花の下にて

弘前城の櫻が見事でした。とユミちゃんの天国からのハガキに写真とともにその一文があったから写真を見ながら絵を描いてみた・

花の下にて微笑むユミちゃんです。手術後に友達との旅行かな。人は旅するんだよね。満たされない何かがある時や密かに想い出を溜め込みたい時に。日本の美しい風景と友達との談笑を持って行きたかったんだろうか。若いときには外国にも度々出かけていたんだけど最後は日本になるのかな。弘前は去年の春じゃなかったかな。そのあと京都に家族と行って夏には俺たちと立山。そのあとまた京都だったっけ。梶ヶ森が先かな。そして最後が飛騨高山白川郷だった。これは友達とだったと思う。高山から帰ったときに大きなお土産もらったな。体調を崩したとかで会えなかったけどその時は死ぬなんて思ってもいなかったよオレは。「調子よくなったらまた山に行こうぜ」くらいで過ごしていた。彼女んちは「神道」だったから49日ではなく55日かな。このハガキによってまたみんなが思い出してくれてユミちゃんも喜んでいるだろう。花の下で微笑んでいる姿が『やったね』と言ってるようだ。