去年から友だち2人を亡くし、2月末には義父も見送った。
それでも桜は美しく咲き、この春を迎い入れてくれる。
個人的な感傷は兎も角、コロナ騒動の影響で花をゆったり愛でる雰囲気ではない。
花だって、その美しさを褒めて欲しいだろうに。
可哀想な今年の花びらたち。
正月からのドラマが終了した。
野木亜紀子脚本山下敦弘監督の深夜ドラマや、女子高生のキャンプ生活を描いたドラマなどテレビ東京の深夜枠が面白かった。コンパクトにまとめて主題を明確に打ち出すドラマがやっぱり面白いんだなと再認識したシーズンだった。
恋はつづくよどこまでも
ドラマ自体の出来は大したことなかったけど、途中から佐藤健のツンデレぶりが誇張され、物語そのものよりも恋愛シチュエーションゲームを体験しているように舵が切られた。王道のドラマとしては失格かもしれないが、それで楽しめる人が沢山いるならそれはそれでいいだろう。
主演としては華が足りないと思っていた上白石萌音は役得だったと思う。地味な病院恋愛ドラマで終わっていれば視聴率も一桁だったろうし、下手すれば戦犯扱いされるところだ。彼女の生真面目な田舎臭さは脇役としての利用価値はあると思っていたが、相手役と立ち位置次第ではヒロインもやれるんだと認識。
ただ、佐藤健も上白石萌音も基本的には映画で活躍して欲しい役者だから、この手のお遊びはこれでお終いにして欲しい。柳の下の泥鰌を狙う安っぽい企画に踊らされないよう願うばかりだ。
伝説のお母さん
もっともっと攻めても良かったと思う。結局そんなに世の中の流れは変わらないから、家庭内だけでも少しづつ変えてゆこうよ的な終わり方にちょっぴり失望した。
育児のしやすい魔界(魔王の世界)の方がいいじゃん!人間界(いい加減な国王)に見切りをつけて、いくらお願いしても協力してくれない夫(モブ)を捨てて伝説のお母さん(メイ)はさっちゃん連れて魔王のしもべとなり、魔界で自分らしく生きてゆくことができました!!
そんな風に振り切った作り方をした方がインパクトは強かったと思う。ドラマの枠組みはRPGゲームなんだから、笑って茶化すことは十分できたはずだ。深夜枠での放送ならそこまでできたのかもしれないが、最近のNHKの勢いからすると物足りなさを感じた。前田敦子はなんか良いお母さんになりそうだな。
ゆるキャン△
ただ、佐藤健も上白石萌音も基本的には映画で活躍して欲しい役者だから、この手のお遊びはこれでお終いにして欲しい。柳の下の泥鰌を狙う安っぽい企画に踊らされないよう願うばかりだ。
伝説のお母さん
もっともっと攻めても良かったと思う。結局そんなに世の中の流れは変わらないから、家庭内だけでも少しづつ変えてゆこうよ的な終わり方にちょっぴり失望した。
育児のしやすい魔界(魔王の世界)の方がいいじゃん!人間界(いい加減な国王)に見切りをつけて、いくらお願いしても協力してくれない夫(モブ)を捨てて伝説のお母さん(メイ)はさっちゃん連れて魔王のしもべとなり、魔界で自分らしく生きてゆくことができました!!
