goo blog サービス終了のお知らせ 

映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

空飛ぶ遊園地「トップガン マーベリック」

2022-08-28 09:35:00 | 新作映画
やっと、と言うか漸く観てきました

そうなんですね。36年も前なんだそうです
あの頃の主力戦闘機はF14だったってことでしょ?何だか長く生きてきた実感がします
トム・クルーズ凄いです。わたくしよりひとつ年下なだけ。そうなんですって

あれもこれも過去に幾度も観た映画のようですが、遊園地の楽しみってそれもあるのでしょ
異空間にいる時くらいは重力に縛られないでブッ飛んでいたいですよね
ハリウッドメジャー作品のお手本のような超娯楽映画を、去り行く夏にスカスカのIMAXで楽しみました
明日には何にも残らず忘れてしまいそうですが、これも映画の醍醐味です

ハリウッド(アメリカ映画)恐るべしと感じたのは、やっぱり恋愛要素絡ませるんですね
アラ還ですよ、トムさん
まぁそれでもちゃんと絵になるところは流石ビッグスター
オジサンも負けないよう頑張ろう!

追記
あれ?マーベリックじゃなくてマーヴェリックなんだそうで
歳相応の間違いということで許してもらいましょ
それじゃ、ビスコンティのベニスに死すは、ヴィスコンティのヴェニスに死すと書かなきゃならないのかな?






またね いつまでも続く明日への約束「サバカン」

2022-08-27 23:39:00 | 新作映画
祖母が交通事故で危篤状態が2週間ほど続いた小6の秋、親戚の叔母さん達が入れ替わりに御三どんに来てくれて、食事の世話をしてくれた。ある日の昼食、カレーの中に骨が入っていて驚いたことがある。肉の代わりに鯖の水煮缶が使われていたのだ。作ってくれた叔母の手前、吐き出すわけにもいかず無理して飲み込んだ

トラウマというほど大げさでは無いけど、鯖の缶詰は大人になるまで苦手な食べ物だった

ノスタルジーとは人によって、これ程までに違うものなのかとこの映画を観ながら思う
わたくしが小学生だったのは1972年の頃だから映画とは十数年の隔たりがあるし、海なんて一年に一度見られるかどうかの山国に住んでいたからイルカを見に行こうという発想そのものがなかった
貧しくてボロボロの家に住んでいた同級生はいたけど、お父さんもお母さんも事故で亡くなってしまったような悲劇は知らない

根本的に共感できるところの少ない世界観で生きていたので冷めた目線での鑑賞となる


映画の作り方も稚拙であることを指摘しておこう
多分、引き合いに出されるアメリカ映画「スタンドバイミー」が描いた少年達だけで遠出し、死体を見つけに行くといった後ろめたいドキドキ感がこの作品には欠如している。優れた作品は、知らない時代風土でも共有できる心の郷愁を描く(次元は違うが「フェリーニのアマルコルド」なんかを観てほしい)。いきなり傑作名作と比べては可哀想だけど、そんな作品を沢山観てきているから贔屓目にみても高得点は付けられないかな



ただし、いくつか胸打つシーンもあったことは確かで、その事は忘れないで書き残しておこう

主人公の少年が住む家が良かった。優等生っぽい弟、バンバン頭叩くお母ちゃん、金玉搔いて怒られるお父ちゃん
親友のお母さんの葬儀に喪服姿で参列するシーンだけは素の尾野真千子の美貌が浮いてしまって興醒めだが、家族を仕切る田舎のお母ちゃんの姿に懐かしさを感じた
お父ちゃんの描かれ方もあまり上手ではなかったけど、親友を見送った後に泣き噦る少年を抱きとめるシーンには涙が溢れた

海で会ったお姉さんにサザエのつぼ焼き食べさせてもらい、不良から守ってくれたお兄さんの軽トラの荷台に乗って自宅へ帰る道中、夕暮れの海が綺麗であのシーンは印象的な絵として残っている
お姉さんの胸元にのぼせた少年がファンだった斉藤由貴のポスターを剥がす描写は、少年時代を過ごした同志として甘酸っぱい感傷と応援したくなるこそばゆさで共感できたよ

草彅剛のナレーションが邪魔で居なくてもいいとずっと思っていたけど、最後の最後でかつての親友と再会する海辺の駅にサバカンを持って降り立つシーンは削除できないなぁと納得した


