こんにちは。
中東情勢が緊迫しています。
リビア情勢もニュースが多いのですが
「リビア最高指導者のカダフィ大佐」
という肩書きが気になりませんか
最高指導者なのに
「カダフィ大佐は、なぜ大佐?」
この疑問を考えるところから
就活生ならば軍隊と会社という
組織の研究をしてみよう。
◆大将よりも大佐が偉い国
※※※
たとえばヨーロッパでは軍人に中将や大将の位をふんだんにくれてやっていたが、アメリカはそういうことがなかった。
古い話だが、ペリーが日本にきたときは東洋艦隊の司令官という資格であったが、それでも階級は大佐でしかない。
大佐が、実役者の最高官といってもよかった。
※※※
司馬遼太郎「坂の上の雲~ニ~」文春文庫から
この司馬遼太郎さんのフレーズを借ります。
「大佐は『実役者の最高官』といってもよい」
階級というものは国によって、組織によって
それぞれ固有の仕組みが存在する。
実際に調べてみない限り、本当の序列はわからないものだ。
◆エントリーシートで表現するオリジナルな発想力
インターネットで
『カダフィ大佐は、なぜ大佐?』と検索したら
いろんな『答え』が出てきます。
実際はカダフィの愛称(ニックネーム)が
「大佐」だから自然にそうなったとする説が
多いようです。
しかしそれを調べてブログに書いただけなら
だれでも同じことが書ける。
実際に自分で調べたことから
つぎに何かを考えて、できるだけ
オリジナルな見かたや発想を身につけてみよう。
大佐の階級話から進めます。
◆An Anatomy of the Classes(階級を解剖する)
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雇い主である企業は、ウィリアム・H・ホワイト・ジュニアの言葉を借りれば、彼らの「軍隊」に相当する。IBMやデュポンは、二流大学からこのための要員を採用し、彼らは会社の一員でなければ無きに等しい存在だ、と教えこむ。
職を失うのを怖がるあまり、彼らは受け身になり、自分たちが無限に大きくなっていく組織の、単なる部品でしかないと気づくに従い、人間性を失っていく。
「訓練さえすれば、社員は交換可能になる」
かってIBMの重役がこう言ったそうだ。
※※※
ポール・ファッセル/板坂元 訳
「階級(クラス)」光文社知恵の森文庫 1997年から
組織社会という意味で
会社もひとつの軍隊にみえる部分があります。
就職人気企業や大企業を目指す場合には
「軍隊に入隊するのだ」という意識もしておこう。
体力がなければ無理なのか?ということではないよ。
軍隊ならば「入隊基準が、はっきりある」ということです。
◆入隊基準の基礎体力をつけていこう。
会社という軍隊に入隊するための
基礎体力をつけていこう。
基礎体力というのは毎日のトレーニングなのだから。
できるだけ「就活のテクニック」だけに溺れずに
何が起こっても慌てずに、冷静に判断処理できる
心の余裕をつけていこう。
その時に役立つのが、案外就活には役立たないように見える
いろいろな体験や知識という「教養のセーフティネット」だと思うよ。
ではまた