映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

2022春ドラマ

2022-04-27 20:40:00 | 旧作映画、TVドラマ

2022年の春スタートテレビドラマが出そろった
朝ドラと大河も観ているので7本を観なきゃならない
今のところリタイアしそうなのは1本だけなので5月までは続けて観るつもり

「元彼の遺言状」
最近の流行りなのか、初回に提示された物語の謎は早くも解決され、本題はこの後ですというように作られている。じっくりひとつのストーリーを深く掘り進めてゆくようなドラマは若い視聴者には退屈なんだろう。中身の薄いお話しを延々見せられることを思えばそれもありなんだろうけど、何だか安直な気もする
関係ない話になるが、綾瀬はるかが番宣でバラエティ等に出ていたけど、その美しさがテレビ枠(バラエティやトーク番組の)に収まらなくて浮いて見えた。女優ってそうあるべきなんだと思ったし、それでこそ風格のようなものを感じてしまう。本物の女優になりつつあるんだと変なところで再認識した次第
ドラマ自体はこれからの展開を観ないと何とも言えない

「持続可能な恋ですか?」
それを題材にしたら恋愛ドラマは成り立たないでしょ!と、のっけから思った。(ずっとお互いが好きでいられるなんて不可能)そうなんだけど。結婚を前提としないお付き合いは30歳を超えたあたりからはゴールの無いレースを走り切るようで結構難しいんじゃないかな。それと妻に先立たれた父親も一緒に婚活パーティーに行くのはファンタジーに近く架空のお話しにしか思えない
上野樹里の喋り方も若かった頃には個性として好ましく思ったけれど、あの歳になってくると何だか気持ち悪く感じてしまった
三角関係とかは全く見たいとは思わないので、恋愛の先に結婚があるわけじゃないことを素直に納得できる大人のお話になると良いんだけど

「やんごとなき一族」
あくまでも漫画チックに描き切れれば面白くなりそうだ。映画「あのこは貴族」みたいな本物の格差社会云々なんていうテレビドラマは作れないのだから、土屋太鳳のスポ根ドラマにしてしまえばいいと思う
物語の結末は何となく見え見えだから、できれば毎話庶民がスカッとできるような作りにしてくれると気持ちいい
それにしても土屋太鳳美しくはなっているけど老けたように感じた。高校生役のアオハル映画ばかり観ていたからかもしれないけど

「妖怪シェアハウス」
続編になるとは思わなかったし、ましてや映画化されるってのはどうなんだろ
第一作はその設定が面白かったので結構楽しんで観ていたけど、続編になってしまうと目新しさも無くて陳腐な変わりものドラマの域を出ることはなさそうだ
松本まりかは嵌り役だからまあいいかな。それでもリタイア候補NO1

「マイファミリー」
TBSブランド枠も直近2作は大味な駄作だったので心配していたが、3話終了までの感じではかなり気合も入っているし、オリジナル脚本もスピード感あって楽しめる。「元彼の遺言状」でも書いたけど、このドラマも初回に用意された娘の誘拐事件は早くも解決しここからが本題のようだ
二宮和也と多部未華子の夫婦は年齢的には丁度いいのだろうけど、何だか小学生の子供がいる親には見えなくてちょっと違和感はあったが、そこは演技演出がしっかりしていたので説得力のある序盤になったと思う
ミステリとホームドラマがいい塩梅で融合できればこの春を代表するドラマになるような気もするが、やっぱり脚本次第で大きく変わってゆきそうだ

「鎌倉殿の13人」
段々えげつない話になってきた。そうやって権力は確立されその先に太平の世が現れるのか
あんまりギスギスした話になっちゃうと三谷脚本の楽しみであるとぼけた笑いの部分がなりを潜めてしまい、重苦しいドラマになってしまう。何処かに軽妙な挿話を上手く挟み込んで息抜きしながら大河ドラマを楽しめると嬉しいのだけれど

「ちむどんどん」
立ち上がりは特筆するような話は無く、お父さんが亡くなって一人東京行きを覚悟した主人公があっさり沖縄に残ったのはチョット肩透かし
沖縄が返還されたあの頃、記念切手を求めて郵便局に朝早く並んだことくらいしか記憶にないが、沖縄の人々にとっての本土返還の意味って何だったのか?できればそこを描いてくれると単なる朝ドラではなくなるのにと、全く期待していないが望んではいる

どうして今「とんび」なのかな?

2022-04-20 20:40:00 | 新作映画
重松清の原作にも二作作られたテレビドラマにも思い切り泣かされた

不器用な肉体労働者の父親と出来のいい息子の物語は、昭和の市井の生活や人情がよく似合っていて傑作の多い重松作品の中でもとりわけ人気の小説だろう

監督も脚本も演者も力ある人たちばかりだからハズレは無いだろうと最前列の椅子に腰掛ける
よく知ってる物語なのでストーリーの展開に驚きも感慨もない。だからこそ必要なのは細やかなディテールの積み重ねを丁寧に行うことなんだ。皆さんご存知のお話だから適当に端折ってもついてきてくれますよね的な粗さを感じてしまった

阿部寛演じる父親が息子に注ぐ情愛の鬱屈した気持ちが伝わらない。見てくれとしては映っているんだけど、表面的な見え方しか感じられず不器用な男親の悲哀が滲み出ていないのだ。もう少し演出も演技も粘らないと生まれない化学変化だ。ヘタに場数を踏んだ達人たちが上辺で映画を作ってしまったようにしか感じられなかった

