今年もキネ旬選者はいくつかのマニアックな選出をして如何にも評論家めいた雰囲気を醸し出していますが、そんなに良い映画だったならなぜもっと公開時に宣伝しなかったのかと思うのです。それが貴方達の仕事でしょうが
と、いつも思うのです
わたくしもそれなりにアンテナ張っているつもりですが、3位夜明けまでバス停で4位こちらあみ子9位千夜、一夜のランクインは予想できませんでした。当然観ていません
1位ケイコ目を澄ませて2位ある男の順位が選者読書とも一緒であるのは結構珍しいかもしれないです。選者票の同点が多くて、6位に3本並びました。ハケンアニメとPLAN75は納得です。9位も同点でさがすが入ってます
以上5本を鑑賞し、観て良かった映画として脳みそに刻まれているので文句はございません。勝率5割
やっぱり思うことは、選者より読者の選出の方が的を射ているのだと言うことです
8位のシン・ウルトラマンは賛同できませんが、上記以外の中で3位窓辺にて4位流浪の月7位愛なのにはわたくしも応援したい作品なので共感できます
結局読者選出のうち8位まで観ていました。30本しか観ていないのに結構な高確率でした
今回一番の驚きは、トップガン マーヴェリックの順位です。まさか選者が2位に選出するなんて思いもしませんでした。三十数年前には想像もできないことです
外国映画は殆ど観ないのですが、選者選出でも三作読者では五作も観ています。これも最近にしてはすごく珍しいことで驚きました
嬉しかったのは、岸井ゆきのちゃんが主演女優賞を獲得できたことです。それも次点の倍賞千恵子に三倍もの票差でした。寸評に彼女の努力が報われる評価をしてほしいと書きましたが、想像以上の評価で報われました。良かった
ヨコハマのお父さん
今年も娘に会いに行こうと、先行抽選のべ15公演申し込んだのですが
あえなく全て落選です
秋冬とかにも大きな会場でやってくれませんでしょうか?
そんなに長くは生きられないので、是非あいみょん
お父さんのお願い聞き入れてほしいのだよ
「ラ・ブーム」を観たのは40年くらい前でしょうか
当時付き合い始めたOLの女の子と最初のデートだったように記憶しています
朧げ過ぎてその記憶に自信はありませんが・・・
映画は詰まらなかったけど、フランスでも美少女として大人気だったソフィー・マルソーは可愛いかった
そんな事も語り合った。かな?これまたあやふやで美化された思い出は燻んだセピア色になってしまいました
あのソフィー・マルソーなんですね
わたくしにもあの美少女にも等しく時間は流れたんですかね?
ソフィーが歳相応の美しさで嬉しくなりました
父親の尊厳死を妹と看取っていく話なんです。年老いて一層我儘になった父へ注ぐ感情は娘としての慈愛に満ちてはいるけれど、日本人のそれとは違ってベタベタしておりません。だからかも知れませんがお隣さんのお話のようで、結構覚めた目で見ることができました
やっぱりフランス人とは根本的な死生観は共有できませんね
わたくしはもとより、日本人があんな風に肉親が死を選ぶことを許容できるとは思えません。元気なうちからよく話し合っていて、絶望的な状態に置かれてたり痛みや精神的苦痛を抱えているならまだしも、この映画のお父さんのように比較的軽度な脳卒中の後遺症程度なら絶対見送りることなんかできないでしょう
まあ、何が良いのかどちらが正解なのかは分かりませんが、死を選択した本人の意思を尊重し最善(すべてうまくいきますよう)を尽くす姿勢は欧米人の美点なのかも知れません
肉親をそんな事で失いたくないと考えるわたくし達は、単なる自己満足や責任逃れなのかもですね
そんな事も考えさせられちゃう作品です
そんな割り切った(日本人からしたらですが)ヨーロッパであっても、法律とか手続きとかは厄介な訳で、その辺りは同じ法治国家に住む身として同情するしかありませんでした
もう一点すんなりとこの作品に寄り添えたのは宗教色が前面に出なかった事でしょうか。お父さんはユダヤ教徒のようですから娘たちも信心しているかもしれないけど、宗教を前提にしたタブーの話にはなりませんでした
違う観点で違和感を感じたのは、お父さんは奥さんがいる(そりゃ娘が二人いるので当たり前ですが)のにゲイとして堂々と生きていたこと。その事を娘二人は、お父さんの恋人に対しての嫌悪感はあるにせよ、お父さん自体には抱いていないことに驚きです
最後になりますが、シャーロット・ランプリングもご健在なんですね
懐かしいです
純粋なフランス映画観たの、何年振りかしら?