桜の季節

　こんなに辛いのに春はやってきて、また桜の季節になります。
今年は冬が寒く、三月も冬のような陽気が多く開花は四月になってからでしょうか？
「庭の桜花に心あるならば、墨染めに咲け」と光源氏が詠みましたが、桜に心があるとしても何の責任があるはず無く今年も変わりない薄紅色の可憐さを届けてくれる事でしょう。

　震災後、電力の問題が首都圏の我々を悩ませてます。
ホームグラウンドのららぽーと横浜にある映画館はずっと閉館したままです。
ガソリンスタンドも開きません。
お魚釣りどころではありませんが、これでは何時になっても解禁を迎えられません。
四月から、周囲の皆さんに栄転ですねと声を掛けていただける部署に移動しますが、まるで心は晴れません。
一日も早く以前と同じような変哲の無い平凡な日々が訪れますように。わたくしにもそして、今一番苦しんでいるあなた方にも。

鎮魂の三月 負けるな

　悲しい春を迎えなければなりません。
想像を絶する悲しさに、わたくしは言葉を失ったままです。
ともすると、ご家族を目の前で失ったり、辛い被災生活の渦中の方々の真摯な生き方に救われたりしております。

わたくしの居住する関東南部でも恐怖を感じるほど強い地震でした。半世紀をこの地域で過ごしてきたわたくしどもでさえ、経験する事の無かった揺れでしたから東北の地ではさぞかし凄まじいものであった事でしょう。報道される災害の巨大さに毎日涙する日々であります。

願わくば、この悲しみを少しでもこのわたくしが引き取って、わずかな間でも被災された方々が安らかに就寝できますよう、天にお祈りいたします。
負けないで、一緒に歩みましょう。
わたくしは心の底から思うのです。｢日本人に生まれてよかった」
わたくしたちはずっと一緒です！

Eagles再来

　70’年代の象徴的なバンドとしてEaglesは不滅でありましょう。
わたくしはちょうどその時代を思春期の少年として過ごしましたので、特別な思い入れがあります。
昨夜、7年ぶりに来日した彼らのパフォーマンスを味わいましたが、前の時よりショーアップされて大人の落ち着いたコンサートでありました。多分もう二度と彼らとは会うことは無いでしょう。わたくしは本当に良い時代に生を受けたんだと、未だみぬ神様に感謝するのです。