フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

梅干完成

2015-08-16 07:08:48 | Weblog
立秋の日に天日干しして3日。そのうち1日は夜通し。そして完成。世界でたった一つの無添加無農薬無消毒で塩分10%と控えめの梅干ができました。10日の日だったかなまだお日さまの温もりがある出来立ての梅干をご飯にのっけていただきました。

「うめー」の一言です。そのあとでした。ムーミン谷から死んだケイコフの亭主のシンゴン(つまり義理の兄です)が医大に入院したのは。子供たちが仕事で面倒見切れないというのでわたくしが代りに見ています。75歳になるのかな。以前は100キロくらいあった体重が76キロになってました。田舎でずっと施設に入ってますから。施設といっても老人施設ですけど家では面倒見切れないタイプのヤツですから施設のほうが本人もいいのです。そいつが手術にと医大に来た。ムーミンのように愛嬌がある男で憎めないタイプです。が野人です。「ハイ、お箸使おう」と看護士さんに何度も食事中に注意を受けます。魚もレンコンも手づかみで食ってますから。どんなに眠っていても茶碗の音で飛び起きます。食わなきゃ死ぬが座右の銘のごときです。胃癌で胃が三分の一しかありません。前立腺がんで女性ホルモンを入れているのでお肌つやつや。天然のボケで少し認知症との診断。しかし生命力旺盛。すぐナースコールを押す悪い癖。いままで「痛い」と言う言葉を聞いたことがない無痛症。それでも施設のおかげで自分のことが前よりできるようになっていた。歩かなかったヤツが歩けるように。起き上がらなかったヤツが自分で起き上がる。なんでも食事の後施設では入れ歯をとられるとのこと。間食ができないから痩せた。痩せたら歩けるようになった。歩けだしたらボケもストップした。と思った矢先に白内障で手術だって。手術は10分で終わると聞いていたけど糖尿病で血管ボロボロだったためレンズが底に落ちたとのことで2時間半かかった大手術となった。大手術だから入院が伸びてしまっただから面倒見る日が伸びてしまった。まったく世話のやけるヤツ。それでも術後「目が痛い」というから無痛症じゃなかったとわかって安心。ころがってるムーミン。可愛げがあるヤツは得だなと思う。コイツこれだけで人生渡ってきたのかな。
コメント
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