高校の同級生から「ライブするから 聞きに来てくれ」と連絡もらっていた。20人も入ったら満員になるライブハウスでやるとのこと。バンドメンバー全員同級生だからおんちゃんバンド、おばちゃんバンドを超えてナント還暦バンド。何曲か続けて歌うと「しんどい 腰痛い」と言って座り込む。朝日の当たる家とかキミは雨を見たかとか昔の曲が耳に心地よいんだけど俺たちの時代は主張が強いと言うのか6人のバンドでボーカルが4人という歌いたがり。上手いかというと下手。それでも自己陶酔して奏でる。なんというか「老醜」という表現がいいんじゃないかなと思いながら見ていた。それでも優しい時代の俺たちだから和気藹々と野次もとばさずビール飲んで軽口たたいて健康を確かめ合う。突然、ステージから「誰か歌って」と声がかかる。横にいた同級生が立ち上がり出て行く。そして思いっきり調子はずれで歌う。ヤンヤの喝采を浴びる。その様子が面白かったので素早くスケッチした。
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ライティングも無茶苦茶なのがよくわかる。まぁ、還暦バンドだものこんなもんだろう。俺は、上質なものしかもう見たくないんだけどまた連絡くるだろうな。「お前ら下手や。もっと練習せぇ!ジジイ」
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ライティングも無茶苦茶なのがよくわかる。まぁ、還暦バンドだものこんなもんだろう。俺は、上質なものしかもう見たくないんだけどまた連絡くるだろうな。「お前ら下手や。もっと練習せぇ!ジジイ」