みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

吉野家にて

2006年02月01日 | 雑記
やれやれ。今日(というか、日付が回ったので昨日)も、どうにも仕事が片付かず、気付いたら9時を回っている。しかも夜御飯がない日なのだ。
名古屋は夜が早く、夜も9時を過ぎると、開いてるのは居酒屋ぐらい。酒を飲まない定食派の身には、つらい街。疲れていると新規開拓する気力もなく、まぁしょうがない。吉野家か・・・。

案の定、夜の吉野家は、悲しいものがある。早くて安くて美味いのだけど、目の前で若い男が、すごい形相でがっつく様子や、浮浪者風の身なりのおじさんが、目に入ると、やっぱり意気消沈・・・。

でもでも、最後、お勘定の時、店員さんが、ニコっと、とてもいい笑顔を浮かべてくれて・・・。

ドキッとした。

吉野家って、だいたい無愛想が通り相場なので、心の準備もできていなかった。「ごちそうさま」の一言を言う時、果たして自分は咄嗟に笑顔を浮かべることができただろうか?イタリア式に「いい笑顔をありがとう!」ぐらいの一言がすぐに返せるような、心の余裕が欲しいと思う。まだまだ修練が足りん。

独り身が長いと、こういう笑顔って、ほんとうにありがたい。残業の疲れも吹き飛んで、たった数秒の出来事だったけど、しばらく暖かい気持ちでいられるような気がする。

客層を考えると、吉野家のアルバイトって、気が滅入りがちだと思うんだけど、自然に笑顔ができるということ、若いのに大したものだ。

ことわざの

 温かい言葉で冬じゅう温かい 

ではないが、

 温かい笑顔で冬じゅう温かい

だなと思う。でも、そんなことを感じるぐらい、歳をとってしまったということか・・・。
コメント (4)
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