そんな風に振り切った作り方をした方がインパクトは強かったと思う。ドラマの枠組みはRPGゲームなんだから、笑って茶化すことは十分できたはずだ。深夜枠での放送ならそこまでできたのかもしれないが、最近のNHKの勢いからすると物足りなさを感じた。前田敦子はなんか良いお母さんになりそうだな。
ゆるキャン△
前から書いているように、アニメを忠実に実写化できた見本のような作品として、最後までブレることなく完結した。アニメはそろそろII期が始まるらしいから、こちらも同じメンツでもう一度やって欲しいものだ。
此の所、巷ではかなりのキャンプブームのようで、特にソロキャンパーが増えているそうだ。わたくしも渓流釣りの流れで30年近くテント張って川べりに寝ぐらを求めているけど、所謂キャンプ場を使用したことがほとんど無いので実態がわからない。本当に女子高生達が冬のキャンプを楽しんでいるのなら微笑ましいなあ。
リンちゃんを好演した福原遥については役者として認識したことがなかったので、新しい出会いに近い。他の子達も女子高生の集団劇の一員として見たことある子もいるけど、是非生き残って次のゆるキャン△2(あればだけど)にも出演して欲しい。
クリスマスキャンプの夜、シュラフの中でなでしこがリンに「来年もいっぱいキャンプしようね」と語りかける。明日を信じている若き姿勢におじさんはもうキュンとしてしまうのだよ。
コキタ兄弟と四苦八苦
コキタ兄弟と四苦八苦
タイトルに「四苦+八苦」と間にプラス(+)が入っている意味が最後に分かって、野木亜紀子の遊びゴコロを存分に味わえた幸せに感謝です。十二苦、了。素晴らしい。
後半はレンタル兄弟オヤジのエピソードから徐々にさっちゃんを含む兄妹のドラマになって行った。三人の父親が零士で兄が一路弟二路そして妹五月。三と四はどうした?続編で是非とも会ってみたいと思わせるオチも秀逸だ。こんな形の家族ドラマもあるんだと、監督山下敦弘脚本野木亜紀子はじめクリエイターの才能に感心するばかりだ。
最近の傾向としてLGBTを正面から取り上げるドラマが増えている。傑作も多い。中年オヤジの社内恋愛をコメディーにした「おっさんずラブ」やこちらも中年オヤジカップルの同棲を描いた「きのう何食べた?」。わたくしは後者を高く買っているけれど、周辺に該当する人がいないからかもしれないがやっぱり絵空事にしか感じない。このドラマも妹さっちゃんの彼女ミチルが登場し、兄弟(特に兄一路)の狼狽え振りがおかしかった。ありきたりな粗悪品ドラマと違うのは、兄達が妹を妹の人生の選択肢として尊重し応援できた事だろう。綺麗事や世の中の流れに迎合した落とし所を無理に用意していない作劇が良い。幼い妹が道に迷い辿り着いたローマは、大人になってもまた迷ったらいつでも帰ってくることのできる場所だ。
世間的には褒められない人ばかりだけど、人間らしい優しさに包まれた奥の深い物語だった。
スカーレット
朝ドラとしてはかなり風変わりだったな。
夫婦別れはするし、一人息子は死んでしまうし、途中スピンオフドラマが挿入されたし。
モデルの陶芸家がそうだったらしいけど、そもそも朝ドラにそぐわない人をモデルにしちゃダメでしょ。陶芸でドラマ組み立てるならオリジナルでも良いわけだし。
主人公を引いた演技でやりきった戸田恵梨香は流石。息子役の伊藤健太郎も頑張っていた。個人的に最大の発見は息子の恋人役の松田るかが、去年観た傑作ドラマ「だから私は推しました」の地下アイドルリーダーの子だと知ったことかな。これでメジャーになれると良いね。
先ずは都留市立病院下流の大場所二つ岩から始める。院辺橋下流の瀬で丸々太った山女魚と放流されたばかりのヘロヘロ虹鱒が釣れた。高速道路が渡る城山大橋までは瀬が続く渓相で所々頃合いの淵もあるけれど、餌を咥える魚は瀬の中ばかりだ。午前中、汗をかきながら結局は四つの山女魚と虹鱒一つ。去年川茂堰堤でテント張っている時に立ち話した山もとうどんの先代ご主人に会おうと寄ってみたが、お店には出ていなかった。
午後からは大物狙いに川茂吐き出し口に行ってみたが、全くアタリなし。魚の好きそうな流れになったから楽しみではある。天気予報通り風が強くなり、長い竿振るにはきついので落合から上流を探ったけど、水が少なく不発。下流の瀬で綺麗な山女魚、淵でモンスター虹鱒が掛かったけれど飛ばれて04糸は呆気なく切られた。
夜は雨が降るから車中泊。暖かい夜だ。
二日目、朝から風が強く釣り辛い。東桂の堰堤から西桂の堰堤まで午前中に釣り上がる。虹鱒ばかり五つ。午後は風が収まるかと思いきやかえって強くなり、田野倉で振る長竿がコントロール出来なくなり終了。
寒さ暑さ雨、どれも嫌だけど強風は釣りそのものができなくなるので一番始末が悪い。
五時には秋山温泉に浸かり、仮眠してから帰ろうとたくらんだのに、コロナ騒動で温泉休館中。ガッカリ。