






サーカスには子供として1回、親として1回行っています。
旅をしてきて奇妙な芸を見せてくれるのだから、どことなく神秘的な集団です。
サーカス物では、学生のころ読んだ高橋葉介のマンガ『クレージーピエロ』が印象に残っています。
暴れ回るだけ暴れ回る正義の使者クレージーピエロ。
悪を斬殺せど、民衆を救えないダークヒーロー。
力の正義は破壊を生み出すという恐ろしい話です。
お題「好きな水木しげるの作品は?」
素直に「ゲゲゲの鬼太郎」と答えればいいのでしょうが、素直じゃないので「てぐさ」と答えよう。
「てぐさ」とは、「手草」のことです。
子供の頃、父が借りてきてくれた漫画の中に出てきた草です。
漫画の筋書きやタイトルは忘れたのですが、検索などしているとおそらくは「河童の三平」の中にでてくるキャラクターというか雑草のようです。
この草だけが印象に残っているのです。
何の意味もなく、背景に生えている雑草なのです。
外見は、ススキのような形と大きさで、穂の部分が人間の手の形をしているのです。
それが群生して風に揺れている光景が、漫画の内容より印象に残っています。
いろいろ検索して調べてみましたが詳細は分かりませんでした。
子供心に、プロの漫画家の作り上げる世界観の特異性に驚き浸ったのでした。
TUTAYAの100円コーナーで買った石黒正数の「木曜日のフルット(1)」を読んでいたら、この手のコミックスによく挟まっている広告のしおりが出てきまりた。
シワ一つ無い広告は真新しく、この本を買った人は、開くことなくTUTAYYAに売ったのだろうかという疑念がおこりました。
発行日や広告の内容を見ると去年の5月ごろのものなので、かなり新しいでしょう。
きれいな本なので、100円コーナーに移る前に何ヶ月か高い方の棚に置かれていたのです。
この本を売った人は、新しい本を買って、開かずにすぐにTUTAYAに売ったのでしょうか。
もしかして、万引きして、その本をTUTAYAに持っていったとか、以前、ニュースで耳にしたことがあります。
そうでないことを祈ります。