月地区、駒橋から入渓して笹子川合流までの長丁場。この時期ピンピン君が沢山泳いでいますので、餌には困りません。玉網ですくうとゴッソリ捕れますし、砂にまぶしておけば半日くらい元気にしてますから、黒ちゃんやヒラタさんより優れたアイテムです。
美しい山女魚が飽きない程度に遊びに来てくれますので、遡行もそれなりに楽しかったのですが、午後から風が強くなり、8.5m零竿は露骨に影響を受けてしまいます。振り込みもままならず、アタリも取り辛いのは同輩、お分かりでしょ?そんなこんなの3時過ぎ。上流で苦戦していた隊長の竿から、正しく竹を割ったような乾いた音が・・・あぁ、二つ分れたその竿は。むかしむかし、利根川でも同じ光景を見たことがあるわたくしは、デジャブを体感しているかのようでありました。隊長はさすがに二度目、何が起こったのかすぐ理解したようではありますが、お怒りはすさまじく、その日は二度とお魚釣りは致しませんでしたとさ。
四万温泉でお魚釣り
2005年05月01日(日) 12時06分
今回は、ホームグランドを離れ、群馬県四万温泉でお魚釣りをしました。
四万温泉は、現在NHK朝の連続テレビ小説『ファイト』のメインロケ地とのことで、あちらこちらに幟旗が目に付きました。草津や伊香保のような歓楽系の温泉地とは一味違った落ち着きが、日本の温泉らしく好感もてる温泉郷でした。
『ファイト』の主演女優の本仮屋ユイカちゃんは、昨年のテレビ版『世界の中心で・・・』と、映画『スウィングガールズ』で注目しておりましたので、こんなにBigな階段が用意されてしまうと複雑です。
さて、肝心のお魚釣りですが、四万川支流の新湯川で遊びました。温泉旅館の谷間を流れる典型的な渓流です。砂防堰堤が多くて遡行が大変ですが、水流の清らかさは一級品です。
ちょっとした瀬にまで山女魚がいますので、ポイントごとに餌を付替えなければならないほどお魚は豊富です。サイズは大きくても七寸止まりですから、数釣り派向きの渓だと思います。渕も多いので、条件さえ整えば尺上岩魚も夢ではないと地元のお兄さんが教えてくれました。
少し熱めの温泉につかりながら、渓流の瀬音を聞いていると、俗世間の喧騒をはるか遠く離れている自分を不思議に思うのです。
桂川で遊んだよ。
2005年04月24日(日) 13時32分
今回は珍しく幽霊隊員も参戦して、三人で桂川にやってきました。桜はほとんど散ってしまいましたが、新緑が一番きれいな時です。富士山も多めの雪で厚化粧しているせいか、いつもの年より美しく感じます。
さて、城山温泉に車を止め釣り上がると、去年倒れた大木が川を横切りポイントを形成してます。元気な虹鱒が瀬に付いていて、零仕様の竿が円く弧を描きます。普門寺バケには必ずお魚が入っていますが、隊長が放流山女魚をいくつか釣りました。幽霊隊員も家族のお土産が釣れているようです。嬉しそうにビクを見せてくれたのですが、いわゆるピンク君(隊長命名のアメリカ岩魚)でした。西桂の監視員が言うには、都留漁協で沢山養殖したF1であるとのこと。真偽の程はわかりませんが、岩魚とブルックトラウトの掛け合わせではないかと思われます。食べた事無いので何ともいえませんが、不味そうです。漁協もへんてこな魚量産しないで、気味の良い魚を放流して欲しいものです。
私たちも組合員なので、ちゃんと意見を言う事にします。
柄杓流川合流までに八寸山女魚がいくつか釣れましたので、塩焼きにしてお昼ご飯にしようかと思ったのですが、引船に入って元気にしている彼らを見ると、とても殺生する気になれずさよならしました。今年は結局、一度もお魚食べてません。
午後は幽霊隊員が帰ったので、隊長と二人、市立病院から入渓しそこそこ楽しみました。一日中飽きない程度にお魚が遊んでくれたので、気が付いたら夕方の五時でした。夜はコンクリ場の下でお休みして、日曜日もお魚釣りしました。いつもの事ですが、もうへとへとです
復活。
2005年04月17日(日) 11時59分
昨日は悲しいことにせっかく書いた記事がアップ寸前で二度も飛んでしまったため、奥様に慰めの記事を書いてもらいお茶を濁しました。今日こそはがんばります。
隊員の紹介します。
隊長
カモシカ型のデブでトロいおじさんですが、お魚釣りは上手で大好きです。お嫁さんがおりませんので、誰かなっていただけませんか?そこそこの優良企業にお勤めしている真面目な人なので、よろしくお願いいたします。渓流歴は十年位で、本流志向ではありますが山岳や藪沢以外なら何でもこなします。ウグイを釣るのが上手です。
隊員1号
痩せて軽いため水流に勝てず流されています。最長老なので暖かくならないと渓にはやって来ません。やはりお嫁さんがいませんが、本人はそれほど欲しがっていないのでほっといてください。フライマンから変身してきたばかりなので、思うようにお魚が釣れるので喜んでいます。仙人のような霞がかった不思議ちゃんおじさんです。
隊員2号
幽霊隊員です。何度誘ってもドタキャンばかりなので、そろそろ隊長が除隊処分にしそうです。
隊員3号
永らく隊長を拝命しておりましたが、現在はこのような下働きをしております。美人の奥様と中学生のお子様は、土曜日曜にお父さんがいると悲しみ、山女魚のお土産なぞ持ち帰るものならもっと悲しみます。渓流歴三十年近い化石のようなおじさんです。
そう言う事で、来週は作戦行動に出ています。皆様、渓でお会いいたしましょう。
おこっています!
