映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

戦争の傷 アメリカンスナイパー

2015-03-22 17:54:10 | 新作映画
 イーストウッドの 硫黄島の戦いはそのどれもが悲惨で、リアリティがありました。特に、旧日本軍との戦闘を描いていたのでわたくし達にも痛みと恐怖それに諦めのようなものが感じられたのだと思います。ところが、ここで描かれたイラクの戦場はわたくしにはそれこそ他人事にしか映らなかったのです。それだけ日本人にとってアラブとアメリカの分かるようでよくわからない争いごとは関心ないと言う事です。

                          

 イーストウッドの作品はどれも質が高く見ごたえ充分でありますが、どうしても許せないのは銃社会の容認なのです。ある方の批評に書かれていたのですが、彼の作品はその根底が西部劇なのだ。と書かれておりました。で、あるならば銃をもって正義としたアメリカであるから仕方が無いのかも知れません。
 でも、子供に鹿狩りのためのライフルを持たせたり、家内での遊び道具に本物の拳銃を使う無邪気さはわたくし達日本人の感覚とはかけ離れすぎています。銃で仲間を救おうとした英雄はその銃で命を絶たれました。それって、本望ですか?


夕方の風に

2015-03-21 17:34:59 | 歳時記雑感
春がきて、はじめての土曜日。

今週も横浜に帰ることなく、名古屋でひとり夕方の風に黄昏ています。

渓では解禁から随分経って、山女魚も賢くなった頃でしょう。

明日長男が大学を卒業するそうです。

就職もしないで何するつもりなのか知りませんが、

長い人生焦る必要もありません。

やりたいことが見つかればそれで良し。

否が応でも生きてゆくための選択をしなければならない時がきます。

やれやれ、卒業おめでとう。