映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

今更、けいおん!

2013-01-30 15:52:51 | 旧作映画、TVドラマ
 いやぁー何となくお恥ずかしい。
昨年の暮に「けいおん映画版」をTV放送で観ました。「映画そのものは大したこたぁーねぇーなー」と思ってほったらかしにしていたんですけれど、どうしてそうなったのかな?って気になるものですから、TVシリーズを貸DVD屋さんで大人借りしてしまいました。

 長男(20)とたっくん(7)と三人でけいおん三昧の日々。
たっくんは梓にゃん、長男は澪ちゃん、わたくしは憂ちゃん派という派閥に属していますが、はっきり言ってどのキャラクターも魅力的で愛すべき女の子ばかりです。
よく言われているように、恋もイジメも苦悩や挫折などドラマチックなことは起こりません。夏の合宿と学園祭の演奏が特筆する行事でしょうか。でも、実際そんなもんですよね。ドラマなんて普通は起こらないんですよ。淡々と毎日同じように過ぎて行き、気が付くと卒業の日がやってくるのです。その過ぎ去った日々が何とも愛おしいものなのです。
わたくしのような人生折り返し過ぎたオジサンにとって、けいおんの彼女達はなんと神々しいことでしょう。

 ♪ でもね、逢えたよ  素敵な天使に  

         卒業は終わりじゃない これからも仲間だから
        
              大好きって言うなら  大大好きって返すよ

 衒いなく、大きな声でこんなふうに歌える、そんな人生の季節を大切にして欲しいです。


キネマ旬報ベストテンが発表されました

2013-01-18 11:07:17 | 映画ベストテン
 先日恒例のキネマ旬報ベストテンが発表されました。
昨年は個人的に日本映画大豊作の年だと思っていますので、興味津々な感じで拝見いたしました。
選出10作品中8作品を観てました。わたくしのベストと重複しているのは6作品。
まだまだ映画を選別する感は鈍っていませんぞ!

 でもでも、一等賞が「かぞくのくに」ってそうなの?
わたくし気にはなったのですが拝見してませんので何ともコメントできませんけど、キネ旬選出者の偏りがまたでた気はいたします。過去「月はどっちにでている」「パッチギ」「GO」「血と骨」など半島移民系の作品の評価はとても高いので、その流れであることは否めません。わたくしは「GO」以外今ひとつ感心できなかったので、尚更今回の選出は腑に落ちません。
 「桐島、部活やめるってよ」が二等賞ですか。
わたくしもお盆の大行列に並んでやっと観た拾い物作品として愛着がありますが、この順番ですかね?
 「アウトレイジビヨンド」は前作より評価高いのですね。
前作はCSで観ました。面白かったけど、続編の方が面白いのでしょうか?CSでやったら観ます。
 「終の信託」とうとう周防作品連続一等賞記録が途切れました。このへんでしょう。
 「苦役列車」山下監督もキネ旬常連ですね。やはりこのあたりかな。
 「わが母の記」これまたこのへんで納得です。
 「ふがいない僕は空を見た」わたくしは次点にしましたが、このへんでもいいかもしれません。
 「鍵泥棒のメソッド」内田監督が脚本賞を受賞してます。
わたくしは二等賞にした位好きな作品です。わたくしの奥様も珍しく意見を一緒にしてましたので、もう少し上の方でもいいと思います。
 「希望の国」じゃないでしょう!!
断然違います。「希望・・・」がどうこう言うつもりはありません。今こそ創られるべき映画だと思います。でも、同じ園子温監督作品であるならば「ヒミズ」をランクインさせないでどうするつもいなのでしょう?選考員は馬鹿か!
あの迸る青春時期にしかない叫びが聴けなかったのだろうか?キネ旬ダメだな。
 「夢売るふたり」西川監督への期待はこの順位が一番だと思います。

 もうひとつ、どうしても吼えておきたいのは、何故「おおかみこどもの雨と雪」がランクインしていないのかということ。
前作より間違いなく優れていますし、上記ベストテン作品のどれに劣ると言うのでしょう。重ねて申し上げましょう。キネ旬ダメだな!!