2005年04月16日(土) 14時55分
記事がアップ前に消えてしまいました。
ぷんぷんぷん
もう今日は書きません!
ひでくん
いよいよ始まるよ。
2005年04月10日(日) 17時16分
2005釣り一覧
日付 釣行河川 釣行区間 メ モ
3/12 桂川(大月) 笹子合流~通らず、駒橋周辺 先週雪のため解禁遅れる。放流山女魚岩魚少々釣れる。
3/19 桂川(都留) コンクリ場~病院下、川茂堰堤 冷たい風強いが、解禁直後とあって人は多い。針掛かり悪くバレ多い。
3/20 桂川(都留) 穴口堤~焼却場下、川茂堰堤 隊長は昨日タコの借りを返すべく40cmオーバーの大物を釣る。川茂で元気で綺麗な虹鱒が釣れる。
4/2 桂川(都留) 高速下~城山橋、川茂堰堤 渓相かなり復活しており、魚も綺麗な虹鱒が強い引きを見せる。
4/3 桂川(大月) 通らず~蒟蒻淵 まるでアタリも無く、水量が少ないせいか魚の気配もない。
4/9 桂川(都留) 西桂公園~焼却場下 初夏のような陽気で桜がいっせいに満開になり、美しい渓の彩り。放流物が少々釣れる。
4/10 桂川(都留) 境橋~信金橋 東桂取水堤 昨日も今日も大物が掛かるが、糸切れしてしまい取り込めず。
ひでくんの釣り日記はじまり
2005年04月10日(日) 16時40分
釣り好きなおじさんではありません。
渓流のお魚を釣って、お山にいるのが好きなだけですよ。
書き留めておこう。これもわたくしの軌跡だから。
さよなら、桂川。
2005年09月25日(日) 19時03分
一月ぶりにホームグランドの桂川に帰ってきました。ほんの少し前の灼熱に輝く太陽が嘘のように、寂しい渓の姿は今年の釣りシーズンの終了を感じさせます。終盤に息子の出生で、お魚釣りどころではありませんでしたが、年三十数日の釣行はそれなりの想い出を作ってくれました。毎年こんな事ばかりしていると、お魚の数とか大きさとかにはそれ程頓着しなくなります。朝から晩まで桂川で釣り糸を垂れていられる幸せが、いつまでも続きますようにと、心から祈願してさよならいたしませう。
ありがとう。桂川。
ありがとう。渓の魚たち。
ありがとう。いつも一緒に釣りした隊長。
それじゃ、また。来春に。
今時の女子高生も
2005年09月14日(水) 14時14分
このところ、お魚釣りに行けないので、ちょい前に観た映画『リンダ リンダ リンダ』のお話しましょう。昨年の邦画が近年稀にみる豊作だったと、いつか書いた事がありました。その中でも『スウィングガールズ』の楽しさは特筆するものでした。リンダも僅かにそのテイストを含んではおりますが、どちらかといえば『櫻の園』が持っていた感覚に近いかなと思います。自分の娘と同じ世代の女子高生達が、まるで違う惑星から来た異星人のようでありながら、よくよく見てみれば、そんなに我々の過ごした高校時代と変わった事をしているわけでも、突拍子もない事で悩んでいるわけでもない事を知りました。まあ、彼女たちに言わせれば、ウザクて訳解かんないオヤジと一緒にされたくはないでしょうが、確かにわたくしにもそんな青春の光と影があったのです。
赤ちゃん寝てます。
2005年09月12日(月) 10時22分
こんにちは。
金曜日にやって来た赤ちゃんは、黄疸の数値が少々高いとかで、翌日退院したばかりの病院で検査をしましたが、何ら問題も無いと診断されましたので、一安心です。
我々夫婦は高齢出産の部類に当てはまるのでしょうから、やはり気になるのは赤ちゃんの健康です。親として思うのは、とりあえず健康でいて欲しいと言う事なのです。
今週一週間は、会社の連続休暇取得の励行を受けて、にわか育児休暇をとっています。
仲間がふえるよ。
2005年09月09日(金) 9時07分
今日、生まれたばかりの息子が家に来ます。
命としては、幾月も前からここに居たのですが、正しく独り立ちしてからは初めてですから、それなりに彼も緊張する事でしょう。迎えるお姉ちゃんお兄ちゃんの緊張も想像できます。こうやって家族が増えてゆくのですね。若い頃に、自分が親になるという感慨もなく、流されながら家族が形成されていったのとはまるで違う時間軸があるようです。これが所謂人生経験なのかもしれません。何も分からないままがむしゃらに進む時も必要ですが、今この時のような余裕を持って見つめることができるのは、わたくしの人生に於いて大いなる財産です。
これから人の親になろうとしている貴方たちに、わたくしは心より優しい言葉をかけてあげられそうです。「大丈夫。きっと、良いことがある。だから今、ちょっと辛いだけなんだ。」と。
そして、新しい命が
2005年09月04日(日) 15時45分
皆様、ご無沙汰しております。
相変わらずの残暑ですが、お変わりありませんか?
