みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

河井次郎~仕事の後から追って来る美

2006年02月05日 | 絵・写真・美術館
最近、アート系の番組を良く見るようになった。
昨日の「美の巨人たち」は土と炎の詩人と呼ばれた陶芸家、河井寛次郎(かわい・かんじろう)。

その道を極めた芸術家の一言には、よくハッとさせられる。若くして陶芸の頂点を極めて寛次郎は、ある時、作風をガラりと変えたのだそうだが、その河井寛次郎の印象的な一言は

 美を追はない仕事
 仕事の後から追って来る美


深いと思った。

表面的な美を求めてるうちは、まだまだ。真実な仕事を成せば、その後に美は自ずとついてくる。それこそが健全な美。「温室のバラではなく、野の花のように自然で、無心で、朗らかな造詣」か・・・。ピアノでもなんでも、表面的な美を求めてるうちは、まだまだ序の口のかもしれない。

あと、番組で出てきた

 手考足思(しゅこうそくし)

「手で考え、足で思う」これは、なんだか、ピアノにも言えるような・・・。このぐらいに練習しておかないと、人前演奏で緊張すると、手も足も出なくなる・・・。(手考足思の深い意味までは調べてないので、意味を間違って解釈してるな、きっと。)

河井寛次郎記念館は、ちょっと行ってみたいと思った。


(ここ尾張の国も今朝は雪化粧でした。)
コメント (2)
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