みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

二十四の瞳

2015年10月10日 | 
このところ、四国を訪ねたり、地中海に縁があるようなので、読んだ。
大石先生は、魅力的ですね。
生き生きとしてて、素敵なおなご先生でした。

悲惨な時代を描いた話だけれども、行間からは、おおらかで、温かいものが感じられる。
恐らくは、作者、壺井栄の人柄なんだろうな・・・。

可笑しみと、悲しみと、温かさが、入り混じって、さすがは、名作。
永く、読み継がれていってほしい本ですね。

印象に残ったのは、教育の恐ろしさ。
時代の風もあると思うが、教育一つで、お国のために戦死するのは当たり前のことになってしまうこと・・・。
(70年前までは、ISと同じだったか・・・。)
そして、改めて、言論の自由の大切さ。
少し前、安全保障法案が物議を醸していたけれど、それが報道されているうちは、まだ健全なんだと思う。

角川文庫のものは、装丁の質感に温かみがありますね。
加えて、良心的な価格設定!
おいらも、そのうち、おなご先生ん家へ、行ってみるべ。



二十四の瞳 角川文庫
クリエーター情報なし
KADOKAWA / 角川書店
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