毎週のようにお魚釣りをしておりましたが、このところ何のお知らせも致しませんで,申し訳ありませんでした。今朝8時33分に、わたくしの息子がこの世に生を受け、元気に誕生いたしました。そんなこんなで、いくらお魚釣り好きとはいえ、お山で遊んでばかりもいかず、釣日記も更新出来なかった訳です。
わたくしども夫婦にとって三人目の授かりものですが、二人目から13年もの間がありますから、初めての子のようで、それでいて何となく孫を見ているような落ち着きもあります。これからが本当の修羅場であることは分かっておりますが、何しろお誕生日おめでとう!であります。皆様にも何らかの幸せが訪れますように。
正しい夏休みの過ごし方
2005年08月15日(月) 7時03分
下界では毎日うだってますか?
いつから日本はこんなに暑くなったのでしょう。20年前、わたくしの美人奥様と鎌倉の海で遊んでた頃から、太陽の輝きは一向に変わりありませんが、空気に含まれる熱気の量は今のほうが断然多いように感じます。
余談ではありますが、前記した20年前の夕暮れ、丁度わたくし達が肩など抱いて、茜色の海を見つめていた上空では、日航123便の悲劇が始まっておりました。墜落までの32分間を想うと、漫然とこの時を過ごしている自分を振り返らざるを得ません。深く哀惜の想いをもって合掌。
さて、今年の夏休みも会社のカレンダーの関係で、一日しかありません。余り余っている有給休暇を一日付け、連続4日間のお休みにしました。昔と違って昨今では、その程度のお休みを取ろうと思えばいつでもどうぞですから、取り立てて「夏休みだー!」と浮かれる気分でもありません。ですからわたくしも、いつもの通り、桂川に来ているのです。変わった事と言えば、婚姻色のでた山女魚を釣った事。今年のシーズンも後僅かなのだと実感した事。わたくし事で、もしかするとこの釣行が今期最後になるかもしれない事。ともかく、2泊3日ドップリとお魚釣りを楽しみました。これぞ正しい日本の夏休みです。
こんなガキにかよ!
2005年08月07日(日) 13時16分
毎日クラクラしていますか?
こんなに暑い日ばかり続く時には、川辺でバーベキューですよね。毎年、息子を連れてフィッシング&キャンプ&バーベキューをしてますので、見習隊員として今年もお山に連れて行きました。今時のガキですから、何しろ根性とか堪え性とかがありません。中学生の男の子なのに、黒川虫が怖いとかチンチンまで水に漬かるのが辛いとか、もう、それをさせたくて連れて来ているというのに、この世代の子達の言い回しをするなら「わけ分からない」と言う事です。
でもそんなガキに、桂川の山女魚は優しいのです。尺、尺上が連続して掛かるのですもの。そればかりを夢見て渓に通っていらっしゃるベテランの方だって、沢山いることでしょうに、神様は本当にいるのでしょうか?疑いたくなりますね。三年前にも03の糸で、45cmの虹鱒釣った事もありますから、単なるまぐれだけではないにしろ、それにしても...ねえ。
今年一番の桂川
2005年07月31日(日) 16時31分
台風が、関東南岸を掠めていった今週末、水量の落ち着きからいっても最高のタイミングではないでしょうか。春に行って完敗した、笹子川合流より蒟蒻淵までのコースを、丹念にさらいました。大水で洗われた底石が、綺麗に磨かれて、青い川面が涼しさを奏でます。ウグイの猛攻を避けながら、山女魚の居そうなレーンに餌を流してゆくと、稲妻のような速攻で目印が水中にまで持っていかれ、06の水中糸でさえ心配になるような大物が踊ります。尺上がそう珍しくないこの川ではありますが、35cmを超えると胴回りが半端ではなく、40cmの山女魚なぞ良くまあそこまで大きくなったと、褒めてあげたくなります。
夕方まで思い切り遊んで、数尾の尺上と出会い、そしてさよならしました。日曜日には期待した川茂堰堤に臨みましたが、たいした変化は無く、釣果も芳しくありませんでした。多分今回の釣行が、今年一番のコンディションであろうかと思います。
戻り梅雨
2005年07月24日(日) 10時31分
大利根大作戦から帰還したばかりなのに、またまた、今日、桂川にやって参りました。梅雨明け宣言も出たことだし、夏休みも始まった事なので、息子をお山に連れて行こうと思っておりましたら、空は雨模様。次回繰越にすることにしました。
