映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

五月晴れはどこにいった!

2006-05-14 21:14:16 | 釣り
 このところまるで梅雨のような陽気の毎日。土曜日には冷たい雨まで降ってきて、久し振りの雨中行軍です。雨でも良いんです。お魚が釣れるならば、それさえ恵みの雨となるのですから。釣人にとって、そこにお魚がいるのかどうか分からない事ほど辛い事は無いのです。
 
 桂川下流部の山女魚シーズンのハイライトは、ズバリ五月です。上流に比べるとかなり温くなった水温が、来月から始まる鮎釣りの訪れを知らせます。そうなったら我々は日のあるうちに竿を出すことはかなわなくなります。だからこそ、今だからこそ、良い釣りをしたいのです。
 そこそこの数で、そこそこの型が掛かりましたが、ここで来て欲しいと思うようなポイントでことごとく外されると、気持ちの治まりが付きません。フラストレーションの溜まる一日でした。

 日曜日は、予てから下見をしておいた鶴川合流にある吐出し口に、大山女魚を夢見て竿を出しました。
朝起きて驚いた事は、夜のうちに放水は止まるらしく、鶴川の流れのみのチョロチョロ状態で、この流れのどこにモンスターがいるのだろうかと愕然としてしまいました。後で地元の人に聞くと、6時頃になると放水が始まるとの事。水の落ちている時こそ、魚が一部に溜まるのでチャンスと思い直し釣りを開始しましたが、中型の山女魚しか釣れませんでした。


利根川参上

2006-05-07 13:51:36 | 釣り
 黄金週間はいかがでしたか?

 いつもの事ですが、終わってしまえば遠い過去の事になってしまい、今更あれこれと思い出すほどのこともなく、明日からはまたいつもの日常に戻るのですね。その繰り返しの中で、わたくし達はストレスとやらを抱えたり発散させたりしているのでしょうが、考えてみると本当に無駄な事をしています。始めから、そんな厄介な物を抱えなければ、どんなに幸せでしょうか。

 このお休みの間に、心に溜まった疲れとアカを取り除くべく、利根川本流に挑みました。
この時期は雪代の影響で釣りどころではない筈なのですが、支流の片品川ならどうにかなろうと、隊長が言うものですから、馳せ参じてみると、利根本流よりも濁りがきつくコンディションは芳しくありません。狙いを利根川上流に変更して沼田市の外れ辺りで竿を出しました。
 水色も緑の美しさで、水量は端から申し分ありませんから、後はお魚さえ遊んでくれれば最高のゴールデンウィークなのですが、そこはほれ、いつもの事、竿振れど...。こんなに雄大な川に唾するのもなんですが、釣人にとって釣れてナンボ。お魚の釣れない川は、どんなに美しかろうとそれだけの川。お昼過ぎまで頑張って、掛かったお魚は隊長が釣り上げた放流虹鱒君ただ一つのみ。わたくしはウグタンの当たりさえない有り様でした。

 またもや、利根川惨敗です。リベンジは夏に。と、誓うのでした。


思う存分お魚釣り

2006-05-01 13:32:41 | 釣り
 一月ぶりに竿を振りに行きました。このところやけに忙しくて、何を置いても魚釣りの春ではありますが、生きていくためにはそればかりでは上手くありませんので、渓流釣り師にとって一年で一番の季節を今年は見逃してしまいました。

 昭和でいえば「天皇誕生日」と翌日曜日の二日間、隊長と二人で桂川を縦断しました。総じて、どのエリアも今一つ面白味に欠けるかな、というのが久し振りに川に入った我々の感想です。
 今年閉鎖されてしまった城山温泉から柄杓流川合流までは、所々寝ぼけたような魚が居ますがここぞというポイントでの魚信が無いのは寂しい事です。漁協の放流があまり上手くいってないのかもしれません。
 西桂下流エリアも、去年から漁協の月毎成魚放流から見放された地区です。かつては面白いほど虹鱒が釣れたのに、この所サッパリです。そのお陰かどうか分かりませんが、卵から孵ったのか稚魚放流されたか丸々太った仔山女魚がいくらか針掛りしました。
 川茂堰堤から病院下の吐き出し口も、前年といくらも変更ありません。大水で渓相が動かない限り、楽しみは減る一方になる事でしょう。高くジャンプして08の糸を引き千切る奴等に会えましたので、後は自然のなすがままに委ねましょう。
 四方津周辺は、鮎釣りのテリトリーでありますが、隠れ大物エリアでもあります。嘘のように水の透明度も上がり、川の投棄物も無く悪名高き桂川とは思えない美しい流れです。当たれば大きいのが魅力なのですが、今年は何故か岩魚が数多く放流されていて、漁協の気まぐれに?印です。

 まあ、悪い事ばかりではありませんが、数を狙うにも、型を求めるにも中途半端な感じは否めません。これからの最盛期に向けて、ちょっぴり考えどころです。