映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

期待したほどには

2008-03-20 19:20:06 | 新作映画
 昨日、久しぶりに仕事中映画を観にいきました。以前と違って外回りの営業をしなくなったので、ちょくちょく映画館にこもる訳には行かなくなりました。それ故に昨日の映画は厳選したつもりだったのですが、ちょっぴり失敗してしまいました。
 昼間の映画館は1,000円均一とは関係なく、若い女性(女子高校生含む)の客層で溢れておりました。世間知らずのわたくしは、現役女子高校生の父親でありながら今時の女の子が好きな男の子を知りませんでした。
『人のセックスを笑うな』。題名からして若い女の子が昼間から来るとは思いませんでしたので、松山ケンイチの人気には驚きました。
 監督は女性らしいのですが、それほどの才能を感じることも出来ず、無駄なインサートカットが気になるだけで退屈な映画でした。近年その存在感が注目されている永作博美は、演技力と言うより自然体の魅力なんだと思います。わたくしはこんな女ごめんですが、好きな人にはたまらない良さがあるのでしょう。ヒロインに感情移入出来なかったから映画を退屈に感じたのかもしれません。台本があって計算された演出がされてるとは思えない松山×永作の会話シーンも、自然体好きな女性監督の意図なのかもしれませんが、既に使い古されたコケの臭いしかしませんでした。唯一の正解は、こんなところでもやってるなと再認識した蒼井優の飛びぬけた女優魂でした。


とうとう、春本番

2008-03-16 16:20:59 | 釣り
 いつにも増して寒かった冬が終わりを告げ、いきなりの春本番は、春の到来が持つそのうららかさと裏腹な悲しさを感じさせるいとまも与えてくれません。しかしながら、渓流の解禁月にはありがたい天気ではあります。そして、15日は桂川中流の都留漁協の解禁日でありました。
 今年もいつもの通り組合員の登録をし、お昼近くに川茂堰堤に行ってみると解禁日であるがための大入り満員状態。入れ替わりの車があったのですんなり駐車できたけれど、顔なじみの監視員と暫くおしゃべりをしている最中に次々にやってくる釣人の車の列。その熱量に背中を押されるよう川へ向かいました。
 上流には竿を振る人は誰もおらず、のんびり長竿を伸ばしました。太い流れの瀬尻でそこそこの虹鱒が掛かりましたが、水面で鰓を見せたと同時に糸を切られてしまいました。昨年からの使い古したハリスがボロボロだったのでしょう。少し前なら神経質に取り替えていたのですが、最近は切れたらそれまでの縁と不精していたのがこんなところでも因縁になってしまいます。
 温かい夜は車中での睡眠を邪魔することなく、夕方五時から13時間爆睡し気持ちの良い朝を迎えることが出来ました。結局二日間で大月地区の山女魚三尾と、二日目の朝鶴川合流の吐出し口で釣った厳つい顔の尺虹鱒が収穫のすべてでありました。


祝 渓春

2008-03-02 14:55:20 | 釣り
 全国の渓流釣り好きの皆さん、お待ちかねの解禁日到来です。
今年の解禁はどこでどう過ごされましたか?土曜日でもあったので、いつもとは違ったそれぞれの渓魚との出会いをされたことでしょう。
 さてわたくしと隊長は、今年もまたのんびりと解禁日の朝を迎えました。いつもお世話になっている時計屋のご主人と奥様から桂川漁協の年券と熱いお茶を頂き、駒橋で竿を振り始めたのは第一陣の皆さんがあきらめた頃です。隊長がウグたんを釣ったきりアタリもありませんので、早々と焚き火をしてお昼寝してしまいました。あとで地元のご老人に聞いたところでは、川での焚き火は禁止されたのだとか。なんとも味気のないアウトドアになってしまいそうです。
 午後からは、鶴川合流の吐出し口に行きましたが、シャベルカーが川底を掘っていて竿を出せるところは吐出しのプールだけでした。二尾大物が掛かりましたが、去年からの使い古しの仕掛けだったためか08の糸を切って逃げていきました。
 夕方秋山温泉に浸かって、隊長とお互いの根性のなさを嘆きましたが、こんな解禁日もまた乙なもの。