結局、いつものように隊長と二人、いつものように桂川で竿を振るのでした。長袖を着ていても寒いほどの陽気で、雨まで降ってくれば釣り人なぞいる訳も無く、広い川は我々二人の独壇場です。魚の居る場所に、かなりバラツキはありますが、泣き尺山女魚や尺二寸虹鱒もポツポツ釣れますし、チビ元気くんは果敢にアタックしてきます。お魚釣りも三十尾位までが楽しく、それ以上になってしまうと、流れ作業みたいになってしまいます。日曜日も雨らしいとのことで、日帰りしようと川から車道に上がって隊長を待ってましたのに一向に来ません。どうしたのかと振り返れば、隊長の愛車、通称「ごきぶり号」が坂を上がれずノタノタしており、JAFのお世話になりました。ダメじゃんごきぶり号。
さて、先日お知らせしました 恐怖の山蛭 の反響がすさまじいので、その後の経過を一筆。なんとなくチンチンが細く小さくなった気がしますのと、昨日あたりから齧られた亀が疼くような.....
転進につぐ転進
2005年07月19日(火) 11時21分
二日目の早朝、大利根作戦はまたもや決行されました。
しかしながら、川の状態は昨日と同じで転進せざるを得ません。前日の教訓を生かすならば、支流の支流なら大丈夫だろうと言う事で、片品川支流根利川を目指します。奥深い山を縫うように進むと綺麗な流れに出会えましたが、あまりにも川の規模が小さく、山岳渓流なのでわたくし達の食指を動かしません。またまた転進し、片品川上流に突撃しますと、名勝吹割の滝あたりでは水色もどうにかなりそうなので、もう暫らく上流までいってみると、下流の色が嘘のように澄んだ美しい片品川に遭遇できました。日中照りつける太陽の下、本流釣りの楽しみを味わう事が出来ました。お魚は概して小さいのですが、長い竿を思い切り振り回せることで、隊長は嬉しそうでした。
最終日、片品川の下流で竿を出しましたが、なんの獲物も得られませんでした。利根川本流も水色が好転してきた夕方近くにトライしましたが、準備をしているうちに雷が鳴り出し、驟雨が襲ってきて、雨の上がった川縁は涼しく気持ち良いのですが、川は一瞬の間に元の泥濁りに返ってしまいました。つくづく今回は利根川に嫌われてしまったようです。また来夏チャレンジします。皆さん応援してくださいね。
吸血鬼の恐怖
2005年07月19日(火) 10時47分
結局、わたくし達は放浪の末、春に来た四万温泉の渓流にたどり着きました。あれほど何処の川も濁っていたのに、四万川だけは若干の笹濁り程度ですんでおり、水量が多い分期待できます。持って行った餌の在庫が心配になるほど入れ食い状態で、山女魚の活性は高く、大物は居りませんが数は半端じゃありません。四万湖という人造湖のバックウォーターから通らずまでの7~8時間、結構楽しめました。
そして、事件が起きたのは、川から上がりウェーダ―を脱いだ、正しくその時なのです。なんとなくおチンチンに物がはさまっているので、パンツをずらすのですが一向に改善されません。何がはさまったのかと、自分のイチモツを見ると、世界最強の吸血鬼 山蛭 が亀の頭でお食事中なのです。どうしてこんな所に潜入出来たのかしら?どうしておチンチンの亀さんなのかしら?恐怖はジワリとやってきました。何故この川が、山女魚パラダイスだったのか分かりました。夕方、温泉に入りましたが、流血は暫らく止まりませんでしたとさ。
坂東太郎 激流と化す
2005年07月19日(火) 10時21分
この三連休、隊長とわたくしは本流釣り師垂涎の的、あの利根川本流へと向かったのです。昨年の夏、とても気持ちの良い思いを致しましたので、今年は一週間くらいの休みとって、思い切り利根川に漬(浸)かろうと考えておりましたのですが、わたくしの個人的諸般の事情というものありまして、そうもいかず、こうして海の日連休の作戦となりました。
夜の明けぬうちに、群馬県渋川インターを降り、橋のたもとのコンビニで遊魚券を購入し、いざ出陣と川を見下ろせば、昨夏の三倍に膨れ上がった濁流が流れているではありませんか。アメリカ人なら必ずここで「oh!my God!!」を連発してしまう所です。それから長い放浪の旅が始まったのであります。支流の片品川、赤谷川まで見て回りましたが、何処も茶色く濁った激流と化しており、お魚釣りどころではありません。東京では考えられないような夕立の成せる技らしいのですが、よりにもよってどうしてこの日なのでしょう?隊長の普段の行ないだと思います。
