フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

さすらいのクッカー

2011-08-23 08:37:31 | Weblog
どこでもクッキングを基本としているのでいつでも大まかな用意はしている。今日は、山道を走っていたら雨が降ってきたので屋根がついていたテーブルとベンチに荷物を降ろした。


今日は、久しぶりに「出前一丁」だ。


ベンチに坐って山の雨を眺めるのもいい。ラーメンを食いながらも日本人を実感。


雨とバーナーの火を見ながら宮本武蔵が吉岡との試合後戻ってきた時に吉野太夫が牡丹の枝を燃やして労ったという小説の一シーンを思い出していた。


牡丹の枝は、燃やすと七色の火がでてその香りはえもいわれぬとか。ある英文学者が、英文学の何処を探してもこんなもてなしはない。日本独特のものだろうと言っていたのが印象にのこっている。雨のためかセミの声も少ない。
 「つくつくぼうし 鳴くや つくつくぼうし」
漂白の心は、雨でつないでいかれるのかもしれない・
コメント
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