映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

もらとりあむタマ子と家のお嬢様

2013-12-01 14:21:15 | 新作映画
12月1日は30年前から映画の日であって、やっぱり1000円で映画が観れました。
初めて1000円で観れることになった年は、嬉しくて3本位ハシゴしたと思います。記憶にあるのは「細雪」だけですが、あの時の映画館を取り巻く興奮は忘れられません。
考えてみれば、あの頃から1000円の価値観は変わっていないのですね。これまたすごいことです。

さて、今日映画の日に観た「もらとりあむタマ子」について。
わたくしの娘も23歳、学生ではありますが全くうちに寄り付きません。一年で彼女を見かけるのは30分くらいでしょうか。学業もアルバイトもそこそこにやっているらしく、年上の彼氏と同棲状態なのをいいことに親の有難味を理解しておりません。自立していると言えばそうなのかもしれませんが、状況に甘えたモラトリアムだとも言えます。
映画は前田敦子演じるタマ子の一年を眈々と映し出します。父親共々ほんのちょっぴりだけ成長した形で終わりますが、どうなんでしょうか?実際一年くらいで成長できるものですか。我家の親子関係で考えると難かしいと思うのですが。

山下監督、前田敦子の使い方を完璧にものにしましたね。これから監督の作品におけるミューズとなり得るのでしょうか。楽しみであります。