元気だったパンプが死んだ。享年95歳。平成23年4月14日午前4時59分没。
泣いて泣いて
母の葬儀を済ませてきた。
95歳だったけれど。それで十分だと思わなかった
僕は、泣いた。まだできることがあったと。
みんなでいるときは、ヘラヘラと笑っていたけれど 一人になると涙がでた。
風が吹いては泣き、近所のスーパーへ行っては泣き
空を見ては泣き、自転車に乗っては泣いた。
眼鏡をかけて泣いた。
町行く人が見たら可笑しかっただろう それでもかまうものかと泣いた。
泣きながら歩いた。
夜、寝ては泣き、朝起きては泣いた。
ボケていてもう話もできなかったけれど 悲しかった。
もっと生きていて欲しかった。
95歳まで生きてくれたと思いなおして みんなに元気を出そうと言いながら
一人になるとやっぱり泣いた。
葬儀は、家族葬で執り行った。ごく親しかった人だけに参列を願った。僕は、とても疲れていた。