原作が村上龍の「走れ!タカハシ」
オリックス時代のイチローと、それを取り巻く何の取り柄もないイチローと呼ばれる3人の男が主人公。
この3人のイチローは、情けない男たちで、ダラダラと焦点が定まらないままストーリーは展開する。最期まで爽快な気分になれずモヤッとしたまま終わる。
イチローと呼ばれるという偶然の面白さがちょっとあるかもしれないが、それだけで、1本の映画を作ろうとしても、あまり面白いものが出来なかったという駄作。
まあ、オリックスのイチローは、姿を見ているだけで格好いいので、オリのイチローが画面に出るだけで、楽しくなるだけだった。