みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

大アルペジオ山脈♪

2006年02月19日 | ピアノ
なにげにトリノオリンピックを見ていたら、スキーの滑降であった。
学生時代、貧乏旅行の折り、スイスアルプスでスキーを楽しんだことを思い出した。富士山よりも高い標高3900mの展望台から麓のツェルマットまで、標高差2000mのロングコース。アルプスの国境を越えてイタリアにも降りられる。雪質も素晴らしい。なにより人が少なく、空いている朝などは、スイスアルプスの雄峰に囲まれた見渡す限り雪の斜面を、一人占めで滑り降りるのだ。

どうして、こんな思い出し話をするかというと、あいもかわらず練習を続けているショパンのスケルツォ2番と、この風景が繋がっているから。曲の中間部で壮麗な大アルペジオが出てくるのだけど、個人的に、この部分♪(←練習中につき、危険)を「大アルペジオ山脈」と呼んでいるんです。ここを弾いてると、スイスアルプスの大パノラマと、ゲレンデを滑り降りる感覚が蘇ってくるんですね。真っ青な空のもと、銀の斜面を、一気に滑り降りる。まさに爽快。ヤッホー!(のような雑念の元、練習しているので一向に上手くなりませぬ・・・)

これを読まれてるピアノ好きの皆様、スケルツォ2番のここは、「大アルペジオ山脈」という通称で呼ぶのを広めて頂ければ、そらみみ喜びまする。


ゴルナーグラード展望台にて、スイスアルプス・ヴァリス山塊の連なり
右より、マッターホルン、ダン・ブランシェ、オーバー・ガーベルホルン、チナールロートホルン、ヴァイスホルン のはず。ホルン=角です。山好きとしては、うっとり見惚れる気高き峰々。品位、気品、風格、申し分なく、まさに王者の連なり。ダン・ブランシェはお菓子の名前としても良いなぁと思う。と思ったら、カーネーションなどの花の名前になってました。ブランシェ(=白?)は何語なんだろう・・・。


山あり谷ありの、大アルペジオ山脈!
コメント (10)
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