みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

李陵~ベートーヴェン

2007年08月10日 | 
中島敦の李陵(りりょう)を読んだら、ベートーヴェンが弾きたくなった。

紀元前の中国、漢の時代を舞台にした歴史物。過酷な運命に立ち向かう将軍李陵、司馬遷(史記の著者)らに感服。強い信念、意思、葛藤など、男性的な美質がぎっしり。漢語調の歯切れよい文体も、けっこう好き。(難解な言葉、雰囲気で解釈してしまってるけど…)

ピアノも柔らかい系統が好きで、花の写真も楽しかったりで、とかく軟弱になりがちな自分に喝が入る思い。読了後、早速ヤマハに走り、楽譜を買い求めたのだった。(春秋社のベートーヴェン集2←中期の有名どころのソナタ(月光、熱情、テンペスト、ワルトシュタイン)が入っている。)ベートーヴェンというのは、画期的な心境の変化だぞ。

でも、ただ単に、流されやすいだけのような・・・。
月光や熱情の3楽章、果たして、いつの日か弾けるんだろうか???
コメント
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