映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

おじさんもイルカと跳ねる

2024-09-30 16:54:00 | お遊び
詳しくは書きませんけど、過去のアリーナ・ホールツアーの中でも一番素晴らしいステージ構成だと思うんです



ララアリーナの1Fアリーナ13例目が当たりました(一番左端でしたが)
若干遅れて始まったライブは初っ端から驚きの演出




9月にリリースされた新譜「猫にジェラシー」からの選曲が中心でしたがバランスの良いセットリスト
ライブ初視聴の真夏の夜の匂いからマトリョーシカにつながる重さには痺れました

アコースティックな演出の三曲も印象的で、新しいあいみょんの可能性を感じます



一週間後にはKアリーナ2days
年明けは神戸まで遠征します
楽しみ





二年は矢のように過ぎ

2024-09-26 01:30:00 | お料理
家の女王陛下のご生誕祭が9月にありまして、恒例の鰻重です

昨年は還暦大生誕祭でシュラスコだったので、二年ぶりのうなうなでした

久しぶりの鰻はまたまた、ずばーっと値上がりしておりました(勿論費用はわたくしのお小遣い)

どんなに高くなってもあの鰻の美味しさには抗えません

食べ物屋さんやるなら、ぜったい鰻屋さんだなと家族の意見が珍しく揃いました

いつまで続くエイリアン?

2024-09-22 18:50:00 | 新作映画
エイリアンと言う言葉は高校生のわたくしにとって、何となく凶々しく響きザラっとした嫌な感覚を残しました

あれは多分高校三年生の夏だったと思います。大学受験のため、幾人かのクラスメイトが夏休みに予備校に通っていて、帰りしなに観たエイリアンがどんなに面白しろかったかを吹聴してました
あの当時、スターウォーズに始まった宇宙SF物が沢山作られていて、その中にある粗悪品の一部だと当初鼻にもかけませんでしたのに

あれから何本作られたのが詳しく知りません。シリーズ4までは間違いなく観てますけど、どんどん密室ホラーの緊迫感が失せてしまい、直近の作品をプライムビデオで鑑賞したら退屈で途中寝てしまいました

今回それでも久しぶりに映画館に行ってみる気になったのは、最初のテイストに戻ったとの情報があったらです
観てから一月以上経ってしまい、薄れてしまった感想を書くのも忍びないのですが、確かに密室ホラーを再現した映画になってました

唯それだけ
結局、近づける事はできてもエイリアンを超える事はできなかったのです
改めてリドリー・スコットの才気を知ることになりました


再配達は控えましょう ラストマイル

2024-09-09 18:54:00 | 新作映画
安定した良作を生み出す脚本家野木亜紀子と気心知れた監督・プロデューサーが、面白い映画を観せたいから知恵を出し合ったんだなとひしひし感じられる力作
サービス精神満杯で、娯楽映画かくあるべしの見本。ただ、ちゃんと社会的なメッセージは分かりやすく折り込むあたり、外連味こてこてで通受けも充分だ

わたくしにとっても仕事は勿論のこと、家庭への配達にも宅配便は欠かせないライフラインになっている。商売柄、大手は元よりこの映画の影の主役である末端の配送業者とも話しをすることがあるから、とても身近な問題だ

若い世代中心になんでもネットで注文して玄関まで届けてもらう時代。お店に行って自分の目で見て触っ感触を信じて買い物する楽しみとかスリルなんて欲していないのかなと思うこともあるけど、定型化されたものを買うには便利なシステムだ

巨大倉庫の中で配送商品を探して蠢めく労働者が、AIに管理された機械の一部に見えてくる
流通される商品が流れて行く様は無機質であるけど、裏に悪意の仮面を付けているような錯覚に陥る
そんな舞台で奮闘するのはやっぱり心の通った人間なんだよと、映画は温かい結末を用意してくれるが嬉しい

とても良く出来たエンタメだ
テレビシリーズの「アンナチュラル」「MIU404」が出しゃばることなく溶け込んでいたのも高ポイント。テレビ局主導の企画ならバランスを欠いて絶対失敗していたろう

この手の作品が一般の観客に受け入れられ大ヒットするのは、映画界にとってとても良いこと
願わくば、公開時期がGWや正月興行などの本気の勝負時であったらな
最近、鳴物入りのハリウッド大作や大スター揃い踏みの話題作を見かけることも減り、ましてやそういった映画に並ぶ家族連れの楽しそうな姿なども見ることはない

最後に教訓として、
再配達の手間はなるべくかけないようします

女流監督の先走り ナミビアの砂漠

2024-09-07 15:05:00 | 新作映画
今年一番の女優をあげるなら、河合優実で反論の余地は無かろう。映画好きのなかでは2年遅いとの声もあろうが、良い役者が正当に評価され名声を得ることは喜ぶべきこと

河合優実が惚れこんでタッグを組んだという山中監督をまるで知らないので、この作品だけで評価するつもりはない
一言だけ言わせてもらうならば、合わなかったって事だろうか
過去にも女流監督作品にありがちな、自分の狭い半径を描いた映画が苦手だと書いたけど、まさしくそのタイプ
映画好きな友人二人とも同じ意見だったから、オジサンには理解不能な世界なのかしら?

その描写が必要だとは思えなかったけど、河合優実のすべすべした無垢な裸体は神々しかった