主人公取り巻く友人や小料理屋の女将、職場の同僚までもが画一的に思えてきてしまう。息子の北村匠海と婚約者杏の取り合わせもしっくりこない
みんな上手で卒なく演じているんだけどね

そんな中、息子を庇い事故死した麻生久美子の儚げな美しさが際立って、改めていい女だなと認識させられた






3日目の朝 川茂吐き出し口

2022-04-18 15:25:00 | 釣り
2日目夜は雨予報だったから、道の駅で車中泊

翌朝も小粒の雨が残っていてスッキリしない

長竿を思い切り振りたくて、川茂の吐き出し口に降りる


深瀬で小さな虹鱒が初っ端掛かるけど続かない

吐き出し直下の渕尻で重たいアタリ

糸も竿も大物仕様だから思い切り上流へ揚げ竿

40cmは無いけれど今年初めて写真にしても良いような美しい虹鱒が獲れた







帰りしな川茂堰堤を覗いてみたが人の気配はない

プールの彼方此方でライズしているから魚は沢山いるんだなと、一安心



2日目 旧コンクリート場から城山大橋まで

2022-04-18 15:20:00 | 釣り
寝入り端は寒かったのに途中暑くて毛布は要らないと思ったけど、やっぱり朝方はまだまだ寒い
テントはそのままにして下流の入渓地点に向かう
昔ゲートがなかった頃はコンクリート場から川まで車で降りて、寝泊まりもよくしたもんだ

放流の重点エリアだから入渓者も多かったけど、今は車で気軽に乗り付けられなくなったから人も減っているみたい
次の入渓ポイントの院辺橋までは深い淵の大場所が三つある
最初の淵で一発目大物が掛かるが、7m竿04糸では立ち向かえず淵底に潜られ負けてしまう








院辺橋下の瀬は理想的な渓相で、先々週放流された虹鱒が沢山残っていた
桂川ではキンパクより黒川虫の方が食いが良くて、キンパクでは浅い食いつきの魚も黒ちゃんにするとパックリ食らいつく
ここからは道路とも離れ今回みたいに適度な水量であれば楽しい瀬釣りが満喫できる


院辺橋









城山大橋が近付くと大場所が現れる
きっと大物が潜んでいるのだろうけど、そんな奴にめぐり合うのは結構難しい
今回も小さな虹鱒しか遊んでくれない!
まだ一尾も虹鱒以外の魚を見てないな

去年まで渡れた瀬が深くなり水量水流ともキツイため、止む無く右岸の護岸上を歩いて車に戻る
まだ2時だから少し休んで、川茂の吐き出し口にでも行こうと思っていたら駐車スペースに車がギッシリ
らっとちゃん脱出できません‼︎
最後に車停めたバカは何処のどいつだ
時間が有り余っていたから呑気なもんだけど、移動を急いでいたら噴飯もの
地元の青年が気付いてくれ難なく逃れることが出来たけど、世の中には事後を予想する能力が欠如している人がいることをこんな所でも思い知る




1日目 西桂境橋から西桂公園まで

2022-04-18 13:35:00 | 釣り
4月から週3休の勤務となり暇ができるかと思いきや、給料は半分になってもやらなきゃならない業務は今まで通りなので毎日が結構忙しい。春の転勤で四人のスタッフが抜けて一人補充されたけど、新卒の宛行がないと前年度よりも業務量増えるんじゃないかしら

そんな毎日と決別して、先週取れなかった休みをくっ付けて四連休
土曜日は西桂境橋の駐車スペースに一番乗りしたからここからスタートすることに





堰堤上の深瀬にはいつも魚が入っている。今日も一投目から小気味好い魚信
20cmくらいの虹鱒が数尾釣れたから気を良くして上流へ向かう

瀬の続く護岸された川を遡行し、ところどころで虹鱒を釣る






いつも魚が溜まっている淵の手前で、ただ川を見つめているフライマンに挨拶するが、何の返答もないから上流に向かう旨声掛けると無愛想な返事。概ねフライを振る人は紳士が多いけれどたまには川で会いたくない奴もいる

それにしてもこの10年で釣り人の勢力図は劇的に変化した
ルアー派5 フライ派3 餌釣り2 そんな感じだ
地元の釣り好きおじいちゃんは見かけなくなり、若いルアーフライの愛好家が増えている
マナーは人それぞれだから何とも言えないけど、餌釣りに比べれば魚のヒット率は低いだろうし無闇に持ち帰るような輩も少ないだろうから、放流された魚にとっては良いことなのかな?ただし、ルアーで傷ついた魚が多くなったのは確かだから良し悪しかも







西桂公園近くになるとそれまで虹鱒ばかりだった魚が岩魚ばかりになる
今年は岩魚の放流量が多いと聞いていたが、場所によって極端すぎる
落ち込みの小さな堰堤で今季初めて山女魚を釣る
10cmくらいの幼魚だったけど美しい姿に見惚れてしまった

夜は城山大橋のたもとにテントを張る
夜半暴走族が何度か往き来する音で起こされる
昭和の名残りがこんな所にも生き残っている。彼らも普段はゲームしたりスマホで動画なんかを見ているのかな
そんなこと考えながら朝を迎える