それだから、アメリカ人は
2005年07月10日(日) 8時26分
空梅雨かと思ったら、この所雨が程よく降るので、程度問題でもありますが、日本国中まあまあの梅雨時なのではないでしょうか。こんな日はお魚釣りに行きたいのですが、前々から息子と約束していた『宇宙戦争』を観に行きました。わたくしども夫婦はそれぞれ趣味は違いますが、映画を観る事に関して子供たちに四の五の言いませんから、観たいものをなるべく観せるようにしてます。只、息子の場合偏りが激しく、SFとかアニメばかりなのが困りものです。
スピルバーグは本当に上手です。先日観た『SWⅢ』のルーカスよりも、映画作家としては数段上だと思います。『激突』からずっと観てますが、この手の物語をやらせたら、今までの歴史上、彼を越える作家はおりません。しかし、なのです。あの終わり方が、いくら米映画(ハリウッドメジャー)だとは言え、原作がそうだからとは言え、このご時世無茶過ぎます。SWシリーズのようなファンタジーじゃないのですから、もうちょいとお前さん、お馬鹿なアメリカ人にも分かる程度のチャンチャンで終わりにして欲しくなかった。息子もガッカリしてました。とは言え、ラスト20分を除けば、この夏屈指の好カードであります。
大きな山女魚
2005年07月03日(日) 11時02分
急に草木の背丈が伸びたように感じる季節です。実際、河原に生い茂る草は、ここぞとばかりに勢力の拡大に励みます。一年の、それも春から秋までの限られた命を、誰に言われたわけでもなく淡々と繋ぎ合わせてゆく様に、頭垂れる想いで掻き分け水辺を目指すお魚釣りの季節の始まりです。
今回、隊長と選んだ作戦行動は、本流殲滅作戦の一環であります。ほぼ全域を制覇した桂川本流に於いて、未だ足を踏み入れていなかった蒼竜峡で竿を出しました。その昔、徳富某によって名付けられたゴルジュは、一跨ぎで激流を渡れてしまうほどに圧縮された函をも持ち、所々で竿をたたみながらの進軍です。通常こういった所には、あまりお魚は居ません。人間に厳しい環境は、お魚にとっても同じです。少しの増水が狭い樋の中では、劇的環境へ変わるので、うかうかしていられないのです。ところが、あまりにも釣り辛いため釣り人が敬遠していたこの地域に、大型山女魚が隠れていました。40cmオーバーのモンスターと35cmの厳つい顔の♂が釣れました。久し振りに興奮した釣行になりました。
17歳の夏に
2005年06月25日(土) 18時09分
あの夏も暑かったのです。郷里の小さな映画館で、ちょっぴり小難しい顔で皮肉っぽく見詰ていました。あの年もスピルバーグvsルーカスだったのかと、今更ながら逝った年月を感じてしまいます。高校2年生のわたくしは、絵空事の宇宙活劇より漆黒の空からの異星人に惹かれておりました。
今日こうして、あの当時考えもつかない方法で、誰とも知らない貴方たちへ、私の想いを伝えていると、なんだか可笑しな気分です。それほどに長い年月をかけて、スターウォーズは語られてきたのですね。ずっとずっとお付き合いしていた人が、これ限りで逢えなくなるような、そんな寂しい感じです。見終わった後、普通ならウキウキした気分でいられるだろうに、わたくしは何故か寂しいのです。
サヨウナラ。モウ、タブン、コンナエイガニ、イキテイルウチニハ、ニドトアエナイデショウ。ダカラ、アリガトウ。
水無月に想うこと
2005年06月19日(日) 11時58分
空から雨が落ちてくると、人の辛い気持ちまで洗い流して、いつしか明日も生きていこうと想うもの。本当は嘘です。嘘だとわかっていながらも、そんなふうに信じ自己暗示をかけて、元気を取り戻そうとするのです。わたくしは、まったく元気なのですが、雨が欲しいのです。川を綺麗に洗い流す強い雨が欲しいのです。そうしないと、お魚たちは躍ってくれないのです。
桂川の釣行も、毎年この時期になると何処で竿を出そうか悩むのですが、特に今年は春から水量が変わらないので困っています。少ないのをがまんして、田野倉から落合までを歩きました。そこそこお魚はいるのですが、流れに面白味がなく、渓流釣りの醍醐味がありません。川茂堰堤からオーバーフローしている時にもう一度遊びに来る事にします。
原因不明の汚染が...
