映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

大雨の中、お魚釣り

2009-04-29 11:02:54 | 釣り
 藤の花が艶っぽく咲き誇る四月下旬、久振りのお魚釣りは大雨で寒い一日でした。
徐々に濁りが入り始めた川に踊る魚体は、岩魚・山女魚・虹鱒と様々でした。

桂川沿いも大らかさがなくなってきたなと感じるのは、駐車スペースが段々削られていく事です。
城山温泉(閉館して久しいですが)脇の城南橋の袂にあった空きスペースに立て看板がありました。自治会名で駐車禁止とのこと。マナーの悪い釣り人がいる事は確かです。50~60年配の団体で来る小父さん達は始末が悪い。俄かルアーマンの若い男の子もダメな人が多い。でも、ちゃんとお魚釣りしている人が大半です。その人たちはゴミなど捨てないし、お魚は持ち帰らないし、何だかんだ言って地元にお金を落として行きます。良いお客さんになる筈なんですけどね。漁協に駐車スペースの確保と、マナーの啓蒙強化を提案しようと思います。


「おっぱいバレー」の失敗

2009-04-19 18:14:20 | 新作映画
 最近の邦画における伝統的成功例は、周防監督が編み出した巻き込まれ型青春情熱作風だと密かに思っています。「シコふんじゃった」では、単位のためにフンドシ姿になった主人公が何時しか相撲の奥深さに魅入られていったり、「シャルウィダンス?」の中年サラリーマンは、乗り継ぎ駅からふと見上げたダンス教室の美女目当てで入門した社交ダンスの虜になります。同門の矢口監督「スウィングガール」では、夏休みの補修授業をサボりたいがためにビッグバンドジャズに巻き込まれてゆきます。どれもこれも言わずもがな傑作です。
 日本人のメンタリティに合っているのだと思います。アメリカ人なら、自分の夢に突き進んで勝ち取るストーリーじゃなければいけないのでしょうが、我々農耕民族は辺りを気遣いながら生きているうちに、自己主張より協調とか妥協を優先するようになりました。それでもそこに何らかの楽しみや遣り甲斐を感じ、真摯に情熱を傾ける姿に共感できるのだと思います。

 さて、「おっぱいバレー」の事です。ストーリーは正しくこの成功方程式が当てはまるだろうに、何故失敗してしまったのか!
①岡田脚本の破綻。子供たちの視線なのか、美香子先生から見た子供たちなのかはっきりしてません。何故あんな事(内容に触れますので)で教職を追われるのか、あまり後味よろしくありません。せっかく小倉のお話なのに方言も使わず小倉キャラもまったく現れませんでした。もったいない。②やはり海猿程度の演出力。何しろリズムが悪い。イライラしてきます。時代背景にこだわり過ぎです。わたくしも70年代に中学生をしてましたが、あんなに昭和30年ポクありませんでした。変に車とか街に溢れるポスターとかにそれらしさを出そうとしてますが、かえってクドク不自然です。演出力でその時代の雰囲気を出さねば何にもならんのです。こんな中途半端なら現代劇にすべきです。③うるさ過ぎる歌謡曲。2~3曲なら良いんです。懐かしいですし。でもあんなに垂れ流されると、有り難味がありません。TVドラマだって今時あんな事やら無いんじゃないですか?

 綾瀬はるかのような先生がわたくしの中学教師であったなら、あのふくよかな胸に飛び込みたいと思った事でしょう。子供たちも一生懸命演じていましたのに、この手の題材を上手に生かせなかったスタッフは、罪な事だよ先生♪


桜咲く

2009-04-05 11:03:19 | 釣り
 この週末は山梨も桜が満開です。

桂川下流の四方津周辺で竿を出してまいりました。数は少ないのですが、七寸位の幅広な山女魚が楽しませてくれました。鳥沢の辺りも同じで、針掛かりするのは淵の尻が多いようです。早く瀬で遣り取り出来る暖かさになって欲しいものです。