tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

「一堆新雪暁寒加 」勝山藩主「化堂」候遺筆。

2015年02月12日 | 季節の便り(北陸、福井)

今朝は雪でなく、気温が高いのか雨降りの当地です。。

時間が出来たので、

座敷の「床の間の設え(お軸)」変えてみました。

 

今の時期にピッたし「一堆新雪暁寒加」のかけ軸。

(一かたまりの新雪、暁に寒さ加う)七言絶句

 

独特の筆運びはなかなかの迫力、一見竹筆で書かれたような。

「化堂」は、勝山旧藩主八代小笠原長守候の号・直筆。

 

ご先祖からの伝わっている「お軸」のひとつ。

大切にしている一軸です。

 

小笠原家は、1691(元禄4年)年7月22775石の領地で

幕府の命により、美濃高洲から勝山へ移封、

藩士168家・卒、足軽88家、256家が

殿さまともに高洲から勝山に。

藩士のかたわれであった、我が家のご先祖も。

 

漢詩なのに横書きとは・・・、ですが、読み方を書いたため失礼します。

一堆新雪暁寒加 (一かたまりの新雪、暁に寒さ加う)

何料早逢春物嘉 (何料らん、春の様子に早く逢う喜び)

若無酬謝驚人句 (こんな喜びに価値が無ければ、人はお驚くでしょう)

奈此天魁数点花  (すべての場所に、あまたの雪のような花を点ぜん)

  峰恵サさんにお礼として、早春に、絶句(四行詩)を添えんとす。

 

コメント
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