2005年06月12日(日) 11時10分
台風来るかと思ってワクワクしておりましたら、やっぱり根性無しで行ってしまいました。桂川は結局イマイチです。川の石を磨くような増水がないと、しばらくこの状況は変り様がありません。
今回竿を出したのは、城山温泉下流域ですが、何と途中から原因不明の濁りが入ってしまい、釣りになりませんでした。仕様が無いので上流まで行きましたが、あまりお魚いませんので、またまた川茂堰堤まで戻って虹鱒君と遊びました。川茂も春から流れが変わりませんので、ポイントが代わり映えせず、40cmオーバーは釣れるのですが、飽きてしまいました。
翌日、日曜日にやった田野倉周辺の方が、水は少ないながらも楽しめました。本格的な梅雨を待ち望みます。クスン。
閑話休題
2005年06月04日(土) 9時23分
今年もいよいよ梅雨っぽくなってきました。平均的な日本人は皆さんこの時期を忌み嫌いますが、わたくしは好きな季節の一つです。といっても、高温多湿は苦行です。所謂「梅雨寒」といわれる気候に情緒を感じてしまうのです。お百姓さんには申し訳ありませんが、梅雨の続く寒い夏にならないかと密かに念じているのです。
さて、今日はお魚釣りお休みして映画「ミリオンダラー・ベイビー」について。
わたくしハリウッドメジャーの作品も、最近のアカデミー作品賞受賞とか嫌いで、映画館に行って観る事少ないし、イーストウッドが名監督とか言われちゃうとマカロニウェスタンの安っぽい脂の臭いがしてしまい、今までのどの作品もノレませんでした。今回はボクシング映画だし、米映画だからイケイケのサクセスストーリーかと思いきや、、、、、。これからご覧になられる方もいらっしゃる事でしょうから多くは語れませんが、良い意味で期待を裏切る良心的な作品になりました。日本人の心情にも、とても近いと思います。
今朝も雲の厚い光乏しい朝です。日本代表戦を未明まで観戦して寝不足な鈍ら頭には、この位がちょうど良い優しさです。
五月の渓は...
2005年05月29日(日) 16時22分
来週から鮎釣りが始まりますので、桂川大月地区での山女魚釣りはこのお休みが最後のパラダイス。渓流釣りと違って鮎の方々はあまり移動をしないのと、コロガシなどをされてしまうとしばらくは釣りになりませんので、我々がノンビリと気持ちよく竿を振ることができるのは五月までです。
今日は隊長とまたまた二人、梁川町立野あたりで遊びました。谷が随分深くなり、ゴルジュのような場所まであるので気の抜けない魚釣りです。切り立ったスラブから滑落したら、怪我だけでは済みそうもない所だってあります。そんな所を8.5mもの竿を担いで移動するのですから結構アドベンチャーだと思いません?それに見合うだけの釣果があれば良いのですけど、まあそれほど世の中ご都合主義には参りませんのです。基本的には水温が高いので、白泡がたつような流れ込みの延長線にお魚は付いてます。山女魚の魚体は、普通の川なら八月下旬のように肥えていて見事な幅広です。八寸あれば零竿で獲るのに苦労してしまいます。利根川のような押しの強さはありませんが、流芯を下られてしまうと手も足も出ません。隊長が仕留めた尺上は流れの緩い渕であったのが吉で、5分位は格闘しましたが無事玉網に収まりました。
それにしても天気が続くので、川は涸れ気味です。早く梅雨になって沢山雨を降らして欲しいものです。それじゃまた。
真夜中の訪問者
2005年05月22日(日) 11時39分
久し振りの桂川ですが、隊長は体調を壊してお休みです。なんと蕁麻疹なんですって。
そんな訳で、わたくし一人で大月にやって参りました。中央線が鳥沢で桂川を渡るあたりは、それまで深い谷だった渓が穏やかな里川になる所です。その分釣り人も増えますが、山女魚釣りの人は少なく、来月から始まる鮎の川です。瀬には沢山稚鮎が群れており、ピンピン君にも飛びつくので結構煩わしく、山女魚は段々瀬の中にしか居ません。猿橋までの長丁場、半分は川歩きでした。もう少し水量のある時に遊んでみたい流れです。
翌日は幾分下流を散策してみたかったので、川べりに車を止めて寝てしまいました。もう寒さも感じない陽気で、車の中とはいえフルフラットにすれば気持ち良いものです。カーテレビでお相撲を見ていたのですが、横綱が優勝した頃に夢の中に誘われてしまいました。そんな気持ち良い眠りを邪魔するヘッドライトが、執拗にわたくしの愛車を照らしたのは草木も眠る丑三つ時。現れたのは山梨県警のおまわりさん。わたくしの車のボンネットに乗っていたウェーダーが、人の足に見えたとかで心配してパトロールに来られたのだとか。職務に忠実な警備警察の一面を見せていただきました。以後気をつけます。
