名古屋に転勤になってから、今季は渓へ行ってませんでした。
昔なら無理に無理を重ねても渓通いをしたでしょうけれど、今となっては行ける時に行けばいいかなとまるで欲がございません。7月海の日の三連休に久し振りのお魚釣りへ行ってまいりました。わたくしが行けないため、連れの隊長も一月半ぶりの渓流だそうです。
ホームグラウンドの桂川中流は、この水不足の只中でも世界遺産「富士の湧水」のおかげで豊富な水量でありました。入渓した田原滝上流も安定した流れの中に山女魚や虹鱒が大挙して餌を追いかけておりました。猛暑の影響なのか、大型の山女魚は白泡の中に潜んでいて、三尾の尺物は全て泡の中から引っ張り出しました。夏の大山女魚はグラマラスで力も強く、これぞ渓流釣りの醍醐味といったところです。
夕方三時頃に渓から上がり、吉田うどんを頬張ると睡魔くんがやってきて、隊長とエアコンの効いた車の中でまどろんでいたらポツポツ雨になってしまいましたので、テントでの宿泊はあきらめて車で寝ました。気温が急に下がり、車中でも寒さを感じるほどの朝になりました。午前中適当に遊んで帰路についた次第です。
桂川も富士山あってのものだとすれば、もうちょっと綺麗にしなければいけません。
富士吉田、西桂、都留の住民の意識改革が急務です。ゴミを水路から川に流し、汚水を平気で垂れ流すような感覚の住民に世界遺産を守っていけるとは思えないのです。先ずは自治体のトップが強いリーダーシップで世界一美しい川をつくるアドバルーンを揚げなければいけません。わたくし達釣り人は全力で応援いたします。