みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ホルガー伝説~受け継がれること~勇ましいこと

2006年02月18日 | 雑記
受け継がれることが好きなのだ。

ときどき、何気ない台詞、一言に、ドキッとする。
NHKの雪の女王は先週終わってしまったのだけど、このアニメに登場する狼ホルガーの名前の出自が明かされるところで、ドキッとした。

たびたび主人公の危機を救う勇ましい狼ホルガー。彼の名は、北欧の伝説に登場するホルガーという勇者から取られていたんですね。狼のホルガーはまさしく勇者ホルガーの魂を受け継ぐ勇ましい狼で、あぁ、こうして「勇ましさ」が受け継がれてゆくんだなぁと思った。

形有る人の命は、せいぜいもっても百年たらず。だけど、「勇ましさ」や「労わりの気持ち」とかそういう好ましい感情は、実体はないのだけど、遠い過去から、生命(いのち)から生命(いのち)へと連綿と受け継がれてる。リレーされてる。とても尊くて、一言では言い表せない素敵なことだなぁと感じる。そういう価値ある感情が宿る命の灯を絶やしてはいけないのだなぁ。

もっと言えば、そういう感情は宇宙に満ちていて、宿るべき生命の中に入り込んでくるのかも?宗教家はそれを「神」と呼ぶのかもしれない。ここまで来ると、無信仰の自分が語るべき内容ではないか・・・。

勇者ホルガーは、ブログによれば「地面の下で大地を支える巨人、しかし大災害や戦災の折りには地表に出現して、無辜の民を救うと言われている北欧に伝わる伝説の勇者」なんだそうです。でも、ひょっとするとこれは番組の脚色かもしれないので、やはり原作を読んでみないと・・・。

(発展編)
・ギリシャ神話のアトラス神?との繋がりは?
・「勇ましい」という感情の起源は?いったい、いつ生まれたんだろう?
・個人的には、北風をものともせずに突っ切って、歩いてゆくと、勇ましき気が、湧いてくるけど、春近づきて、勇者の季節の名残を惜しまん・・・。
・自分の勇まし系でお気に入りの曲は、クオレ「ノルマンディー」なのだけど、勇ましさを呼び起こすピアノの曲は?

そんなことがとりとめもなく頭に浮かぶ。


中路融人「耀」(37回、日展にて)
(耀・・・ヨウ、まぶしいほどきらきら光っている。光り輝くようにすばらしい。華々しい。)
コメント (2)
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