今週はお休み
2005年05月15日(日) 14時53分
黄金週間はそれなりにお魚釣りいたしましたので、今週はお休みしました。家族で映画を観に行きました。『交渉人真下正義』は踊るファンには楽しめますが、作品の出来はもうひと踏ん張りでした。昨年の邦画は近年稀にみる上質作品が揃いましたので、今年も期待しているのですが、『北の零年』『パッチギ』『ローレライ』と、どれも帯に短し襷に...。頑張って欲しいものです。
映画を観たりお魚釣りしたりで、忙しい休日の日々はこうして過ぎていくのでした。
怒涛の24時間Part2
2005年05月05日(木) 9時02分
二日目は、わたくしの美人奥様のご実家にお土産しようと、隊長のご機嫌取りながら引船携えての出撃です。一番水質の良い西桂町内で作戦決行しました。毎月第一日曜日が成魚放流の日なので、数はかなりいけるだろうけど、お土産はやはり美味しそうな見た目にこだわりたいじゃないですか。引船に入れるお魚は山女魚もしくは元気君(稚魚から大きくなった虹鱒)のみとして、厳しく審査する事にしました。ところがどうした事でしょう?ほとんどアタリもないのです。うかうかしてる間にまた昨日のような風が出てきて、隊長は一層ペースが上がりません。西桂公園に夕方着いた頃には、わたくしの引船に山女魚三つ虹鱒一つピンク君二つ。隊長は山女魚二つピンク君二つ虹鱒一つ。どれもお土産にしたくないので、さよならしました。隊長はせっかく引船持ってきたのにとプンプンでしたが、はい、そこはやはりプライドの問題です。折角殺生して食すなら、美しく美味しそうなお魚に昇天して頂きたいと思うのです。
渋滞を勘案して、8時まで月待ちの湯でノンビリ湯浴みし、下界へと降りたのでございます。よって、今回もお土産ナシよ。の巻きでした。
怒涛の24時間Part1
2005年05月05日(木) 8時53分
今年のゴールデンウィークは天気に恵まれました。ただし、暑過ぎますね。お山でお魚釣りをしていても、昼頃にはTシャツにならざるを得ません。こんな年は今までに無かったので、夏はどれほど暑くなるのだろうかと、夏嫌いのわたくしは恐れおののいております。
さて、3日4日の好天の中、怒涛のお魚釣りです。テント泊で都合24時間も竿を振ってしまいました。初日は、桂川大月地区、駒橋から入渓して笹子川合流までの長丁場。この時期ピンピン君が沢山泳いでいますので、餌には困りません。玉網ですくうとゴッソリ捕れますし、砂にまぶしておけば半日くらい元気にしてますから、黒ちゃんやヒラタさんより優れたアイテムです。
美しい山女魚が飽きない程度に遊びに来てくれますので、遡行もそれなりに楽しかったのですが、午後から風が強くなり、8.5m零竿は露骨に影響を受けてしまいます。振り込みもままならず、アタリも取り辛いのは同輩、お分かりでしょ?そんなこんなの3時過ぎ。上流で苦戦していた隊長の竿から、正しく竹を割ったような乾いた音が・・・あぁ、二つ分れたその竿は。むかしむかし、利根川でも同じ光景を見たことがあるわたくしは、デジャブを体感しているかのようでありました。隊長はさすがに二度目、何が起こったのかすぐ理解したようではありますが、お怒りはすさまじく、その日は二度とお魚釣りは致しませんでしたとさ。
四万温泉でお魚釣り
2005年05月01日(日) 12時06分
今回は、ホームグランドを離れ、群馬県四万温泉でお魚釣りをしました。
四万温泉は、現在NHK朝の連続テレビ小説『ファイト』のメインロケ地とのことで、あちらこちらに幟旗が目に付きました。草津や伊香保のような歓楽系の温泉地とは一味違った落ち着きが、日本の温泉らしく好感もてる温泉郷でした。
『ファイト』の主演女優の本仮屋ユイカちゃんは、昨年のテレビ版『世界の中心で・・・』と、映画『スウィングガールズ』で注目しておりましたので、こんなにBigな階段が用意されてしまうと複雑です。
さて、肝心のお魚釣りですが、四万川支流の新湯川で遊びました。温泉旅館の谷間を流れる典型的な渓流です。砂防堰堤が多くて遡行が大変ですが、水流の清らかさは一級品です。
ちょっとした瀬にまで山女魚がいますので、ポイントごとに餌を付替えなければならないほどお魚は豊富です。サイズは大きくても七寸止まりですから、数釣り派向きの渓だと思います。渕も多いので、条件さえ整えば尺上岩魚も夢ではないと地元のお兄さんが教えてくれました。
少し熱めの温泉につかりながら、渓流の瀬音を聞いていると、俗世間の喧騒をはるか遠く離れている自分を不思議に思うのです。
