ランチ時に、たまにコミックを読むのだけど、8/20のビッグコミック・オリジナルの「岳」で、印象的な台詞があった。
「岳」は山岳救助に携わる主人公「島崎三歩」を中心とした人間ドラマ。一歩間違うと死が待っている厳しい山の世界で、ひたむきに救助にあたる主人公の姿が胸を打つ。お気に入りの漫画。
いいなと思った場面はこんなふう。台詞は定かではないのだけど…。
富士山の九合目まで登ったけれど、ばててしまった、ある登山者が弱音を吐く。
「もう登るのはあきらめようかな・・・。富士山は下から眺めるだけで、十分美しいから。」
それに対して、主人公の三歩が
「それなら、登ったほうがいい。頂上まで登った山の景色はもっと美しくなるから。」
うん。そうだよなと深く頷く。自分の経験からいって、本当にそうなのだ。
自分の足跡がついた山は、不思議と遠くからでも見分けがつくし、山を見ていると、しんどかった体験やら、山頂からの素晴らしい眺めの記憶やら、いろんな思い出がないまぜになって、なんともいえない、感動が湧き上がってくるんだなぁ。
古典的な命題「なぜ、山に登るのか?」の問いに対して、単純に「景色が美しくなるから」というのは、背伸びでもなくて、哲学的でもなくて、とても本質的で的を得た回答だ。人生、美しいものが多いほうが楽しい。
それで、このブログの読者の方には御察しのとおり、同じことがピアノにも当てはまる。自分はピアノを弾く割には、耳が悪くて、弾いたことのな曲だと、ピアニストの違いは、ほとんど分からない。でも、自分が練習した曲だと、ピアニストによる表現の違いがよくわかって、聴くのが、とても興味深くて面白い。感動も深くなる。
趣味でピアノを練習する目的の何分の一かは、違いが分かる耳が欲しくて、多くの感動が欲しいからなんだろうなと思う。
ジャンダルムのてっぺんにおじさんがいます!ここから落ちたら、命はありませんね。
先頭の写真、富士山、分かりますか?
そうだ。岳、単行本で揃えようっと。
「岳」は山岳救助に携わる主人公「島崎三歩」を中心とした人間ドラマ。一歩間違うと死が待っている厳しい山の世界で、ひたむきに救助にあたる主人公の姿が胸を打つ。お気に入りの漫画。
いいなと思った場面はこんなふう。台詞は定かではないのだけど…。
富士山の九合目まで登ったけれど、ばててしまった、ある登山者が弱音を吐く。
「もう登るのはあきらめようかな・・・。富士山は下から眺めるだけで、十分美しいから。」
それに対して、主人公の三歩が
「それなら、登ったほうがいい。頂上まで登った山の景色はもっと美しくなるから。」
うん。そうだよなと深く頷く。自分の経験からいって、本当にそうなのだ。
自分の足跡がついた山は、不思議と遠くからでも見分けがつくし、山を見ていると、しんどかった体験やら、山頂からの素晴らしい眺めの記憶やら、いろんな思い出がないまぜになって、なんともいえない、感動が湧き上がってくるんだなぁ。
古典的な命題「なぜ、山に登るのか?」の問いに対して、単純に「景色が美しくなるから」というのは、背伸びでもなくて、哲学的でもなくて、とても本質的で的を得た回答だ。人生、美しいものが多いほうが楽しい。
それで、このブログの読者の方には御察しのとおり、同じことがピアノにも当てはまる。自分はピアノを弾く割には、耳が悪くて、弾いたことのな曲だと、ピアニストの違いは、ほとんど分からない。でも、自分が練習した曲だと、ピアニストによる表現の違いがよくわかって、聴くのが、とても興味深くて面白い。感動も深くなる。
趣味でピアノを練習する目的の何分の一かは、違いが分かる耳が欲しくて、多くの感動が欲しいからなんだろうなと思う。
ジャンダルムのてっぺんにおじさんがいます!ここから落ちたら、命はありませんね。
先頭の写真、富士山、分かりますか?
そうだ。岳、単行本で揃えようっと。
岳 4 (4) (ビッグコミックス)石塚 真一小学館このアイテムの詳細を見る |