フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

ボルトは負けない

2015-08-24 06:52:32 | Weblog
好調ガトリンに対しボルトは調子があまりよくなさそうに見えた。予選、準決勝と快調に飛ばすガトリン。いまひとつ精彩に欠けるボルト。はたしてボルトは負けるのか。とヒヤヒヤドキドキで世界陸上北京大会2015を見ていた。中国のソヘイテンがこの決勝にいるのがアジア人として誇らしい。日本人がいたらと思うけどソヘイテンは前の大会で日本の誰だったっけ桐生かな10秒を切るとか切らないとかヨイショの日本のマスコミがワーワーと無責任放送を続けている中スルスルとアジアで初めて10秒を切ったんだ。アジアで10秒を切るのは日本人だと決め付けていた日本のマスコミはアッポロケ。大したニュースにもしなかった。それでボクはソヘイテンのファンになった。彼が決勝に残ったのはすばらしい
日本の選手も目標にしてもらいたい。いきなりボルトでは無理だろうから。それだけ世界の男子100mの水準は高い。それにしてもガトリンって陽気だね。ここへ来る前に鏡の前で勝利者インタビューの笑顔の練習をしてきたって言ってた。あの顔が真剣。いつになくボルトは好スタート飛び出すガトリン。両方とも精一杯。傍を走るゲイとパウエルが置いていかれる。0.01秒差でボルトが勝った。ボルト9"79ガトリン9"80ブロメル、ドグラスが9"92ロジャース9"94ゲイ、パウエル、ビコ10"00ソヘイテン10"06これがどんな試合だったか分かるだろう。10秒という時間に9人が一塊で100mを移動といえばいいのかな。誰かが一人抜け出るのではなくだからそのプレッシャーというかストレスは凄まじいだろうなと想像する。ボクにはボルトが武蔵のように見えた。「ボルトは勝つ」というより「ボルトは負けない」という風格を身に纏ったような感じがした。
コメント
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