桂川で遊んだよ。
2005年04月24日(日) 13時32分
今回は珍しく幽霊隊員も参戦して、三人で桂川にやってきました。桜はほとんど散ってしまいましたが、新緑が一番きれいな時です。富士山も多めの雪で厚化粧しているせいか、いつもの年より美しく感じます。
さて、城山温泉に車を止め釣り上がると、去年倒れた大木が川を横切りポイントを形成してます。元気な虹鱒が瀬に付いていて、零仕様の竿が円く弧を描きます。普門寺バケには必ずお魚が入っていますが、隊長が放流山女魚をいくつか釣りました。幽霊隊員も家族のお土産が釣れているようです。嬉しそうにビクを見せてくれたのですが、いわゆるピンク君(隊長命名のアメリカ岩魚)でした。西桂の監視員が言うには、都留漁協で沢山養殖したF1であるとのこと。真偽の程はわかりませんが、岩魚とブルックトラウトの掛け合わせではないかと思われます。食べた事無いので何ともいえませんが、不味そうです。漁協もへんてこな魚量産しないで、気味の良い魚を放流して欲しいものです。
私たちも組合員なので、ちゃんと意見を言う事にします。
柄杓流川合流までに八寸山女魚がいくつか釣れましたので、塩焼きにしてお昼ご飯にしようかと思ったのですが、引船に入って元気にしている彼らを見ると、とても殺生する気になれずさよならしました。今年は結局、一度もお魚食べてません。
午後は幽霊隊員が帰ったので、隊長と二人、市立病院から入渓しそこそこ楽しみました。一日中飽きない程度にお魚が遊んでくれたので、気が付いたら夕方の五時でした。夜はコンクリ場の下でお休みして、日曜日もお魚釣りしました。いつもの事ですが、もうへとへとです
復活。
2005年04月17日(日) 11時59分
昨日は悲しいことにせっかく書いた記事がアップ寸前で二度も飛んでしまったため、奥様に慰めの記事を書いてもらいお茶を濁しました。今日こそはがんばります。
隊員の紹介します。
隊長
カモシカ型のデブでトロいおじさんですが、お魚釣りは上手で大好きです。お嫁さんがおりませんので、誰かなっていただけませんか?そこそこの優良企業にお勤めしている真面目な人なので、よろしくお願いいたします。渓流歴は十年位で、本流志向ではありますが山岳や藪沢以外なら何でもこなします。ウグイを釣るのが上手です。
隊員1号
痩せて軽いため水流に勝てず流されています。最長老なので暖かくならないと渓にはやって来ません。やはりお嫁さんがいませんが、本人はそれほど欲しがっていないのでほっといてください。フライマンから変身してきたばかりなので、思うようにお魚が釣れるので喜んでいます。仙人のような霞がかった不思議ちゃんおじさんです。
隊員2号
幽霊隊員です。何度誘ってもドタキャンばかりなので、そろそろ隊長が除隊処分にしそうです。
隊員3号
永らく隊長を拝命しておりましたが、現在はこのような下働きをしております。美人の奥様と中学生のお子様は、土曜日曜にお父さんがいると悲しみ、山女魚のお土産なぞ持ち帰るものならもっと悲しみます。渓流歴三十年近い化石のようなおじさんです。
そう言う事で、来週は作戦行動に出ています。皆様、渓でお会いいたしましょう。
おこっています!
2005年04月16日(土) 14時55分
記事がアップ前に消えてしまいました。
ぷんぷんぷん
もう今日は書きません!
ひでくん
いよいよ始まるよ。
2005年04月10日(日) 17時16分
2005釣り一覧
日付 釣行河川 釣行区間 メ モ
3/12 桂川(大月) 笹子合流~通らず、駒橋周辺 先週雪のため解禁遅れる。放流山女魚岩魚少々釣れる。
3/19 桂川(都留) コンクリ場~病院下、川茂堰堤 冷たい風強いが、解禁直後とあって人は多い。針掛かり悪くバレ多い。
3/20 桂川(都留) 穴口堤~焼却場下、川茂堰堤 隊長は昨日タコの借りを返すべく40cmオーバーの大物を釣る。川茂で元気で綺麗な虹鱒が釣れる。
4/2 桂川(都留) 高速下~城山橋、川茂堰堤 渓相かなり復活しており、魚も綺麗な虹鱒が強い引きを見せる。
4/3 桂川(大月) 通らず~蒟蒻淵 まるでアタリも無く、水量が少ないせいか魚の気配もない。
4/9 桂川(都留) 西桂公園~焼却場下 初夏のような陽気で桜がいっせいに満開になり、美しい渓の彩り。放流物が少々釣れる。
4/10 桂川(都留) 境橋~信金橋 東桂取水堤 昨日も今日も大物が掛かるが、糸切れしてしまい取り込めず。
ひでくんの釣り日記はじまり
2005年04月10日(日) 16時40分
釣り好きなおじさんではありません。
渓流のお魚を釣って、お山にいるのが好きなだけですよ。