今度の夏ドラマもあまり期待できそうもないと思いながら、取り敢えず4作を観てみた
「18/40」
作品の質がどうだと言うより、深田恭子が変だ
そもそもあの辿々しい台詞回しが気持ち悪くて役者としての評価は全くしていないけど、最近のメンタル崩壊の報道のせいかより一層アンドロイド化が進んでいる印象を受ける
相方が笑顔に定評がある福原遥なため比較対象が顕著で、危ういハラハラ感を抱えながら観なければならないのだろうか。顔立ちもスタイルも40歳を感じさせない美しさなのに。残念
18歳でシングルマザーになる福原遥の負けない人生の切り開き方をドラマの主軸に置き、舵を切り替えれば最後まで楽しめるかもしれない
「真夏のシンデレラ」
今更なんで往年のトレンディードラマを再現するのか?なんてことは言うつもりはない。わたくし達には懐かしくとも今の20代には新鮮かも知れないし、時代がどれほど移ろってもボーイミーツガールの鉄則は破られることはないはず
それにしたって、湘南江の島の海で10名近い男女が絡みあうのは観てる方が疲れちゃう。物語の作り方が丁寧なら引き摺り込まれるのだろうけど(去年の傑作silentがそうだった)、このドラマは脚本も演出も稚拙で森七菜の頑張りでどうにか持っているようなところがある
「初恋、ざらり」
久し振りにテレ東深夜ドラマを観ている
題材の選び方が深夜ドラマならではだし、他の民放テレビでは実現できそうもない。昨今、障害者と健常者の恋愛もバリアフリー化しようとの流れが強く、LGBT始め多様性の波に乗ったドラマが多く作られている
大きな枠ではこのドラマも同じかもしれないが、自閉気味な軽度の知的障害者を主人公にしているところに勇気を感じる。車椅子や杖をついていれば傍目にも障害は理解できるし、障害というのとは違うかもだけどマタニティマークやヘルプマークも世の中に浸透してきているのに、軽度の知的障害ってタブー視された最後の偏見なのかも
原作も評価されているらしいので、しっかりリサーチがされた骨格なんだろうと思う。脚本も演出も大仰に感動植えつけます的な装飾がなされていないのも好ましい
序盤三作を観て先ず思うのは、主役の小野花梨と風間俊介がすこぶる良い
小野花梨は今までも個性的な脇役をかなり強烈に演じていたから、ドラマや映画通の中では既に名女優だったりする。深夜ドラマとはいえ堂々の主役、その力量を遺憾無く発揮する時がきた
風間俊介も地味で気弱なキャラをフルに当て込んでおり代替えの効かない役作りだ
小さな波風は立っても、世間の片隅でしっかり手を取り合いながらニコニコ笑う二人になって欲しいと切に願う
「ハヤブサ消防団」
池井戸潤の原作は先日読んでいる。そもそも世間が有り難がるほど池井戸作品が面白いと思ったことないし、TBS日曜夜に放送される熱苦しい一連のドラマは苦手
過疎の山村に消防団は必要不可欠だと思うけど、老人のサロンのようになっているだろうし、他所者が馴染むには結構ハードル高いだろうと推測される。わたくしも定年後生まれ故郷に帰ったとしても、すんなり消防団には入れそうもない
ロケ地がネギで有名な下仁田なので観続けようとは思う
「らんまん」
想い人と夫婦なって、より一層植物バカの生活が加速される
役者達が適度に肩の力抜いた感じで楽しみながら演じているようだ。これから要潤の大学教授との接点が変わっていくのだろうけど、浜辺美波との夫婦生活もバランス良く観せて欲しいものだ
毎朝の愛の花に癒されている
『初恋、ざらり』と『らんまん』は
見てます。
テレビ東京の深夜番組は結構好きです😊