2022年の春スタートテレビドラマが出そろった
朝ドラと大河も観ているので7本を観なきゃならない
今のところリタイアしそうなのは1本だけなので5月までは続けて観るつもり
「元彼の遺言状」
最近の流行りなのか、初回に提示された物語の謎は早くも解決され、本題はこの後ですというように作られている。じっくりひとつのストーリーを深く掘り進めてゆくようなドラマは若い視聴者には退屈なんだろう。中身の薄いお話しを延々見せられることを思えばそれもありなんだろうけど、何だか安直な気もする
関係ない話になるが、綾瀬はるかが番宣でバラエティ等に出ていたけど、その美しさがテレビ枠(バラエティやトーク番組の)に収まらなくて浮いて見えた。女優ってそうあるべきなんだと思ったし、それでこそ風格のようなものを感じてしまう。本物の女優になりつつあるんだと変なところで再認識した次第
ドラマ自体はこれからの展開を観ないと何とも言えない
「持続可能な恋ですか?」
それを題材にしたら恋愛ドラマは成り立たないでしょ!と、のっけから思った。(ずっとお互いが好きでいられるなんて不可能)そうなんだけど。結婚を前提としないお付き合いは30歳を超えたあたりからはゴールの無いレースを走り切るようで結構難しいんじゃないかな。それと妻に先立たれた父親も一緒に婚活パーティーに行くのはファンタジーに近く架空のお話しにしか思えない
上野樹里の喋り方も若かった頃には個性として好ましく思ったけれど、あの歳になってくると何だか気持ち悪く感じてしまった
三角関係とかは全く見たいとは思わないので、恋愛の先に結婚があるわけじゃないことを素直に納得できる大人のお話になると良いんだけど
「やんごとなき一族」
あくまでも漫画チックに描き切れれば面白くなりそうだ。映画「あのこは貴族」みたいな本物の格差社会云々なんていうテレビドラマは作れないのだから、土屋太鳳のスポ根ドラマにしてしまえばいいと思う
物語の結末は何となく見え見えだから、できれば毎話庶民がスカッとできるような作りにしてくれると気持ちいい
それにしても土屋太鳳美しくはなっているけど老けたように感じた。高校生役のアオハル映画ばかり観ていたからかもしれないけど
「妖怪シェアハウス」
続編になるとは思わなかったし、ましてや映画化されるってのはどうなんだろ
第一作はその設定が面白かったので結構楽しんで観ていたけど、続編になってしまうと目新しさも無くて陳腐な変わりものドラマの域を出ることはなさそうだ
松本まりかは嵌り役だからまあいいかな。それでもリタイア候補NO1
「マイファミリー」
TBSブランド枠も直近2作は大味な駄作だったので心配していたが、3話終了までの感じではかなり気合も入っているし、オリジナル脚本もスピード感あって楽しめる。「元彼の遺言状」でも書いたけど、このドラマも初回に用意された娘の誘拐事件は早くも解決しここからが本題のようだ
二宮和也と多部未華子の夫婦は年齢的には丁度いいのだろうけど、何だか小学生の子供がいる親には見えなくてちょっと違和感はあったが、そこは演技演出がしっかりしていたので説得力のある序盤になったと思う
ミステリとホームドラマがいい塩梅で融合できればこの春を代表するドラマになるような気もするが、やっぱり脚本次第で大きく変わってゆきそうだ
「鎌倉殿の13人」
段々えげつない話になってきた。そうやって権力は確立されその先に太平の世が現れるのか
あんまりギスギスした話になっちゃうと三谷脚本の楽しみであるとぼけた笑いの部分がなりを潜めてしまい、重苦しいドラマになってしまう。何処かに軽妙な挿話を上手く挟み込んで息抜きしながら大河ドラマを楽しめると嬉しいのだけれど
「ちむどんどん」
立ち上がりは特筆するような話は無く、お父さんが亡くなって一人東京行きを覚悟した主人公があっさり沖縄に残ったのはチョット肩透かし
沖縄が返還されたあの頃、記念切手を求めて郵便局に朝早く並んだことくらいしか記憶にないが、沖縄の人々にとっての本土返還の意味って何だったのか?できればそこを描いてくれると単なる朝ドラではなくなるのにと、全く期待していないが望んではいる