それにしも、随分遠くまで来てしまった
少年だったあの頃
友との別れ際「またね」とシツコイくらいに繰り返し言っていたっけ
明日もきっと会うのにね

歳を経た今こそ、大切な友には何度も言おうかな
またね






楽しかった!エンタメの極致 Perfume 9th Tour 2022 PLASMA

2022-08-22 00:21:00 | お遊び

白衣を纏った鳥たちが舞い降りて、「Flow」を歌うとその空間は日常の憂さを忘れさせる異次元世界へと変貌した
正月に魅せられた歌姫たちの新譜構成を核にしたライブツアーが始まった





今夏のツアーは横浜公演が無いので、一年半ぶりに東京まで行くことになった
湾岸の埋め立て地に立ったオリンピック施設、有明アリーナ。本来なら去年、バレーボールの試合を観戦する筈だった箱
Tシャツでも買おうかと順路を辿れば、広大な建物を一周させられ、挙げ句入場口近くでTシャツ全品売切れとのアナウンス。オイッ!


タオル買ってしまいました



会場に入ると、デカイ
しかし席は最上階の4階だ。アリーナとか当たる奴ってどんな裏技を使っているんだ?
迷路のような分かり辛い表記に惑いながらも着席すれば、4階でも最前列だし中央だから許せる範囲だ

三曲歌い終わって最初のMC
あーちゃんは天才だな
語り口の絶妙さ。広島方言を可愛く軽妙に使い分け、適当に観客弄りをしながらフレンドリーな世界観を創り上げる
ライブコンサートに来たのに、このままお喋り聴いていてもいいかなと錯覚させる
かしゆかとノッチもソロで語る時間が長く、重複した内容だけど、彼女たちがこのツアーのためにどれほどの心血注いだのかが理解できる
ここで尺を取ってしまったからか、名物PTAのコーナーはあっさり終わった

ぴあアリーナとは全然違うけど、ツアーメイン曲「Spinning World」の演出は映画の映写にも活用できそう
このツアーで聴きたいと思っていた「ワンルーム・ディスコ」が心躍らせる
一番嬉しかったのは大好きな曲「STAR TRAIN」。三人の想いが詰まっていて感激
オジサン幸せだよ






また次も必ず参加しよっと
でもね。やっぱ、横浜でやって欲しいな    遠出は疲れるんだよ


やっぱり、キャンディーズ

2022-08-21 09:16:00 | お遊び
本当に好きだったアイドルグループって何?
あんなにも夢中になれたのは何故?

昨夜、蘭ちゃん(歳上の妙齢のご婦人にちゃん付けはどうかと思わないではありませんが)がキャンディーズのメドレーを歌い踊る姿に、半世紀前の自分の影が交差しました

叶うならスーちゃんミキちゃんの三人であの頃のキャンディーズを再現して欲しかったです






改めてわたくし、キャンディーズが大好きだったんだと気づいたのです

夏休みの終わり、秋始まりの準備

2022-08-16 10:15:00 | 歳時記雑感
ほぼ半月に及ぶわたくしの夏休みが終わります
明日からは電車に乗って会社へ行って、いつも通りの日常に帰ります

前の部署にいた頃は業務内容も職場の雰囲気も馴染めず、長い休みが終わるのが苦痛でした
毎回ジャンボ宝くじを買って、真剣に当選しないものかと願っておりました

あの頃に比べると、会社へ行きたいわけではありませんが、心安らかに夏休みを終えられます
去年の今頃はコロナデルタ株に苦しみ辛かったことを思えば、ああ幸せなんだと・・・







色鮮やかな夏の花もお盆を過ぎそろそろ潮時でしょうか
真っ白な百合が咲く様になれば、蝉の鳴き声も夕暮れの早さに急かされるようです

今度の土曜日日曜日にまたライブコンサートへ行き、この夏のイベントは終了です
充実した2022年の夏だったと振り返られるように、気を抜かないでガンバリマス





散歩途中、駅前の横断歩道で前のめりに倒れた老婦人を介抱しました
顔と手から出血しており、眼鏡も壊れてしまって痛々しいご様子
中々起き上がれないので近くのベンチまでお連れして左頬から流れる血を拭いていると、運良く消防団の方が通りがかりバトンタッチいたしました
田舎に住む母親もこんな風に誰かが手当てしてくれるんだと思えば、仮の親孝行の真似事です





一向に涼しくはなりませんが、栗の実は大きく育ち、秋を迎える準備はゆっくりと始まってました